スマート印鑑とは?
印影を転写インクで紙に写し、まるで本物のハンコを押したかのように見せられるのが「スマート印鑑」です。
「そもそも、ハンコを使えばいいんじゃないか?」と思われるかも知れませんが、ハンコを持っていないときにハンコが必要になることはありませんか?
仕事場でも日常生活でも、書類作成や手続き等でハンコが必要になることがあります。
しかし、仕事用の鞄を気分や荷物の量で変える人が鞄の荷物を移すときに、うっかりハンコを移し換えるのを忘れたり、各種サービスの手続き等をしに出かけたけれど、ハンコを家に忘れてしまった場合など、ハンコを取りに戻るのは面倒です。
しかし、出かける時に必ず身につけるであろう財布やスマホのケースなどにこのスマート印鑑を“非常用”として入れておけば、ハンコを忘れた場合でも書類に印影を付けられるわけです(「とりあえず印影があれば良い」というレベルの書類や手続きにしか使えませんが)。
以下の販売元の公式動画が分かりやすいので、ご覧下さい。
仕様
▲スマート印鑑(12印影入)のパッケージ
製品名: スマート印鑑
メーカー: 株式会社アンディ(東京都)
サイズ: 66mm×54mm、厚さ 0.34mm
印影の直径: 9.5mm
生産国: アメリカ
数量: 1シート(12印影)
定価: 380円(税別)
購入先: Amazon.co.jp
外観
印影が縦に4行、横に3列並んだシートが1枚、台紙と重なった状態でPP袋に入っています。
パッケージ全体の大きさは、一般的なカードと同じくらいのサイズ(86mm×57mm)です。
薄いので、財布のカードポケットや定期入れに収納して持ち運ぶことが可能。
▲一般的なカードとのサイズ比較
印影シートはカードサイズの台紙より小さく、大きさは66mm×54mm。
印影を1つずつ切り離せるように、ミシン目が入っています。
▲印影シートの裏面(ミシン目が入っているのが分かる)
使い方
- 印影シートから、印影を一つ切り離します。ミシン目があるため手でちぎれます。
▲印影シートを1つ分だけ切り取る - 白い裏紙を取り除き、残った透明シートを押印したい書類に載せます。
▲裏紙を取って残った透明シートを書類に置く - 透明シートを押印したい位置に移動させます。
▲押印したい場所に透明シートを合わせる - 指で印影部分を数秒間、強く押さえます。
▲印影部分を指で強く押さえる - 透明シートを取り除くと、印影が書類に転写されています。
▲透明シートを取る(印影は書類に残る)
重要
スマート印鑑に用意されている名字は、266種類です。
特殊な名字のスマート印鑑を特注することはできません。
既製266名字は、以下のメーカーサイトで確認できます。
最後に
スマート印鑑は、場合によっては“ハンコを押した”と認められないこともあるようですが、認印としては充分に使えます。
¥380のシートに12個の印影があるので、印影ひとつあたりの価格は約32円。
ハンコを一回押すたびに¥32もかかるのは勿体ないので、普段から使うものではありません。
あくまでも“ハンコを忘れたときの非常用”ですが、非常用としての携帯性の高さは抜群。
ご自分の姓がスマート印鑑の既製名字に含まれているのであれば、もしもの時に備えて、財布やスマホのケース等に入れておくことをお勧めします。
あるいは、財布などのカード入れの厚みに余裕があるなら、カード型印鑑の方が使いやすいです。
関連情報
会社などでは、「ハンコを押した紙をセロハンテープで自分の持ち物に貼り付ける」という方法で文房具などの紛失を防ぐことがあります。
自分の持ち物であることをアピールするときに昔から使われてきた手法ですが、セロハンテープだとすぐにボロボロになって見苦しくなります。しかし、スマート印鑑を使うと、名字を綺麗に小物に転写できますよ。
例えば、出先の傘立てに置いている間や、置き傘として職場の傘立てに置いておくと行方不明になりがちなビニール傘。
その持ち手に転写するという使い方も考えられます。
名前入りの傘を使うのは、なかなか恥ずかしいですが…
▲よく間違えて持って帰られるビニール傘に転写してみた
スマート印鑑は、ゴルフボールにマークを付けるための転写技術を応用した製品なので、紙以外にも転写できるのです。
ただし、転写できる対象は、表面が滑らかで硬い面に限られます。布には転写できません。