播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

あべのハルカスの展望台:ハルカス 300

2014年3月7日(金)にグランドオープンした「あべのハルカス」。
60階建ての高層ビルで、地上300mの高さがあります。
 
あべのハルカスの位置は、以下のURLからご覧下さい(Googleマップが開きます)。
 
 

▲あべのハルカス
 
このビルの58階~60階は展望台になっていて、360°の抜群の眺望が得られます。
高いところと展望が好きな私としては、行かないわけにいきません。
ということで、本日、その展望台に行ってきました。

注)2014年3月中は、前売り券を買わないと展望台に入れません。当日券はなく、インターネット購入の場合は3日前までに、ファミリーマートで購入する場合は2日前までに前売り券を予約する必要があります(先着順)。価格や購入方法などの詳細は、あべのハルカスのWebサイトをご覧下さい。
 
それだけではもったいないので、ついでに通天閣や四天王寺も見物することにしました。
 
私が住む姫路からあべのハルカスに行くには、JRで大阪駅まで行き、地下鉄御堂筋線に乗り換えるか、そのままJRの環状線で天王寺駅へ向かいます。
 
あべのハルカスという名前ではありますが、最寄り駅は阿倍野ではなく天王寺です。
 
展望台に入るには、まず予約情報をもとに入場券を受け取らないといけません。
あべのハルカスの北西の角付近に「↑展望台」と書かれた階段があったので、それを登って2階へ。
 
階段を登った左前には展望台の入口らしきところがありました。そこから入ってチケットを引き換えるのかと思ったら、「入場券がないと入れません。先にチケットカウンターで入場券を入手して下さい。」とのこと。
チケットカウンターの場所を教えてもらい、そちらへ向かいました。
 
空いているかなと思って早い時間の予約にしましたが、それでもチケットカウンターには行列が出来ていました。
 

▲チケットカウンターの様子
 
行列は案外スムーズに流れていきます。
「チケット購入確認」メールをプリントアウトしたもの(これが入場券の引換券になる)と、インターネットでの申し込みに使用したクレジットカードをカウンターの方に手渡し、チケットを受け取りました。
 
先ほどチケットカウンターへの案内をしてもらった入口へ戻り、チケットを見せてエレベーターへ。
 
エレベーターは展望台へ直通になっているわけではなく、いったん16階まで上がり、そこから展望台行きのエレベーターに乗り換えるようになっています。
 
エレベーター前には自動改札式のゲートがあり、入場券のQRコードをゲートのスキャナにかざして進みます。
 

▲16階から60階へのエレベーターに乗るための行列に並ぶ
 
このエレベーターは、移動中に下のYoutube動画のような光景が見られるようになっています。
スピード感があって楽しい。
 
高速なエレベーターだと、上がるときは床に押しつけられる力(プラスG)を、下りる時にはふわっとなる感覚(マイナスG)を味わうことがよくあります。
しかし、ここのエレベーターはGの変化をほとんど感じません。
気圧の変化(耳の奥のおかしな感覚)はしっかり感じました。
 

あべのハルカスのエレベーター(16階~60階)
▲エレベーター内で撮影した動画
 
60階の展望台に着くと、オープニングイベントが行われている様子。
吹き抜けから見える58階の屋外広場で、幼稚園の子ども達が何かやっているようです。その様子を保護者の方々が見守っているらしく、吹き抜けの周囲には人垣が出来ていました。
 
しかし、高所フェチ、展望フェチの私は、外向きの窓から見える景色の方に釘付け。
とにかくすごい絶景です。
  

▲南方面の展望
 

▲北方面の展望
 

▲西方面の展望
 

▲東方面の展望
 
山の上からの展望と違い、すぐ足下まで市街地の風景が広がっているので、まさに空中の展望台という雰囲気。
 
数日前まででないと買えない前売り券が必要なため、昨日のグランドオープンのニュースを見た人が押し寄せてくるということもありませんし、そもそも入場券は枚数制限があるので、ゆったりと景色を楽しめました。
 
