播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。原則として更新は週に1回です。広告は表示しません!

日清焼そばU.F.O.をフライパンで調理してみる

2023年3月27日、日清から「本当に焼いたらうまかった 日清焼そばU.F.O. 2食パック(希望小売価格:税別¥315)が発売になりました。

名前の通り、フライパンで焼いて調理するタイプのインスタント焼きそばで、即席めんとソースだけが入っています。

それなら「普通のカップ入りU.F.O.を炒めて食べても美味しいはず」と思い、実験してみることにしました。


▲フライパンで調理した「日清焼そばU.F.O.」

なぜカップ焼きそばを炒める?

カップ焼きそばをフライパンで炒めて作るなんて、カップ焼きそばの手軽さを台無しにしてるだけだと思う方も多いでしょう。

しかし、私の趣味である山歩きの時にカップ焼きそばを食べたいときには、メリットがあるのです。

それは、「湯切りが不要」ということ。

山歩きでは、湯切りで捨てるお湯の処分に困ります。
油や塩分を含むお湯を山の中に捨てるのはマナー違反です(環境に良くないです)から、お湯は持って帰らないといけません。

そのために、高吸水性樹脂を使ってお湯を固めたり、廃棄するペットボトルにお湯を入れて持ち帰る方法を使っていましたが、フライパン調理なら湯切りが不要です。

また、カップ焼きそばのU.F.O.なら、今回新発売になった「本当に焼いたらうまかった 日清焼そばU.F.O. 」には無い「具材」と「ふりかけ」も入っています
いろいろと用意しなくても、カップ入りU.F.O.を一つ持っていくだけで良いというのもアウトドアでは便利。

従来から売られている日清の袋麺「日清焼そば」を食べたことがある方ならご存じだと思いますが、即席麺でも炒めたらモチモチした生めんっぽい食感になって美味しいですし、ソースが焦げるとますます美味しくなりますから、普通に湯切りをして作るU.F.O.に比べて、フライパン調理のU.F.O.はもっと美味しくなるはず。

これらの理由で、今回発売された袋麺ではなく、カップ入りU.F.O.のフライパン調理を試そうと思ったわけです。

カップの「日清焼そばU.F.O.」をフライパン調理する手順

必要な水の量

湯切りをせずに調理するためには、最小限のお湯を使わないといけません。

「本当に焼いたらうまかった 日清焼そばU.F.O.」は1食あたり麺が80gで、キャベツなどの具材を入れて調理する場合に必要なお湯の量は230mlとされています。

カップの「日清焼そばU.F.O.」は1個当たり100gの麺が入っていますから、比例式で計算すると100gの麺に必要なお湯の量は287.5mlになります。

なお、パッケージの作り方によると、キャベツなどの具材を入れず麺だけを調理する場合の水の量は290mlと書かれており、290mlを基準に計算すると、麺100gに対して水が約360ml必要ということになります。

実際に山の上で食べる前に、職場で部長に「しみけんさんにとっては、職場も遊び場だね」と冷ややかな言葉をかけられ、同僚に「カップ焼きそばを炒める意味って?」などいろいろ言われながら、昼休みに360mlの水で実験的に調理してみたところ、水気を飛ばすのにずいぶん時間がかかりました

そのため、具材を入れる場合の水の量である麺80gに水230mlという分量を基準に計算しました。

最適な水の量については、各自で研究してみてください。

用意するもの(食材)

  • 日清焼そばU.F.O.×1個
  • 水:約290ml


▲用意した食材

用意するもの(機材)

  • ガスストーブなどの熱源
  • フライパン(焼きそばと水が入るサイズ)


▲用意した機材(熱源はガス化したストームクッカーS)

調理手順

  1. フライパンにおよそ290mlの水を入れ、沸騰させます。

    ▲フライパンでお湯を沸かしている様子

  2. 沸騰したら「日清焼そばU.F.O.」の麺と具材をお湯に入れ、30秒ほど経ったら麺をひっくり返し、お湯を吸わせながらほぐします。

    ▲お湯を吸わせながら麺をほぐしている様子

  3. 水気がなくなったらU.F.O.に付属の液体ソースをフライパンに回し入れ、香ばしいソースの香りが漂うまで炒めます。

    ▲ソースを入れて炒めた様子

  4. 好みに応じた焼き加減で火を止め、付属のふりかけをかければ完成です。

    ▲添付の「ふりかけ」をかければ完成

個人的な感想

麺は予想通りモチモチですし、焦がしたソースが香ばしく、カップの「日清焼そばU.F.O.」を普通の手順で作った時とは全く別物と言える仕上がりです。

小さいながらも、最初から入っている具材がいい仕事をしていますが、お好みでキャベツや肉を少量追加しても良いかも知れません。

最後に

私だけかも知れませんが、普通に調理したU.F.O.は出来上がり直後のソースの香りで食欲はそそられるのですが、食べ進めるとすぐに飽きてしまい、最後は「やっと食べ終わった…」となってしまいます。

それに対し、フライパンで焼いたU.F.O.は最後まで美味しく食べられました。

最初に書いたメリットから、フライパン調理は山歩きをされる方には強くおすすめしますし、アウトドアに興味がない方でも、時間と心に余裕があるときは、U.F.O.を食べる時に試してみることをお勧めしたいです。

関連情報

冒頭で紹介した「本当に焼いたらうまかった 日清焼そばU.F.O. 2食パック」は、以下のような商品です。


▲「本当に焼いたらうまかった 日清焼そばU.F.O. 2食パック」の外観


▲このような1食分の袋麺が2つ入っている

麺とソースしか入っていないので、別途具材を用意しないといけません。