クラシックカーが兵庫県南部を走るラリー「COPPA DI HIMEJI 2022*1」が2022年6月4日と同5日に開催されました。
1920年代から2010年代まで、幅広い年代のスポーツカーが姫路城の目の前、大手前公園に集結。
ただ、その壮観な光景を見られるのはスタート前とゴール後の僅かな時間だけ。
ということで、本日(6月4日)スタート前に集結したスポーツカーを眺めるために大手前公園に出かけてきました。
▲スタート/ゴール時に車両がくぐるゲート
イベント名称: COPPA DI HIMEJI 2022(コッパ ディ姫路2022)
期間: 2022年6月4日(土)~6月5日(日)
開催場所: 兵庫県南部を中心とするルート
主催: コッパディ姫路実行委員会
後援: 姫路市・姫路商工会議所・たつの市・たつの市観光協会・神河町・加西市・西脇市・丹波市・丹波篠山市・サンテレビジョン・WINK姫路ケーブルテレビ・Kiss FM KOBE・FMゲンキ
注意事項: 車両の展示イベントではありません。大手前公園を出発して1泊2日でルートを周り、大手前公園に帰ってくるラリーイベントです。そのため、大手前公園に参加車両が集まるのはスタート前とゴール後だけです。
私が会場に到着したのは午前8時頃。すでに多くの自動車好きの方々が会場に集まっていました。
ドライバーの中には俳優の唐沢寿明氏やクレイジーケンバンドの横山剣氏がおられたため、会場の一角には記念撮影を求める方々の人だかりができていました。
▲開会式直前の会場全景
会場内の車両で目を引かれた車両は色々あったのですが、やはりスゴイのはエントリーナンバー1番のBUGATTI T37(1926)です。
作られてから96年経っていますが、今でも公道を走れるのが凄い。
▲BUGATTI T37(1926)
各種操作機器がロッドやワイヤーで各部につながっている様子が外から見えるのも、今の車には見られない特徴です。
▲シフトレバーは運転席の外にある(レバーと連動するワイヤーやロッドが見える)
▲正面から見たBUGATTI T37(エンジン始動用のクランクがナンバープレート前にある)
▲BUGATTI T37の運転席
エントリーナンバーが若い車は古い車が多く、BUGATTI T37の周辺には他にもかっこいいクラシックカーが並んでいました。
▲Lagonda 2L 16/80(1932)
▲Austin7(1937)
▲Mariani Colombo Lancia Ardea 750S(1954)
朝早いのに、いきなり暑い!
でも、姫路城を背景にずらっと並ぶ名車達を見ると暑さを忘れてしまうから不思議です。
▲姫路城とクラシックスポーツカーの不思議な組み合わせ
いかにもクラシックカーという車両も良いですが、個人的に大好きな車もありました。
正面がドアというBMW ISETTA 300です。
かわいい…
▲BMW ISETTA 300(1960)(ドアを開けた状態)
▲BMW ISETTA 300の尾部
▲BMW ISETTA 300の運転席
かわいさで言えば、HONDA T500(1966)もなかなかのものです。
▲HONDA T500(1966)
車両を眺めていると、控えめながら迫力のあるエンジン音を鳴らしながら平らな車が会場に入ってきました。Lotus 23B(1963)です。
とにかく薄いので、運転手さんは窓を跨いで乗り降りされていました。
▲Lotus 23B(1963)
ところどころには、同じメーカーの車が並んでいる一角もありました。
こちらはJAGUARの集団。
▲手前からJAGUAR XK-E Sr.3、JAGUAR XK-E Sr.1 4.2(左奥は総社御門)
こちらはポルシェ911の集団。
▲手前からPORSCHE 911 RSR、PORSCHE 911 Carrera、PORSCHE 911 SC
エントリーリストを見て気になっていた車両を最後にじっくり眺めてから帰ることにしました。
その車は、ROCKY 3000 GT。
名前を聞いてもよく分かりませんが、形を見れば驚く方もおられるはず。
どう見てもトヨタの2000GTです。
▲ROCKY 3000 GT(2018)
ROCKY 3000 GTは、2000GTのレプリカとして作られた車なのです。
8時35分から開会式が始まるとのことで、車の周囲の見学者にはカラーコーンで囲まれた範囲の外へ出るようにとアナウンスが始まり、車の持ち主の方達はステージ付近に集まりだしたので、帰路につきました。
関連情報
2022年の「コッパ ディ 姫路」は終了してしまいましたが、姫路にはフェラーリやランボルギーニ、古いアメ車を見られる私設の博物館があります。
興味のある方は、そちらをご覧になってみてはいかがでしょうか。
*1:「COPPA」は英語の「CUP」です。従って、直訳すると「姫路杯」。