神戸に出かけた際、ヤマダストアー*1の須磨離宮公園前店に寄ってみました。
買いたい物は他にあったのですが、それを探すために店内をウロウロしていた時にたまたま店内で見つけ、「山歩きで使えそう」と感じて購入したのが今回紹介する「スタッシャー」です。
▲山で食べる食材を入れたスタッシャー
概要
厚手のシリコーンゴムでできた、ジッパー付の袋です。
一言で言うと「超頑丈なジップロック*2」。
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▲メーカー公式動画
仕様
▲スタッシャー スタンドアップ ミディアムのパッケージ
製品名(日本語): スタッシャー スタンドアップ ミディアム
製品名(英語): stasher STAND-UP MID
メーカー: Stasher, Inc.(アメリカ)
サイズ: 縦 18cm × 横 21.6cm × マチ 6.2cm(カタログ値)
容量: 1,656 ml(カタログ値)
重量: 約127g(実測値)、128g(カタログ値)
材質: シリコーンゴム
耐熱温度: 250℃
耐冷温度: -18℃
生産国: 中国
輸入発売元: 株式会社 ボーテ福原
日本での定価: ¥2,530(税込)
アメリカでの定価: $21.99 USD
購入価格: 失念しました
購入先: ヤマダストアー須磨離宮公園前店
外観
正面は半透明、背面は透明なシリコーンゴムでできており、マチがあるため自立します。
▲正面
▲背面
▲底面のマチ
▲側面
開口部は分厚いジッパーになっており、密封が可能。
一般的なジッパーはパチパチと閉じていくイメージですが、スタッシャーはジッパー部分もシリコーン製のためムニムニという感触です。
▲開口部のジッパーは袋部分と同じ素材
スタッシャー スタンドアップ ミディアムは、私が山歩きの際の食事1食分の食材を持っていくのにちょうど良いサイズです。
例えば、袋ラーメンと卵。
卵を保護するためのケースも問題なく入ります。
▲袋ラーメンとケースに入れた卵をスタッシャーに入れた様子
▲素材が柔らかくマチがあるので、卵のケースも問題なく入る
使い方
スタッシャーは本来、調理に使用する袋です。
具体的な使い方は、下のメーカー公式動画をご覧ください。
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▲スタッシャーの使い方を紹介するメーカー公式動画
私の場合は前述の通り山へ食材を持って行くのに使いますが、便利なのは食後です。
従来、開封後の食品の袋や食器を拭いたウェットティッシュなどは普通のジッパー付ナイロン袋に入れて持ち帰っていました。
ところが、ジッパー付ナイロン袋は強度が低く、中に入れた割り箸が袋を突き破って中から汁が漏れ出したり、バックパックの中に匂いが充満するということが度々発生。
このスタッシャーを購入する少し前もゴミ入れにしていたナイロン袋が破れ、バックパック内で他の道具が汚れてしまったので、お店でスタッシャーを見かけたときに「これなら破れる心配はないぞ!」と思って衝動買いしてしまったのです。
分厚い素材でできていてある程度の重さがある点も、山で使うには便利。ちょっとした風では吹き飛ばされません。
一般的なジッパー付ナイロン袋はいとも簡単に飛ばされるので、口を開けた状態でバックパック内に入れておいたり、開口部と反対の端を石やバックパックで押さえつけて食事をしていましたが、スタッシャーならそんなことをしなくても大丈夫です。
▲山での食事後にゴミを入れたスタッシャー
ジッパーの強度は、食材やゴミを入れた状態で使う分には問題ありません。
しかし、中に液体を入れると要注意です。
初めてスタッシャーを洗った時、中を綺麗にするため水を入れてスタッシャーをシャカシャカと振ることにしました。
「ジッパーを上に向けて振ると、もしジッパーが開いたら水をぶちまけることになるから下に向けよう。下向きなら、万一口が開いても流し台に水が流れるだけだ。」と考え、ジッパーを下に向けてスタッシャーを振ってみました。
すると、水の重さでいとも簡単にジッパーは開いてしまいました。
内部をゆすぐために水を入れて強く振ると、台所や自分自身がびしょ濡れになりかねないので、要注意です。
注意事項
- 溶着部が裂けてしまうので、スタッシャーを裏返すことはできません。
- オーブンや電子レンジで使う時は、口を開けた状態にしてください。
- 液体を入れた状態で逆さにしないでください。
- 直火やオーブントースターなどで使用することはできません。
最後に
本来は食材を湯煎したり電子レンジで温めたり、冷蔵・冷凍保存するための容器ですが、私にとっては山歩きの際の「使い捨てないゴミ袋」です。
分厚くて柔らかく、空気を抜いてジッパーを閉じれば嵩張らないので、山歩きに便利。
割り箸や缶詰のフタなどが入っていても、ジッパー付ナイロン袋のように簡単に破れませんから、安心してゴミを持ち帰れます。
袋状で開口部がそれほど広くないため内側は多少洗いにくいですが、山歩き用のゴミ袋や、食材などを安全に持ち運ぶための容器を探している方にとっては、候補の一つになり得ると思います。
長所
- 頑丈。
- 大きさが手頃で使いやすい(個人的な感想です)。
短所
- 荷物の軽量化を目指すハイカー/登山者には不向き(重さは130g弱)。
- 透明な面にゴミが貼り付きやすい。
- ジッパーは、中に液体を入れた場合にそれを保持できるほどの強度がない。
- 手洗いしづらく、乾かしにくい(個人的な感想です)。