播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

第38回姫路みなと祭 海上花火大会

本日は第38回姫路みなと祭 海上花火大会に出かけてきました。



イベント名称: 第38回姫路みなと祭 海上花火大会
日     時: 2016年7月30日(土) 午後7時30分~午後8時45分
場     所: 姫路港
花火打上数: 約4,000発

姫路に住んでウン十年。
人混みと渋滞が嫌で一度も行ったことがなく、毎年遠くから聞こえてくる花火の音だけを聞いていたのですが、今年は思い切って現場で花火を見ることにしました。

ただ、正規の観覧席から見ると混雑がすごいとの事だったので、観覧席の対岸側から花火を見ることに。
渋滞に巻き込まれるのを避けるため、移動手段には自転車を選びました。

18:30
姫路市街の自宅を自転車で出発。
今回の見学場所までは片道およそ11kmなので、自転車で問題ありません。

19:15
観覧席の対岸にあたる場所に到着。
途中で飲み物を補給したりトイレに立ち寄りましたが、それでも約11kmの距離を45分で移動できました。


▲姫路港の観覧席を対岸から見る

本来は駐車禁止の地区ですが、見物客の車がびっしり。

車で行っていれば、道路の混雑と駐車場所探しで大変な目に遭い、とても45分では着けなかったと思います。

警察官は立っていますが、車を追い返す様子がありません。
地元民専用の観覧エリアという雰囲気で、私のように自転車で来ている人もちらほらと混じっていました。

19:30
音だけの花火が上がり始めました。
しかし、その後は静寂が続き、見物に来ていた子供達の「まだ~?」という声がちらほら。

上の姫路港の写真を撮ったのが19:22。
19:30になってもまだ明るかったので、暗くなるまで打ち上げを待っていたのでしょうか。

20:00前
正確な時間は忘れましたが、突然花火が上がり始めました。
観覧席では案内放送があるのでしょうが、今回来た場所は非正規の観覧場所なので、何の案内もありません。

打ち上げ場所から私がいた場所までの距離は数百mなので、花火の炸裂音の迫力がすごい。

もっと西側、観覧席に近い場所から打ち上がると思って三脚にカメラを据え付け、北に向けて待機していたのに、打ち上げ場所(台船)はずっと東側。今回の見学場所から見ると北東です。

急いでカメラを右に振って写真撮影を始めたのですが、北隣のおじさんの後頭部がほとんど全ての写真に写り込んでしまいました。

北隣のおじさんの横(東側)へ移動すれば良かったのですが、そうすると、すでにアウトドア用の椅子などに座って低い位置から花火を見物する体制を整えている私の後ろの人たちの場所からは、私が移動することで、今までよく見えていた花火が見づらくなります。

他のイベントでもよくあるのですが、写真撮影に夢中になって客席の前の方を左右に行ったり来たりするカメラマン(プロ・アマ問わず)ほど邪魔なものはありません。
というわけで、位置を移動しませんでした。

過去の姫路みなと祭の花火の写真を見ると、横方向に花火が並んでいる画像も見かけたのですが、今回の見学場所は花火を真横から見る位置だったため、横方向の広がりは皆無。
カメラは終始縦位置で問題ありませんでした。

花火の撮影は初挑戦なので、勝手が分かりません。
全く経験がないので、とりあえず「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」の理論に従ってたくさん撮影しました。

撮れた写真を見ると、ひどいのばかり。
花火が炸裂する高さや花火の直径が毎回異なるので、画角を決めるのも難しい。
大きな花火が上がり始めて急いでカメラを上に向けて広角にしても、その後すぐに低い位置で開く小さな花火に変わったりするのです。

とりあえず、なんとか花火の写真らしくなったものを掲載しておきます。






中でも歓声が上がっていたのが下の写真の花火。

大きく広がった火花が長時間消えずに降り注ぐ様子が綺麗でしたし、クラゲかオバケのQ太郎のような輪郭に見えて面白い。


▲見物客から歓声が上がっていた花火

20:30頃
いったん花火の打ち上げが止まりました。

それまでも多少のインターバルを挟みながら打ち上がっていましたが、今回のインターバルは長かったので、周囲の人たちは帰り支度を始めました。

ところが、突然打ち上げ再開。やはりアナウンスがないのはつらい。
しかも、再開された花火がど迫力で、フィナーレと思われました。


▲フィナーレの一部

20:35頃
今度こそ花火の打ち上げが終了。

20:45
片付けを終え、帰路に就きました。

見物場所から国道250号線までの道路は、見物客の車で大渋滞。
それを横目で見ながら自転車でスイスイ。

国道250号線は思ったほどというか、全く混雑していなかったのが意外でした。

21:15
トイレにも寄らず、信号にもあまり引っかからなかったので、30分で自宅に到着。

最後に
正規の観覧席の対岸から見物する場合は、以下の点に注意が必要です。

・トイレがありません。

・アナウンスが聞こえないので、花火がいつ始まり、いつ終わるのかさっぱり分かりません。

・今回は花火を真横から見る形になったため、正規の観覧席から見ると横方向に広がって見えていたであろう花火が、同じ位置で何度も炸裂しているように見えました。本来の美しい花火を楽しむには、やはり正規の観覧席が良いと思います。

・国道250号線から見物場所までの道路は、街灯がまったくないところがあります。渋滞している車のライトのおかげである程度明るいですが、車道と歩道の間に濃密な生け垣がある場所があり、そこは車のライトが歩道に届かず、真っ暗でした。自転車で行かれる場合は、きちんとした前照灯がついた自転車を使うことをお勧めします。

・車で行く場合は、早めに来ないと止める場所がなくて周辺をさまよう羽目になります。そもそも、周辺の道路は駐車禁止です。お目こぼしで車をとめさせてもらっているだけなので、本来は車で行くべきではありません。