有名なアウトドア用固形燃料「エスビット」は火付きが悪く、ファイヤースターターのような火花だけしか出ないような道具では点火出来ません。
ライターやマッチを使えば済む話ですが、最悪の場合に備えて火花だけでも点火出来る方法を用意しておくのが安心。
そこで、ワセリンをしみこませたコットン球(これは火花で点火可能)を着火剤とし、これに点火してからエスビット固形燃料に押し当て、火を付けていました。
しかし、ワセリンをしみこませたコットン球よりも携帯性に優れた使いやすい着火剤を知り、しかもそれが家に大量にあったため、今はそれを使っています。
製品名: ステリコットα(アルファ)
メーカー: 川本産業株式会社(日本)
サイズ: 4cm×4cm(カタログ値)
素材: 医療脱脂綿
成分: 日本薬局方エタノール・・・84.2ml、日本薬局方イソプロパノール・・・3.7ml、日本薬局方精製水・・・適量(100ml中)
定価: 2,592円(200枚入り)、864円(60枚入り)
メーカー: 川本産業株式会社(日本)
サイズ: 4cm×4cm(カタログ値)
素材: 医療脱脂綿
成分: 日本薬局方エタノール・・・84.2ml、日本薬局方イソプロパノール・・・3.7ml、日本薬局方精製水・・・適量(100ml中)
定価: 2,592円(200枚入り)、864円(60枚入り)
その着火剤とは、上の写真の通り医療用の消毒綿です。
注:もともと家にあったので今回の記事ではステリコットαを使っていますが、次に紹介するブログではもっと安価な消毒綿が使用されています。
安くてもエタノールが使われている消毒綿なら同じような性能だと思いますので、百円ショップや薬局で適当なものを探してみて下さい。
安くてもエタノールが使われている消毒綿なら同じような性能だと思いますので、百円ショップや薬局で適当なものを探してみて下さい。
以下のブログに紹介されていました。
医療用アルコール綿を着火材として考えてみる
http://liberalart20.blog.fc2.com/blog-date-201110.html
http://liberalart20.blog.fc2.com/blog-date-201110.html
簡単ソロストーブ一発着火!
http://ameblo.jp/takumishouten/entry-11920702762.html
http://ameblo.jp/takumishouten/entry-11920702762.html
というわけで、さっそくエスビットの点火に使ってみました。
ステリコットの個包装には4cm×4cmと書かれていますが、実際は8cm×4cmのものが二つ折りになっているので、それを広げて使います。
エスビットポケットストーブにアルミホイルを敷き、その上にステリコットを置いてからエスビット固形燃料を載せて、ステリコットの端にファイヤースターターで点火。
ステリコットを直接ストーブに敷くと、燃焼後にステリコットの燃えかすがストーブにこびりついてしまったので、それ以後アルミホイルを敷くようにしています。
一発で点火出来ないことも多いですが、数回火花を飛ばせば火はつきます。
端に点火するとあっという間にステリコットは燃え上がり、火付きの悪いエスビットにもしっかり着火できました。
アルミホイルを敷いているので、使用後にステリコットの灰をアルミホイルに包み、薄いパケット状にして処理できるのも便利。
エスビットの点火方法については色々とネットで検索したのですが、やはり火付きが悪いためにライターやマッチを使っている人が多いようです。
が、中には私のように火花だけで着火したい人も、少数派ですが存在しています。
そういった方々のブログやWebサイトを見ると、解決方法が2つありました。
一つは、エスビットをナイフなどで削ってエスビットの粉末を作り、固形燃料本体の上に乗せるというもの。
削られて粉末状になった固形燃料は火花で簡単に火が付きます。
ただ、屋外では風防を使わないと難しそうです。
削られて粉末状になった固形燃料は火花で簡単に火が付きます。
ただ、屋外では風防を使わないと難しそうです。
この方法を説明した動画はこちら。全編英語ですが、作業内容は映像だけで十分に理解できます。
動画の中で固形燃料の上に紙片を載せていますが、これはファイアースターターの火花を受け止めるための「壁」。
つまり、本来なら削り取った粉末の上を通過して飛んでいってしまう火花も集めて着火に使うという工夫です。
つまり、本来なら削り取った粉末の上を通過して飛んでいってしまう火花も集めて着火に使うという工夫です。
▲実際の説明は1:03あたりから始まります
二つ目は、ワセリンをしみこませたガーゼでエスビット固形燃料を包むという方法。
ワセリンを染みこませたコットン球は、点火後にエスビット固形燃料に押し当てる必要があり、うっかり落とすと火が付いたコットン球が転がっていくという危険な状態にもなってしまいます。
それに対し、固形燃料をガーゼで包むという方法だと、予めコットンで燃料を包み、さらにそれをアルミホイルで包んでおけば、現地ではアルミホイルを広げるだけで使えて、コットン球のように転がる危険もありません。
使うときはアルミホイルを広げ、アルミホイルが下敷きになるように燃料を置いてから、ファイヤースターターの火花を浴びせるだけ。
この二つ目の方法について、Youtubeで見つけた動画を載せておきます。全編英語ですが、英語が分からなくても使い方は映像だけで十分に理解できます。
▲4:45あたりでナイロン袋に入っているのが、ガーゼに包んだ固形燃料