播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

乾きにくい水筒も短時間で乾かせる:エコカラット ボトル乾燥スティック K687

概要

洗った後の水筒に入れることで、水筒内部が完全に乾燥するまでの時間を大幅に短縮するための用具です。

仕様

▲エコカラット ボトル乾燥スティックのパッケージ(左は表面、右は裏面)
 
製品名: エコカラット ボトル乾燥スティック K687
メーカー: 株式会社マーナ(東京都)
生産国: 本体/日本、カバー/中国
材質: 本体/多孔質セラミックス、カバー/シリコーンゴム
サイズ: 約27mm×226mm×11mm(カタログ値)
定価: ¥1,058(税込)
購入価格: ¥1,058(税込)
購入先: 東急ハンズ姫路店

外観

住宅設備機器メーカーであるLIXILが開発した「ECOCARAT」という多孔質セラミックスを棒状に成型したものの周囲を、シリコーンゴムのカバーで覆った製品です。
 
多孔質セラミックスの片面には色が付けられており、ここに写っているのはピンクですが、他にブルーとホワイトがあります。
 
▲エコカラット ボトル乾燥スティックの外観(左は表面、右は裏面)
 
シリコーンゴムで縁が覆われているため、水筒内に多孔質セラミックス部が直接触れることがなく、水筒に傷はつきません。
 
カバーにはリングが付いているので、どこかにひっかけて保管することも出来ます。

使い方

洗った水筒を振り、内部の水滴をなるべく減らしてからボトル乾燥スティックを水筒内に立てるだけ。
 
▲水筒にボトル乾燥スティックをセットした様子
 
ボトル乾燥スティックの幅が約27mmあるため、口の内径が28mm以上の水筒や容器でないと使えません。

性能

ボトル乾燥スティックを使った場合と使わなかった場合で乾燥にかかる時間がどの程度変わるのか、500mlサイズのペットボトルを使って実験してみました。
 
ペットボトルの口は細すぎてボトル乾燥スティックが入らないため、ペットボトルの首の部分は切断。
 
2本用意したペットボトルの内部に水を目一杯入れた後に水を捨て、内部に水滴が多く残った状態にしてから、一方のペットボトルにはボトル乾燥スティックをセットしました。
 
ペットボトルの内側が乾いていく様子は、下の画像の通りです。
 
▲実験開始直後の様子(どちらも水滴が多い)
 
▲1時間30分経過後の様子(ボトル乾燥スティックを入れた方の水滴はかなり減ってきた)
 
▲3時間経過後の様子
 
ボトル乾燥スティックを入れた方が、目に見えて早く内部が乾燥していくことが分かります。
 
今回の実験では、あえてペットボトルに水滴が多く残るようにしました。
 
しかし、実際に使用する際は水筒を洗った後に水筒を振り、内部の水滴を少しでも減らしてから使うことになりますから、(水筒の容量や周囲の環境にもよりますが)3時間も経てばすっかり内部が乾くと考えられます。

最後に

「ボトル乾燥スティックを使うと、なんとなく水筒が早く乾くようになった気がする」とは感じていましたが、この記事を作るにあたって前述の実験を行い、実際に大きな効果があることが分かって安心しました。
 
早く乾くということは、棚などの収納スペースに水筒を早く片付けられる、つまり、貴重な台所のスペースを水筒に占拠される時間を減らせます。
 
素材の特性上、非常に割れやすいので、落としたりしないよう取り扱いにはご注意下さい。