播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

2015年 岩国基地フレンドシップデー(親善デー航空基地祭)

本日5月3日、岩国基地(山口県)の日米親善デー(フレンドシップデー)に行ってきました。
2010年以来、5年ぶりです。


▲岩国基地内の地図(Googleマップの画像を加工したもの。拡大表示出来ます。)赤線は歩行ルートで、メインゲートから有料観覧席(青い部分)まで片道約3.4km。

フレンドシップデーの会場には、無料で入れるエリアの他に、雛段のある有料観覧席があります。
有料観覧席の雛段に座れば滑走路を見渡すことが出来ますし、その真上を航空機が飛んでくれるので、アフターバーナーの爆音にどっぷり浸れます。

そんなわけで、有料観覧席のチケットを取ることばかり考えていて、チケットが取れてからは、取れたことに安心してそれ以外の準備(ホテルと新幹線の手配)をすっかり忘れていました。
気づいたときには手遅れ。

岩国駅や新岩国駅周辺はもちろん、広島駅周辺のホテルもすべて埋まっていたので、当日の朝、折りたたみ自転車を持って朝一で姫路を出る新幹線に乗っていく(新岩国から自転車で基地へ移動する)予定にしていました。

フレンドシップデーの前日、5月2日に「岩国の先、徳山のホテルはどうだろう?」と思って適当なホテルのサイトで空き状況を検索すると、何部屋も空きがありました。
同じ事を考えている人もいるかも知れないので、空室がなくなる前にとりあえずホテルを予約。

新幹線の空き状況を検索すると、5月2日は夜9時台の新幹線しか空きがありませんでしたが、それの切符も手配し、5月2日の夜11時過ぎ、徳山駅から徒歩数分のホテルに到着。

6:25
広(ひろ)行の普通電車で徳山駅を出発。

7:36
定刻より3分遅れで岩国駅に到着。
この時間で、すでに岩国駅のホームや改札は大勢の人でごった返し、ホームから跨線橋を越えて改札へ移動するだけでも10分近くかかりました。

シャトルバスの行列は見ませんでしたが、駅員さんが「ずーーっと向こうに並んで下さい」と案内していたので、行列は長そう。

待っている間に歩いた方が早いと思って、岩国駅から岩国基地へ向けて歩きました。(駅から基地の入口までは約2.4km)

道順を知らなくても問題ありません。大勢の人が駅から基地の間に連なっているので、迷ったり道を間違えることはありません。


▲岩国駅から岩国基地へ続く道の様子

8:18
岩国基地のメインゲート前に到着。
ここからは手荷物検査の行列に並びます。


▲岩国基地の入口

「まだ行列は長くないな」と思っていたら、手荷物検査をする場所が以前より奥になっていただけで、実際はすでにそれなりの長さの行列になっていたようです。

8:45
自衛隊員に免許証を確認され、手袋をした海兵隊員に鞄の中をくまなくチェックされ、ようやく自由に動けるようになりました。

手荷物検査では、角張った固い物が特に念入りに調べられるようです。
私の場合、カメラやレンズは見るだけで済んだのに、鞄のポケットに入れていたノイズキャンセリングイヤホン(ノイズキャンセル用の四角いユニットが付いている)やガラケーは、わざわざ鞄から引っ張りだされて調べられました。

以前は海兵隊員の指示で私が鞄のポケットを開け、中身を見せていましたが、今回は海兵隊員自身がジッパーを開け、ポケット内を調べていました。時間短縮のためかな。

今回の待ち時間は27分。
基地へ来る時間が遅くなればなるほど、この手荷物検査待ちの時間が長くなるそうです。


▲手荷物検査場を振り返る(緑色のテントが検査場。ちなみに、テントはCAPTAIN STAGブランド)

