最近は「誰に需要があるんだ?」と思うような記事ばかり載せていたので、今回は普通の方にも役立ちそうな商品を紹介します。
出先でお手洗い(個室)に行ったとき、鞄の置き場に困ることがありませんか?
そもそも荷物を掛けるためのフックが無かったり小さすぎたり、鞄を置ける平らなスペースも無く、しかも床が汚れているというような状況です。
例えば、おしゃれな飲食店や貸会議室、会社の来客用お手洗いといった管理がしっかりしている場所は床が清潔なことが多く、そういった場所では鞄を床に置くこともありますが、出先で出会うのはそんな清潔なお手洗いばかりではありません。
そんなわけで、鞄をどこにでも引っ掛けられるようにするため昔は大きなS字クリップを、その後はアウトドアショップで購入した「ヒーロークリップ」を使っていました。
ヒーロークリップも便利なんですが展開や収納の手間がある上、デザイン的にビジネス用途で使うには不向き(この記事の最後に画像があります)。
そこで購入したのが、今回紹介するKeySmart社製の「BagHang+(バッグ・ハング・プラス)」です。
概要
鞄を机の縁などに引っ掛けるための、折り畳み式フックです。
ビジネスバッグと組み合わせて使っても違和感のない、高級感のある見た目が魅力。
自立しない鞄を使っている場合は、特に便利です。
▲BagHang+を使ってトイレットペーパーホルダーに鞄をかけている様子
BagHang by KeySmart from KeySmart on Vimeo.
仕様
▲BagHang+のパッケージ
製品名: BagHang+(バッグ・ハング・プラス)
メーカー: KeySmart(アメリカ)
寸法: 8.3 x 3.2 x 1.5 cm(カタログ値)
材質: ステンレス
重量: 約66g(実測値)
アメリカでの定価: $14.99 USD
購入価格: ¥1,999(税込)
購入先: amazon.co.jp
外観
表面がつや消し処理されたステンレス製で、ちょっと長めのUSBメモリという感じの大きさです。
メーカーのロゴも控えめで、ぱっと見では何なのかさっぱりわかりません。
▲表面
▲裏面
使い方
裏側にある板状の部品を起こし、内側から短めのフックを引き出して使用します。
部品をロックする仕組みはありませんが、付属のリングで鞄の外側に吊るしておけば、勝手に展開されるようなことはありません。
▲展開した状態を真横から見た様子
長い板状の部品は内側に黒い滑り止め素材が張られており、短い方のフックは中がくり抜かれた形状になっています。
▲展開した部品の外観(黒い部分が滑り止め*1)
この状態で長い板状の部品を机の縁などに乗せると、短い方がフックになって鞄を引っ掛けられるという仕組みです。
机のような平らな面でなくても、丸い手すりにもしっかり引っかかります。
それは、長い板状部品の内側に貼られた黒い滑り止め素材のおかげ。
▲お手洗い内の手すりに引っ掛けている様子(こんな場所でもずり落ちない)
ただ、机の天板が極端に分厚い場合は使えませんし、鞄の持ち手を引っ掛けるフック部分は角ばっていて滑り止めの模様が刻まれているため、持ち手の素材によっては(例えば持ち手が革製の場合は)、持ち手にフックや滑り止めの跡が付く可能性がある点は要注意です。
便利なのは、鞄を引っ掛けるフックとしてだけでなく、スマートフォン用のスタンドとしても使えること。
▲スマホスタンドにもなる
冒頭で紹介したヒーロークリップと比較してみました。
ヒーロークリップは、展開と収納が面倒で、使い勝手は良くありません。
▲ヒーロークリップ(左)との比較(収納時)
▲ヒーロークリップ(左)との比較(展開時)
最後に
鞄の外側にぶら下げてもいいですし、サイズが小さいから男性ならポケットに入れて携帯することもできます。
大事なのは、BagHang+をすぐに取り出せるようにしておくこと。
鞄に入れてしまうと、使いたいときにさっと取り出せなくて不便です。
▲鞄の肩ひもの付け根にある輪っかにBagHang+を取り付けた様子
▲BagHang+のリングはこのように開閉する
ビジネスシーンでも、男性でも女性でも違和感なく携帯できるデザインだと思います。
鞄に取り付けると、歩いているときにカチャカチャと金属音が出ることがあるのと、耐荷重が明記されていないのが欠点かな。
Amazonで検索すると、同じ形をした別ブランドの製品がいろいろと出てくるのでご注意を。
*1:撮影時は未使用新品のため、滑り止めに保護用フィルムが貼られたままの状態になっています。