仕事に行くときは水筒でお茶を持っていくことにしており、今までナルゲンの樹脂製ボトル(保冷/保温性なし)やスタンレーの保冷/保温水筒を使っていました。
しかし、現在使っているアメリカブランドの水筒が個人的に今までで最高だと思っているので、それを紹介します。
概要
今回紹介するREVOMAX(レボマックス)は、蓋をねじることなく一瞬で開閉できる保冷/保温水筒です。
仕様
今回紹介するREVOMAXは、パッキンの形状から2023年3月以降に製造されたモデルだと思われます*1。
▲REVOMAX 20oz (592ml)
製品名: REVOMAX 20oz (592ml)
メーカー: Revomax(アメリカ)
本体サイズ: 直径 75mm × 高さ 270mm、口径 44mm(カタログ値)
容量: 20オンス(592ml)
カラーバリエーション: 13色*2
重量: 349g(カタログ値)
材質: 内びん・胴部/ステンレス鋼、キャップ/ポリプロピレン、パッキン/シリコン
生産国: 中国
国内定価: ¥5,500(税込)
輸入代理店: CORED株式会社(東京都)
購入価格: 不明
購入先: 不明
備考: この記事で使用しているREVOMAX 20ozの色は、オニキスブラックです。
いつもなら購入時のパッケージを写しますが、今回はブログネタにするつもりがなかったため、パッケージは廃棄済みで、いつ、どこで、いくらで買ったかの記録もありません*3。
使い方
外観は表面がざらついた*4一般的な水筒ですが、特徴があるのはキャップです。
▲特徴的なのはキャップ(矢印の位置にボタンが合計で3つある)
一般的な水筒はキャップがねじ込み式になっていて、水漏れを防ぐためきつく締める必要があります。
それに対し、REVOMAXでは蓋を開けるときはボタンを押すだけ。
ポンッと音がして、蓋のロックが解除されます。
ボタンは3つあってそれらを同時に押す必要があるため、ボタンがどこかに当たって勝手に開いてしまうということはありません。
▲開けるときは白い3つのボタンを3本の指で同時に押す
▲その後キャップを持ち上げれば蓋は開く
蓋を閉じるときは、キャップを水筒にはめ込み、キャップ上部にある引き金のような部品を引くだけ。
カチッと音が鳴り、キャップを開けるときに押し込んだ3つのボタンが飛び出せばロック完了です。
▲蓋を閉じるときはキャップの上部を持って水筒の口に差し込み…
▲引き金状の部品を引き上げる
引き金状の部品はキャップ底部のパッキンにつながっていて、引き金を引くとシリコンのパッキンが収縮し、横に広がって水筒を密封します。
逆に、ロック解除用の3つのボタンを押すと引き金が下がり、パッキンが縦に伸びて細くなります。
これでパッキンが水筒の口を通り抜けるようになるという仕組み。
▲ロック解除時とロック時のキャップの状態
パッキンがどのように機能しているのか分かるメーカー公式動画があるので、紹介します。
このような仕組みのため、水筒の口まで目いっぱい飲料を入れることはできません。
内側には「MAX」という文字と線が刻まれているので、使うときは中身がそれを越えないようにします。
▲水筒内には中身を入れられる上限(MAX)を示す線が刻まれている
キャップの洗い方
一般的な水筒と異なり、REVOMAXのパッキンは開閉するたびに大きく変形します。
その際の折り目に汚れがたまりやすいですし、パッキンの内側に液体が入りこんだ場合、そのまま使うと不衛生です。
そのためキャップはこまめに洗う必要がありますが、分解は簡単。
ロック解除状態(3つのボタンが引っ込んだ状態)のキャップの上部を一方の手で持ち、もう一方の手でパッキン下端を持って引き抜くと、キャップ本体からパッキン部が抜けます。
▲キャップ本体からパッキン部分を引き抜く
パッキンは引き金状の部品にかぶさっているので、それを取り外せばキャップが分解できたことになります。
▲キャップは3つの部品で構成されている
組み立てるときは、上記の動作を逆に行うだけです。
最後に
水筒のキャップが緩んでお茶が漏れたり、それが怖くてキャップをきつく締め付けすぎてしまう(開けるのが大変)といったトラブルを何度か経験しましたが、REVOMAXではそんな心配は無用。
最初は「ほんとに閉まったのかな?漏れないかな?」と不安になりましたが、何か月も毎日使ってきて何の問題も起こっていません。
保冷性能は抜群で、朝に冷蔵庫から取り出して入れたお茶が、夕方になってもキンキンに冷たいままです*5。
キャップも洗いやすく、予備のパッキンも付属しているので、長く使えそうです。(我が家の予備のパッキンはどこに片付けたかな…)
私のように予備のパッキンが行方不明になっても、輸入代理店からパッキン単品を購入できますので、ご安心を。
長所
- 蓋の開閉が一瞬でできる。
- 水漏れしない。
- 保冷性能が高い(保温目的で作ったことがないので、保温性能は分かりません)。
- 炭酸飲料に対応している(ただし、他社製品のような安全弁が無く、時々キャップを開けて内圧を下げないといけない。)。
- キャップは食洗器に対応している。
短所
- 開閉の際に「カチッ」とか「ポンッ」という音が出る。
- 水筒本体は食洗器に非対応。
- 車のドリンクホルダーには入らない。
- 登山用の保冷/保温水筒に比べると重い(例:サーモスなら500mlサイズで280g)
*1:輸入代理店のWebサイトによると、2023年3月にパッキンの形状が変更されたそうです。
*2:輸入代理店のWebサイトには、次の13色が列挙されています。ジュエリーブルー/ライラックパープル/ファイヤーレッド/ギャラクシーシルバー/ティファニーグリーン/オニキスブラック/マットホワイト/ライトブルー/ピーチピンク/レモンイエロー/オリーブグリーン/サンドベージュ/イェールブルー
*3:いつもは生活必需品を除いて新品の状態で写真を撮影し、購入場所と価格を記録しています。
*4:輸入代理店のWebサイトによると、指紋が付きにくく、濡れた手でも滑りづらいとのことです。
*5:メーカーサイトでは保冷36時間、保温18時間としか書かれていないため、具体的な性能は不明です。