播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

加西・鶉野飛行場展(於アスティアかさい)

兵庫県加西市には、今も第2次大戦中に使われていた滑走路、鶉野(うずらの)飛行場や地下壕が残されています(詳細は文末のリンク先参照)。
 
そのため、加西市では毎年この時期になると鶉野飛行場に関する展示が行われます。
以前は役所で展示をしていたと思いますが、今年の会場は北条鉄道の北条町駅前にあるショッピングセンター「アスティアかさい」です。
 
イベント名称: 加西・鶉野飛行場展
開催場所: アスティアかさい 3階 廊下と「ねひめホール」(兵庫県加西市北条町北条28-1)
開催期間: 2015年8月9日(日)~8月16日(日)
入場料: 無料
 
アスティア加西の駐車場に車を止め、エスカレーターで3階へ。
 
エスカレーターを降りたところにある廊下のショーウィンドウには、海軍パイロットの実物の飛行服や被服、軍隊手帳や遺髪を納める封筒等の小物類、実際に整備士が戦闘機の整備に使用していた工具箱と工具、紫電の機体を構成するパネルや車輪、防弾ガラスなどが展示されています。
 
これらは、鶉野飛行場資料館に展示されているもの(かつては地下壕内で展示されていた物もある)です。
 
 
▲展示されている飛行服(海軍パイロット用冬服)
 
 
▲展示されている制服
 
 
▲50kg爆弾、紫電のパネル、工具、機銃のレプリカ等
 
 
▲当時実際に使われていた工具
 
廊下沿いの展示を見た後は、ねひめホールへ。
ねひめホール内には、パーティションで囲まれた展示場が設置されています。
 
 
▲ねひめホール内の展示場の様子(全体の撮影は可能。パネル内容が読める撮影は禁止)
 
こちらの展示場は、パネルがメインの展示内容で、それらの撮影は禁止されています。
 
戦闘機や練習機の模型が中央に飾られ、それを囲むように特攻隊の歴史や鶉野基地に関わるエピソードが詳しく書かれたパネルや特攻隊員達の遺書が展示されています。
 
明日8月16日(日)は、午後1時半から講演もあるようです。
 特別記念講演会 「神風特別攻撃隊・白鷺隊の軌跡」 -若き隊員たちと加西のひとびと-
 講師 上谷昭夫(鶉野平和祈念の碑苑保存会)
 
開催期間は残りわずかですが、興味のある方は是非どうぞ。
 
加西へ行かれる場合は、あわせて鶉野飛行場跡地も是非ご覧下さい。
 
兵庫県加西市の鶉野飛行場跡地 (当ブログの過去記事)
 
加西市内を走る北条鉄道の駅には、開業当時の姿を留める木造駅舎もあります。
そういったものに興味のある方は、そちらもどうぞ。
 
北条鉄道の木造駅舎見物(長駅、播磨下里駅、法華口駅)(当ブログの過去記事)