景色を楽しんでいたら、突然、風船が視界に入ってきました。
風船飛ばしでオープニングイベントが終了したようです。

58階の屋外広場で放たれた風船は、59階と60階の吹き抜け部分を通って外へ出ます。そして、あべのハルカスの周囲を舞って飛んでいきました。
 

▲風船飛ばしの様子
 
トイレに行きたくなったので近くの係員に尋ねると、下の階(59階)のトイレが面白いとのこと。
エスカレーターで59階へ下り、看板を頼りにトイレに向かいました。
 
係員さんの言葉通り、素晴らしい景色のトイレ。

男子トイレは小便器に向かって立つと背中側に絶景が広がっています。
 
手を洗う場所では、鏡にその絶景が映るので爽快な気分で手を洗えますし、個室から出るときは、ドアを開けると絶景が目の前に広がります。(風景を見ながら用を足すことは出来ません。)
 

▲59階の男子トイレの様子
 
この59階には、トイレの他に売店があります。

マスコットキャラクターである「あべのべあ」のぬいぐるみや、それをモチーフにした鞄や手ぬぐい、お菓子等々。
 

▲59階の売店の様子
 
あべのべあは、今人気のあるふなっしーの真逆、つまりしゃべらず、動きがゆっくりしたキャラクターでした。
 

▲売店横で記念撮影に応じていた「あべのべあ」
 
エスカレーターで下った58階は、先ほどまでオープニングイベントが開かれていた屋外庭園。

ここは屋根が無く外気が直接入ってくる空間なので、展望台に比べると寒いですが、青空が見えて気持ちいい。
 

▲58階の屋外広場の様子
 
58階には、カフェダイニングバー SKY GARDEN 300があります。
ここの売りは、長さ30cmのウインナーが入った巨大なホットドッグ「プカドック(¥880)」と、パイン飴を使ったソフトクリーム(¥400)。
 
せっかくなので、屋外広場に座って外の景色を見ながら、プカドックを食べることにしました。
買ったのは以下の4品。
 

▲プカドック、ジンジャーエール、あべのプリン、オニオンスープ
 
観光地の食べ物は値段が高いだけで味はそれなりということが多いですが、ここのは違いました。

プカドックはうたい文句通りの巨大さで食べ応えがあり、ウインナーもパンも美味。
オニオンスープも美味しいし、あべのプリンは食べてびっくりしましたが、ミックスジュース味。
 

▲屋外広場周囲の階段に座り、景色を見ながら上の4品を食べた
 
景色と食事を思う存分楽しんだら、「お帰り口」のある59階へ戻ります。
 
ここでまた列に並んでエレベーターを待ち、16階へ下りたらエレベーターを乗り換え、2階へ。
展望好きの人なら、何時間いても飽きずに楽しめると思いますよ。
双眼鏡を持ってくれば、楽しさ倍増。
 
ちなみに、ここからは太陽の塔や京都タワーが見えるそうです。
京都タワーは分かりませんでしたが、太陽の塔は見つけることが出来ました。
 

▲展望台から見た太陽の塔
 
山歩きを趣味にしている方なら、カシミール3Dを使っていろんな場所への方位を事前に調べておき、展望台からコンパスを頼りにその場所を双眼鏡で眺めてみるのも面白いと思います。
 
60階の展望台と58階の屋外庭園で、RicohのTHETAを使ってパノラマ撮影をしてみました。
あべのハルカスで撮影した全天球パノラマ(撮影日:2014年3月8日)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/abenoharukas20140308/virtualtour.html
あべのハルカスを出た後は、Googleマップを頼りに大阪市立美術館に行って特別展示「第45回 日展」を楽しみ、その後は通天閣に行きました。
 

▲大阪市立美術館
 
通天閣はかなりの混雑で、待ち時間が45分となっていたため、通天閣は下から見上げるだけにしました。
続いて、Googleマップを見ながら徒歩で四天王寺へ。
 

▲新世界と通天閣
 
四天王寺は、あべのハルカスから眺めたときは古代の寺院という雰囲気が感じられて面白そうだったのですが、実際に行ってみるとコンクリートの建物が多く、五重塔があるエリアには入ることも出来ず、なんだか消化不良。
 

▲四天王寺の中門と五重塔
 

▲あべのハルカスから見た四天王寺
 
朝9時にあべのハルカスに来てから大阪市立美術館、新世界・通天閣、四天王寺を見終わると、夕方の5時近くになっていました。