今日は新宮にある祗園嶽に行ってきました。
ルートは、中垣内教育キャンプ場から亀池へ登り、祗園嶽へ行ってパノラマを撮影し、382.6m三角点ピークの南から西へ下山してキャンプ場へ戻るというもの。
▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「龍野」
https://goo.gl/maps/eCnoTrQCuWvw71wK8
▲中垣内教育キャンプ場の位置
9:20
姫路市街の自宅を出発して県道5号線を西へ進み、揖西町中垣内にある「中垣内(なかがいち)」交差点を右折。
後は道なりに北へ進んでいけば、中垣内教育キャンプ場で道路は行き止まりになります。
姫路市街の自宅を出発して県道5号線を西へ進み、揖西町中垣内にある「中垣内(なかがいち)」交差点を右折。
後は道なりに北へ進んでいけば、中垣内教育キャンプ場で道路は行き止まりになります。
10:00
中垣内教育キャンプ場前に到着。ここに車を止めました。
先客がいるようです。
中垣内教育キャンプ場前に到着。ここに車を止めました。
先客がいるようです。
▲キャンプ場前に駐車
10:05
準備を済ませて出発。
準備を済ませて出発。
茶色いゲートがしまっていますが、鍵はかかっていないので開閉は可能です(動物が開けないように元通り鎖をかけておく必要がある)。
ゲートのすぐ先には鳥居があり、「井関神社奥宮」と書かれた扁額がかかっています。
▲鳥居
この鳥居の場所は道の分岐になっていますが、今日の登山ルートは直進。
谷を通るこの道は、昔は車が通っていたのでしょうか、林道のように幅があり、平坦で歩きやすい。
▲谷沿いの道の様子
10:19
堰堤に架かった緑色の簡易鉄橋に出会いました(地図中「橋#1」)。
堰堤に架かった緑色の簡易鉄橋に出会いました(地図中「橋#1」)。
▲堰堤を越えるための簡易鉄橋
堰堤を越えてからも広い林道のような道が続きます。かつてはこの場所に車が通れるような橋があったんでしょうね。
10:24
2つめの簡易鉄橋を通過(地図中「橋#2」)。
2つめの簡易鉄橋を通過(地図中「橋#2」)。
気持ちよく林道を歩いていると、突然左の斜面から石がいくつか転がり落ちてきました。「土砂崩れの前兆か!」と思いましたが、何かが動いています。
そいつは私の目の前を横切り、沢を渡って岩の上に。
よく見ると、イタチでした。
よく見ると、イタチでした。
▲イタチ
10:39
また簡易鉄橋(「さんのばし」の銘板がある)に出会いました(地図中「橋#3」)。
また簡易鉄橋(「さんのばし」の銘板がある)に出会いました(地図中「橋#3」)。
「さんのばし」を渡ってすぐ、道は水の流れで中央がえぐれた細い道になりました。
が、その先で左へ斜面を下るように案内するマーキングがあり、それに従うとまた広い道に出ました。
が、その先で左へ斜面を下るように案内するマーキングがあり、それに従うとまた広い道に出ました。
道が流されたために付けられた迂回路だったようです。
10:45
4つめの橋に出会いました(地図中「橋#4」)。これは今までの三つとは違って木製です。
中央には踏み抜いた跡があったので、用心のため端の方を渡りました。
4つめの橋に出会いました(地図中「橋#4」)。これは今までの三つとは違って木製です。
中央には踏み抜いた跡があったので、用心のため端の方を渡りました。
▲4番目の橋は木製
10:48
5番目の橋を通過(地図中「橋#5」)。これも木製です。
5番目の橋を通過(地図中「橋#5」)。これも木製です。
10:59
ちょっとした湿地帯を右手に見ながら歩いていたら、近畿自然歩道の道標がある分岐に出会いました(地図中「新池分岐1」)。
ちょっとした湿地帯を右手に見ながら歩いていたら、近畿自然歩道の道標がある分岐に出会いました(地図中「新池分岐1」)。
道標は左を指して「新池0.5km」、直進方向を指して「奥宮神社0.3km」となっています。
ここは直進です。
▲分岐の様子(左は新池方面、直進が今日の目的のルート)
すると、ほんの数十メートルでまた分岐に出会いました。
分岐する道は右へ伸びており、古い石の道標によると右は「おくの宮」とのことですが、直進することにします。