基地内は5年前と大きく変わっていて、どこへ行けば良いのかよく分かりませんでしたが、やはり人の流れに乗っていれば問題なし。


▲基地内の日本的(?)な塀と門


▲建ち並ぶ官舎

歩いていて驚いたのは、粗大ゴミ置き場に捨ててあった物です。
それは、小型の飛行機(CESSNA 150G)。

2018/12/21追記
コメントで情報を頂きました。
粗大ゴミ置き場ではなく、災害訓練用エリアだそうです。
追記ここまで

ラジコンではありません。人が乗れる本物です。
どうやって持ってきたんだろう。


▲無造作にセスナ機が捨ててあった

9:15
手荷物検査が終わってから30分歩き続け、旧管制塔の横を通り過ぎると、ようやく航空機の地上展示スペースにたどり着きました。

しかし、人が多い。
数百メートルはあろうかという行列が出来ていたので、何だろうと行列の先へ視線を移すと、大型機の中を見学するための行列のようでした。

こんな行列に並んでいたら、10時頃から始まるであろう各種飛行展示に間に合いません。
ざっと見た限り、珍しそうな機体はなかったので、先へ進むことにしました。


▲最初に出会う地上展示スペース

会場の地図(会場内で配布されている)によると、今回の地上展示のスペースは3箇所。

これが1つめで、新管制塔横を通り抜けた先で右へ入った所が2つめ、管制塔の先で左へ入った有料観覧席のある場所が3つめです。

新管制塔の横には飲食物の屋台が、これまた横にながーーーく連なっていました。
何もかも、規模がでかい。


▲はるか彼方まで並んでいる屋台


▲ダントツで目立っていたバーベキューグリル(モデルはF-22かな)

魅力的な食べ物が並んでいますが、ホテルで朝ご飯を食べてきたので、まだお腹は空いていません。
「いったいいくつあるんだ」と思いながら屋台の前を通り過ぎ、右へ分岐する道(2つめの地上展示スペース)には目もくれず、左前方に見える有料観覧席(冒頭の地図内にある青い部分)を目指しました。

有料観覧席は滑走路に面した、これまた横にながーーーーい雛段です。
入口は複数あるのですが、最奥が一番空いていたので、そちらへ移動。

9:45
基地の入口から最も遠い有料観覧エリアの入口に到着。

途中でトイレには寄りましたが、それ以外は黙々と歩き続けて、手荷物検査場からここまで1時間かかりました。
さすがは空港。恐ろしい広さです。

有料観覧席はプラスチック製のフェンスで囲まれていて、出入り口にはテントがあり、米兵と日本人スタッフがチケットの有無を確認します。

チケットと引き換えに、米軍の認識票を模したものを受け取り、それを首にかけます。
これが有料観覧エリアへの出入りに必要な通行手形。


▲有料観覧席の様子

手荷物検査が終わってから降り始めた雨ですが、すでに傘無しでは厳しいほどの降り方です。

私は昨日「折りたたみ傘を持っていかないと」と思っていたのに、通勤鞄から出して今日の鞄へ移し替えるのを忘れていて、傘がありません。

まいった。有料観覧席は屋根がありませんから、ずぶ濡れ必至。
有料観覧席後方、チケット不要の一般開放エリアのテントの方が快適そう。


▲無料エリアのテント(本来は航空機の格納用?)

9:58
海上自衛隊所属の航空機によるオープニングフライトが始まりました。
先日の事故の影響か、US-2(飛行艇)のフライトは無し。


▲MH-53E(輸送ヘリ。乗員7名、全長30.2m、全高9.0m、全幅24.1m、離陸重量31,638kg)


▲MCH-101(掃海・輸送ヘリ。乗員4名、全長22.8m、全高6.6m、全幅18.6m、離陸重量14,600kg)


▲UP-3D(電子戦訓練支援機。左:乗員8名、全長32.7m、全高10.3m、全幅30.4m、離陸重量56,000kg)とU36A(訓練支援機。乗員4名、全長14.8m、全高3.7m、全幅12m、離陸重量8,900kg)


▲オープニングフライトを終えて着陸した航空機(左からEP-3、OP-3C、UP-3D)

10:20頃
滑走路横にブルーインパルスの機体が並んでいたのですが、その横にいた2機のF-16の内、1機がエンジンを始動しました。

10:30頃
次はF-16の機動飛行かなと思っていたら、頭上高くにヘリがいて、そこからスカイダイバー2名がパラシュート降下。

2人の足下には、それぞれ日の丸と星条旗がぶら下がっていて、スピーカーからは君が代とアメリカ国家が流されました。


▲国旗と共に降下するスカイダイバー

10:40頃
先ほどエンジンを始動した米軍のF-16の機動飛行が始まりました。
これでもかと何度も何度も急上昇、急旋回を繰り返し、しかもほぼ毎回アフターバーナーを点火するので、耳がしびれます。


