播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

山道具

Jetboil初の直結型汎用ストーブ:MightyMo(マイティーモ)

購入の経緯 アウトドア関連メーカーが新製品を発表するアメリカ最大規模の見本市「Outdoor Retailer 2016 Summer」が2016年の8月にユタ州で開催されました。 いくら山道具が好きだからと言ってアメリカにまで行けませんから、Youtubeで各メーカーの新製品を…

米軍の装備品規格「MOLLE/PALS」について

私が山歩きで使用しているバックパックの中には、軍用の製品がいくつかあります。 ▲私が使っている軍用バックパックの一つ、アークテリクス社製のCharlie(チャーリー) なぜそんな物を使っているのかというと、軍用モデルはほとんど全ての製品が、ホースを…

カップヌードル リフィル シリーズ

インスタントラーメンが好きで山でもよく食べているのですが、今回は私が知る限り、最もコンパクトに携帯できるインスタントラーメンを紹介します。 それはカップヌードル リフィル シリーズ。 このシリーズには、チキンラーメン、カップヌードルカレー、カ…

折り紙みたいな食器:Fozzilsソロパック

私の山歩きの楽しみの一つに、食事があります。ほぼ全てインスタント食品ですが、大展望を眺めながら食べると何でも美味しい。 食事をするときの食器は、カップ麺ならカップのまま、袋麺の場合はクッカーから直接食べることが多く、しかも大抵はラーメンなら…

平らに収納できて便利な「ヘキサゴン・ウッド・ストーブ」

東京出張に行ったときに、下北沢のアウトドアショップに寄り道。 そこにこのヘキサゴン・ウッド・ストーブのチタン製とステンレス製のものが両方置いてあり、重さを比べることが出来ました。 もちろん、チタン製の方が明らかに軽かったのですが、財布の中身…

米軍用の水筒

2020/8/1追記 民生品のキャンティーンカップとストーブを以下のリンク先で紹介しています。米軍官給品のカップやストーブに不満のある方は、こちらをご覧ください。 dfm92431.hatenablog.jp 追記ここまで 昔は米軍の水筒やそのアクセサリー類が簡単に、しか…

布団乾燥機でハイドレーションシステムを乾かす

2021年1月2日追記 この記事の掲載時点では布団乾燥機を利用していましたが、今は布団乾燥機よりもずっと手軽な乾燥方法を使用しています。 追記ここまで 今回紹介するのは、山道具と呼ぶにはかなり無理がありますが、布団乾燥機です。 重要な山道具である登…

イトメンの「チャンポンめん」

インスタントラーメンが好きで、職場での昼食だけでなく山歩きでもよく食べています。 特に気に入っているのは、地元のイトメン株式会社が昔から販売している「チャンポンめん」。 山歩きでもよく食べているので、山道具として紹介します。 ▲イトメンのチャ…

MSRウィスパーライト・ユニバーサルの反転消火

以前、MSR社で液体燃料もガス缶も使えるガソリンストーブ「Whisperlite Universal(ウィスパーライト・ユニバーサル:以下カタカナ表記)」を紹介しました。 その際はガソリンストーブとしてではなく、ガスストーブの機能を主に紹介しましたが、今回はガソリ…

機能編:腕時計サイズで地形図を表示出来るGPS:GARMIN epix

重要 今回の記事で取り上げているepixは英語版の製品で、収録されている地形図データは株式会社ベルクのものです。 日本語版製品であるepix Jとは地図の見え方やメニューの表記等が異なる可能性があります。 「外観編」に続き、「機能編」と題してepixの使い…

外観編:腕時計サイズで地形図を表示出来るGPS:GARMIN epix

重要 今回の記事で取り上げているepixは英語版の製品で、収録されている地形図データは株式会社ベルクのものです。 日本語版製品であるepix Jとは地図の見え方やメニューの表記等が異なる可能性があります。 購入の経緯 山歩きを始めた10年以上前は、地形図…

アルミとチタンのクッカーで熱の伝わり方を比べてみました

山歩き用のクッカー(鍋)には、アルミ製のものとチタン製のものがあります。 オートキャンプ用の製品なら、さらに鋳鉄製のダッチオーブンなんかもありますが、山歩きであんなもの持って行けませんし、山用のステンレスクッカーもありますが少数派なので、こ…

安価で軽量な折りたたみ椅子:PATATTO mini(パタット ミニ)

購入の経緯 以前、山で使える椅子「Helinox グラウンドチェア」を紹介しましたが、あれはバックパック内にある程度の空間がないと山へ持って行けません。 いつも大きめのバックパックを使っているわけではありませんから、20リットル程度のデイパックでも気…

MSRスノーシューのストラップ交換

先日、スノーシュー(MSRのDenali Evo Ascent)のストラップが山中でバキバキに割れるという事態に遭遇。 前日にチェックしたときは、「なんか硬いな」という印象はあったものの、靴を固定するだけの弾力は十分にあり、グイグイと引っ張ってもちぎれそうな雰…

固形燃料より便利なパック燃料

私の場合、山遊びを満喫するためにパノラマ撮影機材や双眼鏡、折りたたみテーブルや椅子など、普通のハイカーなら持っていかないような道具類をわんさか持っていくので、何とか荷物をコンパクトにしないとバックパックに収まらなくなってしまいます。 大きな…

