播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。原則として更新は週に1回です。広告は表示しません!

ガスストーブで有名なSOTOが作った「多機能ボディバッグ」

購入の経緯

ガスストーブで有名なSOTO(新富士バーナー株式会社*1)から、ボディバッグ付録になったムック本*2が発売されました。

ボディバッグは日常生活で便利ですし、宣伝で見る画像からは抜群の格好良さを感じたため、売り切れたら困ると思って急いで入手。

今回の記事では、そのボディバッグを紹介します。

仕様


▲SOTO 多機能ボディバッグBOOK

製品名: SOTO 多機能ボディバッグBOOK
メーカー: 新富士バーナー株式会社(愛知県)
発行所: 株式会社宝島社
サイズ: 縦13cm×横26cm×マチ6cm(最大)(カタログ値)
ショルダーストラップの長さ: 108cm(最長)
材質: ポリエステル、ポリエステル裏PVC貼り、PVC、POM、合金
重量: 約223g(実測値)
色: 黒(外側)、ライムグリーン(内側)
原産国: 中国
定価: ¥3,729(税込)
販売店: 全国の書店、コンビニ等
購入先: 職場近くのジュンク堂書店
ISBN: 978-4-299-05898-0
発売日: 2024年9月24日

外観

パッと見は非常に分厚いムック本ですが、手に取ると単なる厚紙の箱で、申し訳程度に雑誌のようなページが付いています。


▲雑誌のような紙面が箱に付いている

その箱の中に入っているのが、主たる商品であるボディバッグ。

ボディバッグ全体は撥水加工されたリップストップ生地で、安っぽさのない滑らかな質感です。

表にはデイジーチェーンが付いており、カラビナや小物類を吊り下げることが可能。

ワイヤレスイヤホンの充電ケースなどをぶら下げられます。


▲ボディバッグの正面

背面にはメッシュ生地クッションショルダーストラップが付いており、ストラップはサイドリリースバックル付きで、幅は38mm

肩に掛ける他、腰に着けることもできます。


▲背面にはメッシュのクッションとストラップ

ショルダーストラップは長めですが、余った部分はトライグライド(triglide)で固定できるようになっているため、邪魔になりません。

一般的には幅の広いゴムバンドや、ベルクロ留めのストラップ固定用ストラップが付いていたりしますが、トライグライドを使っているのは珍しいと思います。


▲余ったストラップはトライグライドでバタつきを抑えられる(サイズ調整用ではなく、余ったストラップを固定するためのトライグライドがある)

主気室は止水ファスナーで開閉できるようになっており、ジッパータブに付けられたヒモは反射材入り


▲主気室は止水ファスナーで開閉(ダブルジッパーで両方向に開閉可能)


▲ジッパータブは反射材入り

メッシュのクッション部分もジッパーで開閉できるようになっており、収納量は少ないですが切符などを一時的に、安全に入れておけます。


▲メッシュ生地のクッション部分にもポケットがある

デイジーチェーンのすぐ下には、デイジーチェーン沿いにジッパーがあり、薄いながらも収納空間があります。

ポケットの内部はライムグリーン


▲デイジーチェーン下のポケット

このポケットからは、コードホールを通してケーブルを引き出すことが可能。


▲デイジーチェーン下のポケットにはコードホールがある

主気室の中もライムグリーンになっていますが、これはバッグ内を見やすくするための工夫だと思われます。

中も真っ黒だと、暗い場所でボディバッグの中から物を探すのが難しくなりますが、内張りが明るい色だと暗くても探しやすいです。


▲主気室内部もライムグリーン

主気室内にも正面側と背面側に薄いジッパー付きポケットがあり、小物類を整理しやすくなっています。


▲主気室内のジッパー付きポケット(正面側)


▲主気室内の背面側ポケットとD環

主気室内のジッパーは両方とも装着者の視点で左から右へ動かすとポケットが開くのですが、右利きの場合はこれが使いやすいです。細かいところまで配慮された設計になっていることが、実際に使用すると良く分かります。

主気室は600mlサイズのペットボトルが入る大きさがあり、ペットボトルが入った状態で、さらに財布やスマホも収納可能。

私の基準であれば、ちょっとした外出ならこれ一つで充分な容量です。


▲主気室に600mlのペットボトルを入れた様子

使い心地

私の場合は外出時、主気室にスマホ×2台と財布、ティッシュ、レジ袋等よく使うものを入れ、外側のポケット内に家の鍵、メッシュポケットには定期入れや公共交通機関の切符、整理券等を入れています。

暑い日は主気室に500mlのペットボトル飲料も入れますが、その場合は重さとペットボトルの感触のせいで、装着感がだいぶ悪くなります。

ペットボトルを取り出すときにスマホを落としそうになるし、結露で中が濡れるし、容量に余裕があるからといって、飲料は入れない方が良いかも。

最後に

アウトドア用のガス機器が有名なメーカーですが、高性能・高品質な製品を適正な価格で販売しているまじめな会社だけあって、今回のボディバッグも高品質。

ストラップは余った部分がバタつかないし、ジッパーの動作は滑らかだし、あちこちに収納用ポケットがあって、いずれも中身の出し入れがしやすく、見た目もカッコいい。

ちょっと有名なメーカーのボディバッグなら5千円以上、あるいは1万円越えでも当たり前で、価格に品質が見合っているかどうかも怪しいところ(個人的な意見です)。

この価格でこの品質のボディバッグが手に入ったので、本当にいい買い物ができたと思います。

*1:東京オリンピックやパリオリンピックの聖火用トーチの燃焼機構を担当した会社です。このことからも、ガス製品の技術力が高い会社であることが分かります。

*2:雑誌(magazine)と書籍(book)の2つを合わせた造語が「mook」(ムック)で、雑誌と書籍の中間的な出版物を指して使われます。