▲展示飛行ではこんなに低く飛ぶ

11:00過ぎ
ウィスキーパパ競技曲技飛行チームのマサ(内海昌浩氏)によるアクロバット飛行が始まりました。


▲ウィスキーパパの機体(エクストラ300L)

ウィスキーパパの演技が10分ほどで終了した後、売店でハンバーガー(¥600)とゲータレード(¥300)を購入し、雛段の下の空間で雨を除けながら昼食。

米軍基地ですから、やはりアメリカらしい物を買わないと、ということで、ハンバーガーと訳の分からない色のゲータレードにしました。


▲本日の昼食(ハンバーガーとアメリカンな色合いのジュース)

ハンバーガーにかぶりついた直後、アナウンスが始まりました。
日本で初めて演技を行うという、ブライトリング・ウィングウォーカーズの展示飛行が始まるようです。

ハンバーガーをゲータレードで無理矢理お腹に流し込み、雛段の下から飛び出すと、複葉機が2機、滑走路に並んでいました。

ウィングウォーカーズは今回のイベントまでその存在すら知りませんでしたが、複葉機の翼の上で女性がポーズを取りながら、複葉機が機動飛行を行うというものです。

使用する複葉機は、Stearman社が製造した、第2次大戦中の米軍の初等練習機。
ただし、エンジンはオリジナルの220馬力のものから450馬力の新しい物に換装してあります。


▲ウィングウォーカーズの演技

上の写真は、2機がかなり近い距離ですれ違った直後の様子ですが、2機とも、翼の上で女性がポーズを取っています。

複葉機自体が珍しいですし、翼の上に人が乗っているという光景もまたすごい。

当日の演技の様子がYouTubeに投稿されていますので、お時間のある方は是非どうぞ。(私が撮影した動画ではありません)


11:50頃
ウィングウォーカーズの演技が終わったと思ったら、今度は航空自衛隊のF-15による機動飛行が始まりました。
こちらもアフターバーナーをガンガン焚いて、とんでもない爆音をまき散らしながら飛んでくれました。


▲航空自衛隊のF-15戦闘機(車輪と着艦フックを下ろした状態で航過する様子)

12:00
今度はヨシ・エアロバティクスの室屋 義秀 氏による、エクストラ300Lを使用した展示飛行が始まりました。


▲室屋 義秀 氏のエクストラ300L

室屋氏の展示飛行が終わってからは、しばらく展示飛行のない空き時間。
この間にお昼ご飯を食べて下さいということでしょうか。

私は屋台が空いていた時間帯に昼食を済ませてしまったので、雨を除けるために雛段の下に入ってボーッと休憩。

13:00
少し前にヘリが離陸したので何かあるんだろうなと思っていたら、ムササビのようなジャンプスーツを着た2人のジャンパーがヘリから飛び出しました。


▲ジャンプスーツで飛行するダイバー(高度が高すぎて、大きく写すのは無理でした)

比較的早い段階でパラシュートを開き、2名は着地。
その頃、ブルーインパルスの横に残っていた1機のF-16がエンジンを始動しました。

13:10頃
再び米軍のF-16による機動飛行が始まるのかと思いきや、F-16は離陸していないのに、突然上空にF-16のような航空機が現れました。

航空自衛隊のF-2支援戦闘機です。

米軍のF-16に負けない豪快な機動飛行でした。
中でも格好良かったのは、滑走路上ぎりぎりの高さを高速で飛行し、その後急上昇するという機動。心も耳もしびれます。


▲滑走路上すれすれの高さを高速で飛行するF-2


▲その後の引き起こしで大量の水蒸気を発生させるF-2

上のシーンを撮影した動画がYouTubeに投稿されています。(私が撮影した動画ではありません)


