播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

書写山で美味しいコーヒーが頂ける:圓教寺カフェ

重要

圓教寺カフェは、2022年6月初旬に閉業されました。
公式インスタによると、ウェディングプランナーが本職のカフェのマスターが、コロナ禍が落ち着いたことで本業が忙しくなったため、営業終了となったそうです。

先週は暁晴山に緩やかな舗装道路で登りましたが、それでも汗だくになりました。

こんな気温ではまだ山歩きを再開できませんが、山の雰囲気を味わいたいという欲求は強くなっているので、楽に登れて涼しい山ということで、書写山に行ってきました。

書写山はロープウェイで登れるため楽ですし、ロープウェイの山上駅から円教寺*1までの参道はなだらかで木陰が多いため、涼しいはず。

書写山を選んだのは、楽に登れること以外にもう一つ理由がありました。
それは、2021年6月21日から書写山上で営業されている「圓教寺カフェ」に行きたいから。

山の上で美味しいハンドドリップのコーヒーとおやつを頂けるのです。

ということで、自宅から自家用車で書写山ロープウェイへ向かい、ロープウェイで山上駅へ。

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▲圓教寺カフェ

書写山ロープウェイは、自家用車で行っても無料駐車場があるので車を置く場所には困りませんし、車が無くても姫路駅から路線バスで行くことができます。

https://goo.gl/maps/gWJVo7MjM1VAjAx88
▲書写山ロープウェイ利用者用駐車場の位置

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▲書写山ロープウェイの無料駐車場*2

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▲駐車場からは看板に従ってロープウェイ乗り場へ向かう

ロープウェイは山麓駅、山上駅ともに毎時0分、15分、30分、45分に発車します*3

ロープウェイの運賃は、大人用の往復切符が1枚で¥1,000です。

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▲ロープウェイのりばの様子(券売機で切符を買い、行列に並ぶ)

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▲ロープウェイのゴンドラ

ロープウェイ山上駅は、仮設トイレしかありません。
山麓駅には清潔なお手洗いがあるので、ロープウェイに乗車する前にお手洗いを済ませておくことをお勧めします。

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▲山上駅の展望台改築工事に関する案内

ロープウェイは発車時刻の3分前に改札が始まります。

このブログ記事公開時点では、新型コロナウイルス感染症対策のため切符の「もぎり」は無く、乗客自身が切符の半券を切り取り、係員が持つ箱に投入するというやり方になっていました。

山麓駅から山上駅まで標高差200m強、距離にして800m弱を4分かけてロープウェイは上ります。

ロープウェイ山上駅の隣にはかつて古めかしい展望台が建っていましたが、跡形もなく取り壊され、新しい展望台の建設準備が始まっているようです。

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▲展望台があった場所は工事用の壁に囲まれている

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▲在りし日の展望台の姿(撮影日:2010年12月26日)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/shosha_old_observatory/index.html
▲在りし日の展望台屋上で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2010年12月26日)

ロープウェイの山上駅を出たら、展望台改築工事のため狭くなった道を進み、志納所で大人一人¥500を支払って境内へ入ります。

ここから円教寺のシンボル「摩尼殿(まにでん)」までは、およそ1kmの参道歩きです。

志納所で大人一人¥1,000を支払えば、摩尼殿のすぐ近くまでマイクロバスで送迎してもらうことも可能です。

参道は大した斜度もなく木陰が多くて涼しいので、散歩にちょうど良い。

運動不足の方や足腰の悪い方、小さなお子さんがいらっしゃる方は、マイクロバスを使った方が良いと思います。

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▲志納所の先にある参道の入口

参道は木々に挟まれた道なので涼しいですが、その反面、展望はありません。

展望が得られるのは、参道に入ってからおよそ200mの場所にある展望所だけ。

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▲展望所から姫路市街を眺められる

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▲参道は基本的に展望が無い

参道の入口から600mほど歩いたところには、仁王門があります。

この仁王門までの参道は基本的に登り坂で、仁王門から先は平坦、または下り坂になります。

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▲仁王門

仁王門から先は道沿いに古い建物が現れ始め、歴史のあるお寺の境内に入ったという印象が強く感じられるようになります。

仁王門からおよそ400mで円教寺のシンボル、舞台造りの摩尼殿の下に到着です。

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▲摩尼殿

今回は圓教寺カフェが目当てですし、摩尼殿には何度も入ったことがあるので、摩尼殿への石段は登らず摩尼殿下の道を西へ進みました。

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▲摩尼殿下から西へ延びる道の様子

土塀に挟まれた瑞光院へ続く坂道が道の左に現れると、圓教寺カフェはすぐそこ。

摩尼殿の下からの距離は、およそ180mです。

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▲圓教寺カフェの全景

https://goo.gl/maps/hmu2TZh55Ez7Hzdr8
▲圓教寺カフェの位置

小さなテントがお店で、木陰に置かれたテーブルとイスが客席です。


https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/engyoji_cafe/index.html
▲円教寺カフェで撮影した全天球パノラマ(撮影日:2021年11月11日)

私が訪れた時のメニューは、下の画像の通り。

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▲圓教寺カフェのメニュー(撮影日:2021年9月20日)

わずか1km強、しかも木陰の中を歩いて来たとはいえ身体は熱くなって汗をかいていたので、アイスコーヒー(¥500)とフィナンシェ(¥200)を頂きました。

山の上のお店ですから代金は高めかと思っていましたが、良心的な価格設定。
しかも美味しい。

涼しくなってから頂くホットコーヒーもきっと美味しいだろうなぁ。

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▲圓教寺カフェの調理機材

よく冷えた美味しいアイスコーヒーで身体を冷ました後は、坂を一登りして「三つの堂」を見学し、ロープウェイ山上駅へ戻りました。

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▲三つの堂(映画やドラマの撮影に使われる場所)

円教寺カフェの営業日や営業時間については、お店のInstagramをご確認ください。

https://www.instagram.com/ametuchi_engyojicafe/


交通アクセス

無料駐車場があるため、自家用車で行かれる方が多いと思われます。

公共交通機関を利用される場合は、路線バスが利用できます。

JR姫路駅の北側(山陽姫路駅の南側)にある神姫バスターミナルの10番のりば*4から発車する8系統「書写山ロープウェイ」行の路線バスに乗り、終点で下車してください。

所要時間は、ダイヤ通りに運行した場合で約30分。運賃は、大人一人¥280です。
一時間に3本(20分間隔)が運行されています。

*1:正しくは「えんぎょうじ」と読みますが、地元では「えんきょうじ」と読まれることが多いです。

*2:ここは第1駐車場。他に第2、第3もあり、混雑具合に合わせて駐車場が開放されます。

*3:多客時は臨時便も運行されます。

*4:バス乗り場は、島状の乗り場とその周囲ののりばから構成されています。10番乗り場は、島状の乗り場から道路を挟んで北側に並ぶ乗り場の内、もっとも西側にあります。