山歩きで便利なおやつ:スポーツようかんプラス

山歩きの最中には、コストコで購入したTrail Mix(行動食)や、コンビニ等で売られているアルミパックに入ったゼリー状食品を食べているのですが、最近のお気に入りを紹介します。 それは、羊羹。 ▲スポーツようかんプラス(5本入りの箱) 製品名: スポーツ…

片手で使えるマルチツール:Leatherman OHT

一般的には十徳ナイフなどと呼ばれる多機能ナイフ(マルチツール)は、山歩きでは「重い」と嫌われることが多いように思います。 しかし、熱湯の中に沈んだレトルトパックを引き揚げたり、固形燃料で温めた缶詰を持ち上げたり、火花が出なくなった電子着火装…

MSRのロングセラー:PocketRocket (ポケットロケット)

2020年4月5日追記 最近、この記事へのアクセスが増えています。おそらく、MSRのポケットロケット2の正規販売が始まったからだと思いますが、この記事で紹介しているポケットロケットは、「2」ではなく初代です。お間違えのないようにお願い致します。 ポケッ…

袋麺を割らずにゆでられる:山クッカー 角型

山で時々インスタントラーメンを食べるのですが、一人用のクッカー(鍋)の場合は、麺を割らないと鍋に入れられません。 大した手間ではないのですが、「麺全体を均一にゆでられない(麺を割って入れるような小さなクッカーの場合は、麺全体をまんべんなく湯…

Primusの高効率ストーブ:ETA LITE+

山でカップ麺を食べたりスパゲティをゆでる時には、Jetboil Sol Ti(https://dfm92431.hatenablog.jp/entry/2011/08/16/165503)を使っています(以下「ジェットボイル」。当記事内で「ジェットボイル」と表記しているものは、全てこの「Jetboil Sol Ti」を…

ガレージブランドのアルコールストーブ:SoLite Stove

私の山での楽しみは、景色を見ながら食事を摂ることです。 その食事も、必ず何かひと品は温かい物がないと物足りないため、山歩きには必ずガスストーブかアルコールストーブ、あるいは固形燃料ストーブを持っていきます。 アルコールストーブはすでに「AL…

100円ショップのメスティン用ケース

トランギアのメスティンと言えば、山で1合程度のご飯を炊くための理想的な飯ごうで、アウトドア好きの方なら一つは持っていると言っても過言ではないかも知れません。 そんなメスティンですが、これを収納するための良いケースというのがなかなか見つかりま…

山へ持って行ける椅子:Helinox Ground Chair

私の場合、山歩きの楽しみは景色を見ながらの食事。 しかし、岩の上に座るのは夏場は冷たくて気持ちよいのですが、冬は辛いしそもそも痛い。砂や土の上に直接座ると、服が汚れます。 というわけで、今まではクッションを敷いてその上に座り、食事を摂ってい…

携帯性に優れた着火剤:ステリコットα(消毒綿)

有名なアウトドア用固形燃料「エスビット」は火付きが悪く、ファイヤースターターのような火花だけしか出ないような道具では点火出来ません。 ライターやマッチを使えば済む話ですが、最悪の場合に備えて火花だけでも点火出来る方法を用意しておくのが安心。…

エスビット ポケットストーブ専用ケース

山歩きではエスビットポケットストーブを時々使っていますが、あれは金属製で角張っているため、むき出しでポケットやバックパックに入れておくと、生地や周囲の荷物を傷めてしまいます。 今まではペーパータオルにくるんで適当な袋に入れて使っていましたが…

クッカー(コッヘル)の火傷防止加工

山用のクッカー(コッヘル)でラーメンを作ったりした後、さて食べようと思って金属棒を曲げただけの取っ手を持つと、火傷をすることがあります。 早くお湯を沸かしたいと思ってストーブの火力を上げ、炎がクッカー底面からはみ出して、取っ手まで加熱してし…

連結してもバラでも使えるスプーンとフォーク:GoBites Duo

山で食事をするときの道具としては、私の場合は一方の端がスプーン、反対側の端がフォークになったスポークがメインになっています。 しかし、料理が出来ない私が山で食べるものは、袋から直接食べるアルファ米やフリーズドライ食品が多く、スポークでは長さ…

ちょっと変わったコンパス:Silva Expedition 54

山歩きでミラー付きのコンパスを使っていますが、精度はよいものの、使う度にミラーのある蓋を開け閉めする必要があり、それが手間だと感じるようになってきました。 そんなとき、プレート型なのに高精度で方位を測れるコンパスに出会ったので、買ってみるこ…

パノラマ撮影雲台メーカーが作った三脚:Bushman Eben

このブログで時々掲載している全周パノラマですが、特に山の上等で撮影しているものは、小型軽量のパノラマ撮影用雲台「Bushman Gobi(ブッシュマン・ゴビ)」を使用しています。 その際、三脚はVelbon製のものを使っていましたが、Velbonの三脚のネジは1/4…

タッチセンサーでオン/オフできる小型ライト:INOVA Microlight STS

仕事などで床下や棚の裏など、暗い場所を見ることが時々あるので、常に小型のライトを持ち歩いています。 個人的にはPhoton Microlight(フォトン・マイクロライト)(今回紹介する製品もMicrolightなので、混乱を防ぐために以後は単に「Photon」と表記しま…