13:20頃
今度は先ほどのF-16が離陸し、またまた機動飛行。

13:35頃
再びウィングウォーカーズの展示飛行。


▲ウィングウォーカーズの2回目の飛行の様子

13:55頃
第2海兵電子攻撃飛行隊の電子戦機EA-6Bプラウラーと、海兵第242全天候戦闘攻撃中隊の2機のF/A-18Dスーパーホーネットが離陸しました。

プラウラーを見るのは、私にとっては初めて。


▲編隊を組んで航過するプラウラー(中央)とスーパーホーネット

これら3機は対地攻撃デモという形を取っていたため、滑走路上空を通過する度に滑走路近くで爆発が起こり、しかもその爆発も迫力があって見応えたっぷりでした。


▲爆撃された想定で発生する爆発

1発目の爆発は、色んな条件が整っていたのか、発生した黒煙がキノコ雲になり、さらに真っ黒なドーナツのような形で数分以上の間、上空に残っていました。


▲リング状の黒煙

この後も、プラウラーとホーネットは高速で滑走路上空を航過。
ちょうど観覧席上で水蒸気のコーン(円錐)が発生するような速度で飛行してくれました。

以前は1回か2回そのような飛行をしただけだと記憶していますが、今回は何度も何度も、また、最後はスーパーホーネットが2機並んだ状態で航過し、2機同時に水蒸気の「スカート」をまとった様子も見ることが出来ました。


▲水蒸気のコーン(円錐)をまとったF/A-18Dスーパーホーネット

当日の対地攻撃デモの様子がYouTubeに投稿されています。お時間のある方は是非どうぞ。(私が撮影した動画ではありません)


14:18
ブルーインパルスの関係者を乗せたバスが走ってきました。


▲ブルーインパルスのスタッフを乗せたバス

先ほどの米軍機3機が順に着陸している中、ブルーインパルスは展示飛行の準備を開始。
ところが、まもなくブルーインパルスの展示飛行という頃、雨脚が強まってきました。

傘を持っていない私は、たまらず有料観覧席から出て、背後のテント(航空機の格納用?)に避難。

テント内は、路面こそ雨でびしょ濡れですが、降ってくる雨がかからないので快適。しかも、滑走路の方に向けて大きく口が開いているので、滑走路自体は見えませんが、上空の視界は十分に確保されています。


▲テント内の様子

15:10頃
天候偵察のため、ブルーインパルスの5番機が離陸しました。

数分後、1~4番機がそれぞれ菱形の頂点になる形態で離陸(ダイヤモンドテイクオフ)。
ずいぶん視界は悪そうですが、こんな天候でも展示飛行をしてくれるなんて。

離陸した4機は、この後密集編隊で上空を航過(ファンブレイク)。


▲ファンブレイク(天気が悪いので着陸灯が目立つ)

次は、5番機が90度ずつ右へ素早くロール(進行方向を軸にした回転)してはロールをぴたっと止める、つまり、カクッ、カクッ、カクッ、カクッと4回で一回転する4ポイントロールを披露。

今度は5機が縦一列に並んだ状態(トレイル隊形)で滑走路上空へ進入し、一気に三角形のデルタ隊形へ形態を変換するチェンジオーバーターン。
あっという間に隊形を変える様子は見事としかいいようがありません。


▲チェンジオーバーターン(デルタ隊形へ移行中の様子)

次は5番機が単独で背面飛行。そして、ロールを繰り返す「インバーティッドアンドコンテニュアスロール」。

今度は会場正面奥から5機が横一列に近い隊形で接近し、滑走路上空で一気に散開するレベルオープナー。
個人的に好きな演目です。


▲レベルオープナー

レベルオープナーの次は、6番機の単独演技のスローロール。
進路を一定に保ったまま、ゆっくりと行うロールです。

続いてはレターエイト。
4機が編隊で進入し、空中に大きな円を描くように旋回している途中で1機だけ離脱し、逆方向へ旋回します。離脱した1機は8の字を描くように旋回し、先ほどの3機と合流するという演目。

次は6番機が普通に水平飛行し、その横で5番機が背面飛行の状態で並んで通過するバックトゥバック。

その後、4機で作られたダイヤモンド隊形そのものがロールするトレイルトゥダイヤモンドロール、2機が近距離ですれ違うオポジットコンティニュアスロール、4機が編隊を組んで背面飛行をする4シップインバート、2機がハートを描くキューピッド、4機編隊がデルタ隊形で円を描きながらアローヘッド隊形へ転換するシングルクローバーリーフ、6機が編隊を組み、3機は水平飛行、残り3機は背面飛行で航過するオポジットトライアングルと演じられました。

オポジットトライアングルの次は、私の大好きなボントンロールとコークスクリュー。

ボントンロールは、編隊を組む6機すべてが同時に、開始と終了のタイミングを合わせてロールを行うというもの。一糸乱れぬ動きは鳥肌物です。

コークスクリューは、背面飛行をする5番機の周りを、6番機がぐるぐる回りながら付いていくという演目。
これも鳥肌。


▲コークスクリュー

最後は、ローリングコンバットピッチ。
着陸する際、編隊を組んで密集していた機体の間隔を開けるための機動です。

当日の演技がYouTubeに投稿されていますので、お時間のある方は是非。(私が撮影した動画ではありません)


