播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

鳥取県の智頭町にある「みたき園」

本日は、親戚と昼食を食べに遠出をしてきました。
行き先は、鳥取県の智頭町にある山菜料理のお店「みたき園」。


▲みたき園の入口全景

店名: 山菜料理 みたき園
住所: 鳥取県八頭郡智頭町芦津707 (←住所をクリックすると、Googleマップでみたき園の位置が表示されます)
営業時間: 8:00~17:00(食事は11:00~)
定休日: 不定休
備考: 完全予約制

姫路市夢前町にある夢前スマートインターから中国自動車道に乗る予定で、その少し南にあるローソンで親戚と待ち合わせていたのですが、スマートインターはETC搭載車専用で、ETCのない我が家の車は夢前スマートインターから中国道に乗れないことが判明(「スマートインターという名前から、事前に気づけよ」と言われそうですが、気づいてませんでした)。

09:50頃
仕方が無いので山崎インターを目指し、夢前スマートインター近くのローソンを親戚の車を追いかける形で出発。
県道23号線で安富町を目指し、安富町からは国道29号線を西進して中国自動車道の山崎インターへ向かいました。

山崎インターから中国道に乗り、佐用ジャンクションで鳥取自動車道へ。
佐用ジャンクションの少し先にある佐用本線料金所で¥660を支払います。
この先の鳥取自動車道は、無料区間。

鳥取自動車道を北上し、智頭南インターで鳥取道を下りました。

そこから国道373号線を3kmほど北進し、郷原(ごうばら)交差点を右折して県道6号線へ入ります。

郷原交差点から6kmほど走ると芦津簡易郵便局が見えますが、その郵便局のある三差路を右折し、あとは2kmほど走ると目的地である「みたき園」にたどり着きます。

11:10
みたき園に到着。
未舗装ですが広い駐車場があります。


▲みたき園の駐車場

まず驚くのは、駐車場を鶏がウロウロしていること。

それもそのはずで、駐車場のはずれにウサギと鶏が一緒に暮らしている小屋があり、そのドアが開け放たれていたのです。

鶏はコッコッコケーと鳴きながら駐車場をウロウロするだけでなく、一部はみたき園の中にまで散歩に出かけていましたが、従業員さんが気に留めることもなく仕事をされていたので、これが当たり前の光景のようです。


▲ウサギ/鶏小屋

その小屋の前の看板も面白い。


▲駐車場にある看板(「新鮮な空気 ひと呼吸一円いただきます。但し本日のお客さまに限り無料とします。」と書かれている)

では、みたき園の中へ入ってみましょう。
事前にネットで調べて知ってはいましたが、やっぱり実物は違います。

入口の雰囲気からして素晴らしい。


▲みたき園の入口

入口を入った後もすごい空間が広がっているのですが、百聞は一見にしかず。
RicohのTHETA Sで全天球パノラマを撮影したので、ご覧下さい。

みたき園(入口~「御用承り処」の間)で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2017年7月29日)


古民家風の建物を見ながら庭園風の空間を抜けると、「御用承り処」と書かれた建物があります。


▲御用承り処の様子

そこで受付を済ませ、従業員の方に席へ案内してもらうのですが、いろんなタイプの席があるらしく、どこへ案内されるのかワクワクします。

今回私達が案内して頂いたのは、庭園の周囲にある古民家風の建物ではなく、川沿いの開放的な座敷。


▲従業員さんの先導で川沿いを進んだ


▲本日割り当てられた座敷

みたき園(川沿いの座敷)で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2017年7月29日)


涼しい風が吹き抜ける上に川の水音が聞こえるので、エアコンのない開放的な座敷でもまったく暑くありません。
むしろ涼しい(腕からはずしてしばらく放置した腕時計の温度センサーでセ氏27度を表示)。

この気持ちいい座敷で頂いたのは、下の画像の食事。
一つ一つの量は少ないのですが、種類が多いのでお腹はパンパン(帰りの運転は身内に任せてビールを飲んだのもお腹が膨らんだ原因かな)。


▲本日のメニュー

串に差して焼かれたヤマメには味噌が塗られていて、それが恐ろしいほど美味。
山菜はエグ味も何もなくて美味しいし、木の葉の天ぷらと、ジビエ料理として出されたイノシシ肉の燻製と焼いたキジ肉もビールのアテに良い感じです。

ビールに続いて日本酒をお願いし、ニジマスの洗いをアテに美味しく頂きました。


▲日本酒は竹筒で出てきた

従業員さんから遠い場所にいる私達が、どうやって従業員さんを呼べば良いのか、その方法もしゃれています。
それは、拍子木。

川沿いの座敷には、「御用かちかち」と書かれた拍子木が置かれているのです。


▲御用かちかち

食事を存分に楽しんだ後は、みたき園の中を散策。
私達がいた座敷のすぐ近くには、「天空の滝」と名付けられた滝までありました。


▲みたき園内にある「天空の滝」

14:00過ぎ
みたき園を出発。

帰りは時間的な制約が無い(往路は予約した時間までにお店に着く必要があった)ので、「道の駅ひらふく」と、三日月町の「味わいの里三日月」に寄り道をして姫路へ戻りました。

鳥取自動車道の無料区間を南下し、「佐用平福」出口で鳥取道を下りて国道373号線を南下。

15:00前
道の駅ひらふくに到着。
道の駅ひらふくの温度計によると、気温はセ氏35度。


▲道の駅ひらふくの温度表示

さっきまでいた「みたき園」は27度で風も涼しかったのに、ここは灼熱地獄です。
冷房が効いた休憩室で冷たいソフトクリームを食べ、トイレを済ませて出発。

国道179号線を走って三日月町へ向かい、「味わいの里三日月」で買い物。

自宅に着いたのは17:00前でした。

みたき園に行かれる方に、いくつか注意点をお知らせします。

・食べログによると、完全予約制です。
・山の中、自然の中なので、虫がいます。
・みたき園内はバリアフリーになっていません。
・どの客席も、靴を脱いで上がります。
・お手洗いは、園内に1箇所しかありません。座席によっては、トイレまでが遠い場合があります。