分岐する道は右へ伸びており、古い石の道標によると右は「おくの宮」とのことですが、直進することにします。
先ほどの分岐からは、植林の中の薄暗い道です。
11:06
また分岐に出会いました(地図中「新池分岐2」)。
また分岐に出会いました(地図中「新池分岐2」)。
近畿自然歩道の道標があり、これも左は新池、右は奥宮神社となっています。
それ以外にもいくつか道標があって、この分岐は賑やか。
▲公設っぽく見える道標
11:08
10:59に通過した分岐のすぐ先で右へ別れていた道が合流する地点を通過。
10:59に通過した分岐のすぐ先で右へ別れていた道が合流する地点を通過。
11:11
水争い遺称地の看板に出会いました(地図中「水争い遺称地」)。そのすぐ先には水争いのきっかけとなった石積みの土塁があります。
▲水争い遺称地の土塁
水争い遺称地から先は、沢沿いの自然林の中を伸びる広い道になったり、シダが両側にある道になったり、いままで単調だった道とは様子が変わってきます。
11:20
亀池(きのいけ)の北側にある堰堤の西端に出ました。
ここに出る直前に南から道が合流していましたが、どこから来ていた道か分かりません。
亀池(きのいけ)の北側にある堰堤の西端に出ました。
ここに出る直前に南から道が合流していましたが、どこから来ていた道か分かりません。
▲亀池(きのいけ)の様子(マウスポインタを合わせたとき右下に表示される虫眼鏡のアイコンをクリックすると拡大表示されます)
亀池の標高は350mほどで、登山口のキャンプ場は87m。標高差260mほどを登っていますが、時間をかけて緩やかに谷を登ってきたので、非常に楽でした。
堰堤の反対側へ進み、亀池の北側を時計回りに回り込んで池の東へ行くと、亀岩があります。
11:28
亀岩前を通過(地図中「亀岩」)。
亀岩前を通過(地図中「亀岩」)。
▲亀岩
亀岩の先はすぐ三差路になっていました(地図中「亀岩」のすぐ東にある三差路)。
直進が今日の目的地である祗園嶽、右折すると亀山方面への道です。
直進が今日の目的地である祗園嶽、右折すると亀山方面への道です。
まずは祗園嶽を目指して分岐を直進します。
▲祗園嶽・亀山分岐
祗園嶽への道に入ってすぐ蛙岩がありますが、どこからどう見ても蛙に見えませんし、その先にある供養碑も「南無阿弥陀仏の銘があります」と書かれているのに何も見えません。
11:33
馬立(うまたて)へ下る道が分かれている地点を通過(地図中「馬立分岐」)。
馬立(うまたて)へ下る道が分かれている地点を通過(地図中「馬立分岐」)。
ここからは自然林のやせ尾根歩きです。
▲馬立分岐から先の道の様子
トラロープが張られた急な斜面があったり、道が北西へ向きを変えてからは尾根の中心ではなく西側斜面に付けられた細い道を通ったり、シダの多い小ピークがあったり、変化が多くてなかなか楽しめます。
11:49
峠に出会いました(地図中「峠」)。
峠に出会いました(地図中「峠」)。
祗園嶽には城山城(きのやまじょう)の出城があったそうなので、元は堀切だったのだと思いますが、峠道として使われています。
ここからは少し急な雑木林の斜面を一登りすれば祗園嶽山頂です。
11:55
祗園嶽の山頂に到着。
三等三角点標石(点名:祗園山)と、神社を何処かへ遷したと刻まれた石柱が立っているだけで、展望はありません。
祗園嶽の山頂に到着。
三等三角点標石(点名:祗園山)と、神社を何処かへ遷したと刻まれた石柱が立っているだけで、展望はありません。
▲祗園嶽の山頂
しかし、三角点ピークの少し東へ行けば、展望の良い岩場があります。
ここで東側の風景を見ながら昼食を食べました。
ここで東側の風景を見ながら昼食を食べました。
祗園嶽の山頂で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2013年2月3日)
https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/giondake20130203/virtualtour.html
今日のメニューは、インスタントの袋麺。「宮崎辛麺」という製品で、寒い冬には体が温まる辛い食べ物がぴったりだと思っていましたが、今日は暖かくて汗だく。
▲本日の昼食
12:48
昼食と展望を満喫し、祗園嶽の山頂を出発。