15:40
後はブルーインパルスの着陸がありますが、すでに周囲では会場を出るための大移動が始まっています。
私も移動を開始。

ここへ来るための準備はしていましたが、帰りの準備(列車の切符の手配や、そもそも帰りのルート選択)は一切していませんでした。

航空ショーのプログラムが公開されていなかったので、何時に終わるか分かりませんでしたし、会場から駅への移動にかかる時間も分からなかった(観覧席から基地のゲートまでの移動にかかる時間が分からない)ので、列車の時刻の決めようがなかったのです。

岩国駅と南岩国駅は混むだろうなあ、と思ながらiPhoneで地図を眺めていると、西岩国駅が比較的近いところにあることが分かり、新岩国駅近くの清流新岩国という駅(錦川鉄道)に西岩国駅(JR)から乗り換え無しで移動出来ることも経路検索で分かりました。

ということで、基地から西岩国駅へ徒歩で移動し、そこから錦川鉄道を利用して新岩国へ。
新岩国から新幹線で帰ること決定。

岩国基地のメインゲートから西岩国までは約3.3km。
有料観覧席からメインゲートまでは約3.4km。
合計で6.7kmの道のりを歩くことになります。

雨はまったく止む様子がなく、有料観覧席からメインゲートに行くまでにずぶ濡れ。

私は基本的に日常生活でも撥水性や速乾性に優れたアウトドア用の服を着ています。が、撥水程度の性能では降り続く雨には耐えられません。

基地内は私と同様、傘も持たずにずぶ濡れの人が多かったのですが、基地を出て西岩国駅へ向かう道中では、そんな人はいません。

雨の中を傘も差さずにずぶ濡れで、横を通り過ぎる車の人たちにじろじろ見られながら、全く見知らぬ土地をiPhoneの地図を頼りに西岩国駅へ向かいました。

17:20
西岩国駅に到着。
昭和初期のレトロな建物がそのまま使われています。

清流新岩国駅へ直通で行ける列車は、17:50発。
ズボンは撥水性能が良いのかあまり濡れていませんでしたが、上に着ていたソフトシェルのパーカーはびしょ濡れ。それでも、中に着ていたTシャツは一部が濡れている程度で、アウトドア用の服の性能の高さには感心しました。

パーカーはもう着ていられないので、ちょっと寒いですがTシャツ一枚になってホームで待機。

17:50
清流新岩国駅に止まる列車が到着しましたが、これ以上乗れるのか?と思うほどの混雑ぶり。
ほとんどの乗客は、岩国駅から乗ってきたフレンドシップデー帰りの人たちです。

清流新岩国駅までは2駅、10分ほど。

清流新岩国駅で下車し、車掌(?)さんに現金で運賃を支払ってJR新岩国駅へ移動。

岩国駅から乗った人達の一部は切符を持っていましたが、無人の西岩国駅から乗った私や、あまりの混雑で切符を買えなかったと思われる人たちは現金で運賃を支払います。
万札で支払いをする人もいて、なかなか駅から出られませんでした。

新岩国駅の窓口やみどりの券売機も混雑するので、帰りにこのルートを使おうと考えている人は、新幹線の時間に余裕を見ておいた方が良さそうです。

18:30
こだま754号が新岩国駅を発車。

18:46
広島駅に到着。
ホームの売店で駅弁を購入。

19:03
さくら564号新大阪行が広島駅を出発。
発車してすぐに駅弁を食べ、ほっと一息。

20:04
姫路駅に到着。

他のイベントだったら飛行を中止するような天気だったと思いますが、米軍も自衛隊も雨にひるむことなく展示飛行を実施して下さったおかげで、5年ぶりの岩国フレンドシップデーを堪能できました。
本当にありがとうございました。

ニュースによると、本日の人出は16万5千人だったそうです。

本日の歩行距離
フレンドシップデーに行くと、長距離を歩くことになります。
今回の私の場合、往路は岩国駅から基地の入口までで2.4km、入口から観覧席までで3.4kmの合計5.7km
復路は観覧席から基地の入口まで3.4km、入口から西岩国駅までが3.3kmの合計6.7km。
往復で合計12.4kmを歩いています。