昔は和菓子なんて「お金をもらっても食べたくない」と思っていましたが、この歳になって山歩きの最中に羊羹を食べたり、山での食事のデザートにおしるこを食べるようになってしまいました。
というわけで、昔は全く食べなかったのに、ここ数年で私の好物になったお菓子を紹介します。
製品名: 黒ねじ
品名: 油菓子
製造元: 金岡製菓(兵庫県姫路市博労町88)
原材料: 小麦粉、菜種油、黒糖、グラニュー糖、麦芽飴、三温糖、トレハロース、カラメル色素、膨張剤
保存方法: 直射日光、高温多湿をおさけ下さい 開封後はなるべく早くお召し上がり下さい
入数: 25本
価格: 1箱¥1,200(税別)
品名: 油菓子
製造元: 金岡製菓(兵庫県姫路市博労町88)
原材料: 小麦粉、菜種油、黒糖、グラニュー糖、麦芽飴、三温糖、トレハロース、カラメル色素、膨張剤
保存方法: 直射日光、高温多湿をおさけ下さい 開封後はなるべく早くお召し上がり下さい
入数: 25本
価格: 1箱¥1,200(税別)
いつから変わっていないんだろうと思うようなパッケージが、素晴らしい雰囲気を出しています。
箱は厚紙で、上から被された蓋が十字にかけられたヒモで固定されています。
このヒモを切ってフタを取ると、下の写真のようにぎっしりと「黒ねじ」が収まっているのです。
このヒモを切ってフタを取ると、下の写真のようにぎっしりと「黒ねじ」が収まっているのです。
見ての通り、「黒ねじ」とは大きなかりんとうです。
江戸時代後期、姫路藩主が茶の湯を好んだことから姫路では和菓子作りが盛んになり、明治維新頃から我が家の近所にある博労町(ばくろまち)周辺が特に菓子作りで栄えたようです。
この黒ねじを作っている金岡製菓さんも、博労町にあります。
「金岡製菓」と書かれた緑色の小さな看板が付いているのですが、どう見ても普通の家で、その玄関のドアを開けても、やっぱり普通の家の玄関です。
商品が並んでいるわけでもありません。
でも、この奥では毎日黒ねじが大量に、しかも手作りで生産されているのです。
「すいませーん」と呼びかけると、人の良さそうなご主人や奥さんが出てこられるので、必要なものを頼んで受け取るという買い方。
玄関には写真付きの商品紹介が置かれているので、その中から欲しい商品を選んで下さい。
ご家族で経営されている小さなお店ですが、この黒ねじは大人気商品で、姫路駅前の百貨店「ヤマトヤシキ」の地下をはじめ、各地で販売されているようです。
(2018/4追記 姫路のヤマトヤシキは2018年2月末をもって閉店しました)
さて、本題に戻りましょう。
黒ねじのパッケージは密封されているわけではありません。
上の画像では、ナイロン袋を破って中を見せているように見えるかも知れませんが、このナイロンは箱を保護するためのものらしく、黒ネジを単に包み込んでいるだけ。
フタを取ってナイロンを広げると、すぐに黒ねじが姿を現します。
原材料に保存料は入っていませんし、乾燥剤や品質保持剤の類いも入っていません。
それでも、こんな昔ながらのパッケージで2ヶ月ほどの賞味期限が実現されています。
食感は堅すぎずサクサクで、甘さもあっさり。
お茶を飲みながら2本、3本とついつい食べてしまうのですが、カロリーや健康を考えると1日1本か2本に留めるべきなんでしょうね。
お茶を飲みながら2本、3本とついつい食べてしまうのですが、カロリーや健康を考えると1日1本か2本に留めるべきなんでしょうね。
この黒ネジは自分で食べるのも良いですが、ある程度の年齢の方へのプレゼントとしても大変喜ばれます。
パッケージがレトロですし、味は余計なものが一切入っていない手作りのかりんとうの味ですから、舌の肥えた中高年の方々にも感動してもらえるのです。
甘いものを普段食べない中年男性が、これだけは食べるということもありましたし、我が家がお世話になっているお寺の住職さんも、お布施よりこの黒ねじの方が嬉しいのでは?と思うような反応をしてくれます。
金岡製菓さんへ直接買いに行くのはハードルが高い(まず見つけるのが難しく、中へ入るのにも勇気が要ります。駐車場はありません。)と思いますが、興味のある方は是非立ち寄ってみて下さい。
通販はやってるのかな。Webサイトも何もないので、おそらく直売と百貨店経由のみだろうなぁ。