亀岩の東にある分岐へ戻ります。
昼食と展望を満喫し、祗園嶽の山頂を出発。
亀岩の東にある分岐へ戻ります。
13:12
分岐に戻ってきました。
分岐に戻ってきました。
ここからは南(亀山、城山城方面)へ進みます。
分岐のすぐ先は平坦な林の中でしたが、滑りやすい砂の浮いた斜面を登り切ると、はっきりした尾根道になります。
13:16
地形図を使用した散策マップが設置された場所を通過(地図中「あずまや跡」)。
地形図を使用した散策マップが設置された場所を通過(地図中「あずまや跡」)。
イラストマップであることが大半の散策マップですが、ここのは地形図にルートが赤線で書き込まれていてわかりやすい。
ここから先の道は、単調な自然林の尾根道です。
13:29
亀山(きのやま)山頂に到着。2名のハイカーが休憩中でした。
亀山(きのやま)山頂に到着。2名のハイカーが休憩中でした。
前回(7年ほど前)はここで東側の展望を見ながら昼食を食べましたが、今は植物が育ってしまい、あまり展望が楽しめません。
ここに埋設されている三角点は、四等三角点(点名:亀山)です。
▲亀山(きのやま)山頂の様子
地形図に書かれた「亀山」の「山」の字がある辺りから、平坦な植林になります。
▲突然植林帯になる
何故山の中に突然平坦な土地が現れたんだろうと思っていたら、まもなく小さな供養塔と城山城の説明看板に出会いました。見晴らしの良いピークではなく、こんな所にお城を作っていたんですね。
縄張り図を見ると、先ほどの三角点ピークも郭だったようです。
ここからは近畿自然歩道の道標が「的場山」として指し示す方向へ進みます。
13:49
389m標高点に到着。単独の男性ハイカーが食事中でした。
389m標高点に到着。単独の男性ハイカーが食事中でした。
このハイカーさんと休憩がてら10分ほど雑談をし、さらに南を目指します。
なお、ここから真南へ下る道もあるようです。
▲389m標高点の様子
389m標高点から南へ下る斜面は急な上に砂と石が多くて滑りやすい。
14:22
382.6m三角点ピークを通過。
382.6m三角点ピークを通過。
14:24
西播線37番鉄塔に出会いました。
西播線37番鉄塔に出会いました。
今日の下山に使う尾根には38番鉄塔が通っています。この37番鉄塔の下には巡視路標識があり、ここから38番鉄塔へ行けることが確認できます。
この巡視路標識の立っている場所からは東へ道が下っており、佐野に下りられるようです。
14:32
尾根道をさらに南へ進むと、的場山方面が開けた場所に出ました(地図中「巡視路分岐」)。
尾根道をさらに南へ進むと、的場山方面が開けた場所に出ました(地図中「巡視路分岐」)。
▲巡視路分岐地点の様子
近畿自然歩道の道標では分岐ではありませんが、道は明らかに分岐しています。今回は巡視路標識のある方の道へ進みました。
▲巡視路へ入る
送電線巡視路だけあって、しっかりした道です。
しかし、急な割にはプラ階段もなく、普通の登山道といった雰囲気。
しかし、急な割にはプラ階段もなく、普通の登山道といった雰囲気。
▲西播線38番鉄塔を目指してシダの道を進む
この道を利用するハイカーはさほど多くなさそうですが、代わりにイノシシや鹿がよく通っているらしく、蹄の跡がたくさんあります。
14:51
西播線38番鉄塔下をくぐります(地図中「西播線38番鉄塔」)。
西播線38番鉄塔下をくぐります(地図中「西播線38番鉄塔」)。
鉄塔から先は、こけると痛そうな角張った小石が散らばるつづら折れの道で、両側にシダが目立っています。
標高150mほどまで下ってくると、植林の中のうっすらした道になります。
15:08
巡視路の入口と思われる大きな巡視路標識のある地点に下りてきました。
巡視路の入口と思われる大きな巡視路標識のある地点に下りてきました。
木々のすき間から自分が止めた車が見えていますが、現在地と車の間には川と法面があります。
とりあえずキャンプ場を目指して道のない(マーキングはあった)林の中を北へ進みました。
▲林の中を北へ進んだ
キャンプ場の敷地に入ると川の東側の法面はなくなり、簡単に川へ下りられるようになりました。
15:19
キャンプ場入り口近くの堰堤を渡り、ゲートを出て愛車のもとに到着。
▲この堰堤を渡った