播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

アウトドアでも便利:150g小分け鮮度パック あかふじ 今日のごはん

今回紹介するのは、アウトドアに便利な無洗米です。

概要

1合ずつ真空パックされたお米(無洗米)です。

真空パックですから、家庭のライスストッカー(米びつ)に入れておくより劣化しづらく、1合(150g)ずつ小分けされているため、計量の誤差による炊きあがりの差が出にくいという特徴があります。

仕様


▲150g小分け鮮度パック あかふじ 今日のごはん 秋田あきたこまちのパッケージ(10パック入り)

製品名: 150g小分け鮮度パック あかふじ 今日のごはん 秋田あきたこまち
メーカー: 株式会社 神明(東京都)
内容量: 150g/パック(カタログ値)
賞味期限: 精米日から半年
価格: ¥1,001/1.5kg(秋田あきたこまち10パック)(税込)(2022年7月1日時点)
購入先: Amazon.co.jp
備考: 米の種類には、あかふじ米・秋田あきたこまち・新潟コシヒカリ・石川コシヒカリ・北海道ゆめぴりか、があります。

外観


▲150g入パックの外観(左は表面、右は裏面)

小分けパックは平たい長方形をしており、表面の中央には太い線が、裏面には親指を当てる位置を示す図が書かれています。

表面を炊飯器の内側に向け、裏側の図示された位置に両親指を当てて板を割るように力を入れると、表側の太い線の辺りが切断され、中から米が出てくるようになっています。

小分けパックの一つ一つの表面には米の種類と産地などが、裏面には精米日と賞味期限が印字されているため、外袋を廃棄しても米の種類や賞味期限が分からなくなることがないのも便利なところ。

コストコで買った食品だと、賞味期限が外袋にしか印字されておらず、しかもそれが外袋の上端付近にあるため袋の開封時に切り落としてしまい、後から「これって賞味期限いつだっけ?」と悩む場合があって困りますが、小分けパックならそんな心配は無用。

小分けパックは、トランギアのラージメスティンに(窮屈ですが)収まる大きさ。


▲トランギアのラージメスティンと小分けパックのサイズ比較

ラージメスティンでは最大3合のご飯を炊けますが、ラージメスティンに収納できる小分けパックの数も3つ。


▲ラージメスティンに小分けパックを3つ入れた様子

使い方

私は山歩きの際、景色の良い山の上で炊きたての美味しいご飯を楽しむことがあります。

そんな時は、山頂やその他展望の良い場所に到着してからすぐに炊飯できるよう、あらかじめ米は水に浸した状態で山へ持って行きます。

そもそも、山頂に着いた段階でお腹はぺこぺこなので、そこから浸水して炊飯なんて無理です。我慢できません。


▲ホームセンターなどで売られている密閉性のある容器に米と水を入れて山に登る(1合分の無洗米と水の量はおよそ350ml)

この時に使用する容器として、以前は500mlサイズのナルゲンボトルを使っていました。

しかし、ナルゲンボトルから米と水をクッカーに出そうとしても、なかなか米が全部落ちてくれず、ボトルの肩の内側は箸やスプーンも届かないため、指を突っ込んで米を掻き出すということをやっていました。

それが面倒になり、今は開口部が大きな円筒形の容器を使っています。
上の写真のような容器なら、上下逆さにして手のひらで軽く叩くと、全ての米が簡単にクッカー内に落ちてくれます

小分けパックをパキッと割って容器に米をこぼさず入れるのは難しいため、容器に米を入れるときは、パックの端をハサミで切って開封することをお勧めします。


▲クッカー(SOTOのミニマルクッカー)に1合分の米と水を入れた様子

自宅から山への移動時間と、山を歩いている間もずっと米は水に浸かっているので、浸水時間は充分。このまま直ぐに火にかけて問題ありません。


▲アルコールストーブで炊飯をしている様子(右上の白いものは噴き出した水蒸気)


▲炊きあがったご飯

最後に

私にとっては、150gずつ小分けされているため計量の手間が省けることと、米びつより衛生的に長期間保存できるのが魅力。

以前は出かける直前に米を研いだり、精米器の無洗米モードで普通の米を無洗米に仕上げてから計量し、山へ持って行っていましたが、それらの手間がなくなりました。

家で容器に米と水を入れてから山へ出かける私の場合、薄くて携帯性が高い点については長所になりませんが、キャンプでご飯を炊きたい方にとっては便利かも。

一度に一合のご飯を食べるのがキツイ時は、150gの小分けパッケージの中身を75g(0.5合)だけ測って山へ持って行き*1、残りの75gは自分で真空パックして保管し、次の機会に使うことにしています。

私が使用している真空パック機は、下のリンク先の記事でご覧ください。

私が0.5合のご飯を炊くときに使っている「水蒸気炊飯」については、下のリンク先の記事でご覧ください。

長所

  • 真空パックなので劣化しづらく衛生的。
  • 小分けされているため計量の必要がない。
  • 薄い板状のため携帯性が高い(ラージメスティンに入る)。

短所

  • 経済的ではない。
  • 賞味期限が短い(精米日から半年)。(私は気にせず古くても食べますが…)
  • 米をきちんと研げる人が炊いた普通の米の方が、無洗米より美味しいかも知れない。

*1:0.5合の炊飯は難しいため、戦闘飯盒2型の「水蒸気炊飯」で炊いています。