播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。原則として更新は週に1回です。広告は表示しません!

赤穂のレトロな観光スポット:民俗資料館と玩具博物館

今日は仕事が休みだったので、以前から気になっていた赤穂のレトロな観光スポット、赤穂市立民俗資料館と赤穂玩具博物館に行ってきました。
 
車を赤穂城跡内大石神社の無料駐車場に止め、まずは赤穂市立民俗資料館へ。
 
大石神社から西へ歩いて行くと、県道229号線に突き当たります。
すると、左前方に淡い緑色の洋風建築の建物があるのが目に入りますが、それが目的の民俗資料館。
 
14:20
赤穂市立民俗資料館に到着。
 
駐車場が無いと思い込んでいましたが、しっかり来館者用の駐車場がありました。
せっかく暑い中を歩いてきたのに。。。下調べはしっかりと行うべきですね。
 
 
▲赤穂市立民俗資料館の外観
 

https://goo.gl/maps/8DkTNcbPmE4SPbsm8
▲赤穂市立民族資料館の位置
 
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:水曜(祝日と重なった場合はその翌日)
 
すばらしい雰囲気の建物ですが、それもそのはず。1908年(明治41年)に旧大蔵省の塩務局庁舎として建てられたもので、現存する塩務局の建物としては最古のものです。
 
建物の北面西端に入口があります。
受付カウンターで入場料(大人1人¥100)を支払い、靴を脱いでスリッパに履き替えて中へ。
 
 
▲赤穂市立民俗資料館に入ってすぐの部屋(旧事務所)の様子
 
館内は建設当時の内装がほとんどそのまま残っており(塗装は新しいですが)、かつては窓口だったと思われる場所のカウンターやドア、天井等がレトロな雰囲気を出しています。
 
2012年8月いっぱいは「昭和の夏の過ごし方」をテーマにした企画展が開催されているので、上の写真の広い空間には、昔の扇風機やかき氷器などが展示されていました。
 
部屋割りも変えることなく使っているため、普通の博物館や美術館とは異なり、館内の部屋を見て回るという見学方法です。
 
部屋の入口には、展示内容とその部屋がかつて何だったのかを示すプレートが貼られています。
 
 
▲食生活用具が展示されている部屋(かつては厨房)の様子
 
順番に部屋を回っていくと、やがて煉瓦造りの小さな建物へ続く渡り廊下に出て、そこからは屋外展示になります。
 
 
▲旧塩倉庫脇の屋外展示の様子(農機具)
 
1階と屋外展示を一通り見終わったので、続いて2階へ上がってみました。
そこは戦時資料の展示室。
 
 
▲2階(旧監視課室)に展示されている鉄兜や砲弾、薬莢
 
この民俗資料館の特徴は、市民から寄贈されたものばかりを展示していることです。

とにかく数が多く、展示スペースが少ないので、「ごちゃっ」とした印象を受けてしまいますが、数が多いということは、興味のある展示品に出会える可能性があるということです。
私の場合、一通り見終わるのに1時間弱かかりました。
 
15:15
赤穂市立民俗資料館を後にし、赤穂玩具博物館に向かいます。

こちらは本当に駐車場がないので、大石神社の駐車場に車を置いていて正解。
民俗資料館を出て県道229号線を北へ進みます。
 
「上仮屋」交差点を右折して東へ500mほど進むと、目的の赤穂玩具博物館です。
 
15:30
赤穂玩具博物館に到着。
 
 
▲赤穂玩具博物館
 
開館時間:平日(月~金)…15時~17時
 土日祝…11時~17時
 (定休日は毎週火曜日)
入場料:大人¥330、中高生¥220、小学生¥110、幼児¥47


https://goo.gl/maps/ARBXJ4xVvfWcLqyj6
▲赤穂玩具博物館の位置

 
3輪のミゼットやスバル360が置かれていて、昔懐かしい看板が大量に掛かっているため、この博物館を見落とすことはまずないでしょう。
 
民家を利用した博物館なので、玄関で靴を脱いで上がります。
 
館内は1960~1970年代のものを中心に、看板やらオモチャやらが所狭しと並べられていて、先ほど見てきた民俗資料館と共通する雰囲気を感じます。(こちらの方が圧倒的に狭いですが)
 
私はいつものようにパノラマ撮影機材を入れた鞄を持ってきたのですが、鞄が邪魔になるくらい通路が狭い!
とにかくモノだらけ。でも、私はこういう雰囲気が好きなんです。自分の部屋もこんなんですし。
 
ごちゃごちゃ書くより、実際に館内の様子を見て頂いた方が話が早い。
下の360度パノラマをご覧ください。
赤穂玩具博物館で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2012年8月27日)
2階は休憩スペースになっていて、ちゃぶ台が並んでいます。
そこでは他のお客様が休憩中で、館長さんと楽しげにおしゃべりをされている様子。
 
先客と入れ替わるように私が休憩所に座ると、館長さんが紙芝居やクイズで楽しませてくださいました。
入場料を払っていなかったので、ここで徴収。
 
 
▲2階の休憩所にあるちゃぶ台
 
 
▲本物の紙芝居
 
16:30
赤穂玩具博物館を出て、帰路に就きました。
 
どちらもレトロな雰囲気満載です。
私の年齢では民俗資料館の展示品の中で懐かしさを感じられるものはごく一部でしたが、玩具博物館の方では、私の親が使っていたオモチャ(祖父母宅で3世代で生活していた時期があるため、祖父母が保管していた古いオモチャを見る機会があった)の記憶や自分自身の記憶で非常に楽しめました。
 
赤穂へ行かれる機会があれば、こういったややマイナーな観光スポットにも是非足を伸ばしてみてください。