播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

第1回兵庫県警察白バイ安全運転競技大会

神戸新聞に白バイの競技会が明石の運転免許試験場で開催されるとの記事があったので、見に行ってきました。見学は無料。
 
競技会の正式名称は、「第1回兵庫県警察白バイ安全運転競技大会」です。
 
11:45
11:42発の上り新快速に乗ったのですが、これに接続する普通電車が遅れていたため、接続待ちで発車が3分遅れました。
 
明石駅で下車し、駅の北側にある北1番乗り場から神姫バスに乗ります。
この乗り場から出るバスは、学校への直通バスを除き、全てのバスが免許試験場バス停を通ります。
運賃は後払いで、大人1人¥200です。
 
12:30
ちょうど開場の時間に運転免許試験場に到着。
 
 
▲兵庫県自動車運転免許試験場
 
予想以上に見学者が来ていました。
周囲から聞こえてきた会話によると、私と同じように新聞記事を見てきた人が多かったようです。
 
開会は13:00ですが、それまでの間にドリル演奏が行われていました。
1曲目は西部警察のテーマ曲。懐かしいなぁ。
 
 
▲開会前の会場の様子(ドリル演奏中)
 
会場南端では、カワサキがバイクを展示していたり、かき氷の屋台があったり、JAFのシートベルトコンビンサー(シートベルトの必要性を知ってもらうために、時速5kmの衝突体験が出来る装置)に人が集まっていました。
 
 
▲シートベルトコンビンサー
 
13:00
時間通りに開会式が始まりました。

まずは参加選手の入場です。白バイにまたがり、県内の警察署から選び抜かれた総勢21名の選手と先導の白バイ1台が登場。
来賓席と観客席の前を一度通過して1周し、その後1台ずつ来賓席前で直角に左へ向きを変え、白線でぴたっと停止。格好ええわぁ。
 
 
▲整列した参加者
 
本部長の訓示と明石市長からの祝辞があり、参加者一人一人の所属・階級・氏名が読み上げられます。
 
13:22
選手宣誓。
 
13:35
最初の種目、バランス競技のコース設営が完了。
この頃には、観客がさらに増えていました。
 
 
▲バランス競技のコース設営完了
 
13:40
バランス競技が始まりました。
これは、赤と青のマーカーで挟まれた曲がりくねった狭いコースを周回するタイムを競う競技です。
 
5台1組(最終組のみ6台)でスタート位置に付いて1人ずつ走り、その組が走り終えたら次の組がスタート位置に来るという方式。
 
 
▲バランス競技の様子
 
 
大きなバイクを巧みに左右に振りながら、狭いコースをいとも簡単に走り抜けていきます。
こんなのを見せられたら、白バイから逃げるのは無理だとよく分かります。
 
この競技は、14:00頃に終了。
  
14:10頃
2つ目の競技が始まりました。
 
2つめの種目は、速度感覚競技。
スピードメーターにカバーを付け、測定エリアを走り抜ける時に時速60kmに近いほど高得点(越えるとアウト)というルールです。
 
 
▲2種目目のコースはシンプル
 
大半の参加者は50km/h台半ばでしたが、1人だけ58km/hで測定エリアを通過した人がいました。
スピードメーター無し、60km/hを越えるとアウトという条件で50km/h台半ばで走れるわけですから、やっぱり凄い。
 
これはただ真っ直ぐ走るだけなので、動画は無し。
 
14:30頃
3種目目の傾斜走行(スラローム)のコース設営が整いました。
 
 
▲スラロームのコース(倒れているコーンは、進行方向を示すもの)
 
この競技は、7台1組でまず試走し、その後1人ずつ走行してタイムを競います。
 
免許試験場のコースを広く利用したこのコースは、かなりの急カーブが何カ所もあり、傾斜走行の名にふさわしい走りっぷりを楽しめます。
 
 
▲先導車1台と7名の参加者が並んで試走する様子
 
 
白バイの訓練では普通に見られる光景でも、一般市民の日常生活では白バイの転倒シーンなんて見られるものではありません。
しかし、このスラローム競技では転倒シーンを見ることが出来ました。正確には、白バイではなく赤色灯のない訓練用(?)のバイクですが。
 
スラローム競技は、1人あたり1分20~30秒かかるため、全員が走り終わるのに時間がかかります。
終了したのは、15:20頃。
 
15:25
競技は全て終了しました。引き続きアトラクションが始まります。
 
最初は、トライアルバイクによるデモンストレーション。
箱を踏み台にしてトラックの荷台に上がったり、ドラム缶を乗り越える演技です。
 
 
▲トライアルバイクによる演技
 
 
次のアトラクションは、女性白バイ隊員と競技の参加者一同によるスラローム走行。

競技中は赤色灯の無いバイクでしたが、今回は赤色灯付の正真正銘の白バイでの走行です。
ヘルメットの後ろから長い髪をなびかせて走る女性隊員はかっこええ~。
 
 
▲髪をなびかせ、前方を凛々しくにらんで走行する女性白バイ隊員
 
 
▲参加者全員によるスラローム走行
 
ここでもハプニング発生。
スラロームコースの最後で、白バイが1台転倒しました。訓練用ではない赤色灯付の本物の白バイの転倒シーンは貴重でしょうね。
 
最後のアトラクションは、逃げる原付を白バイと覆面パトカーが連携して捕まえるというもの。
逃げる原付の運転手がなかなか高度な技術の持ち主らしく、試験場の決して広くない道で簡単にUターンして白バイから逃げていきます。
 
白バイはすぐに追いつくのですが、手出しが出来ないのでどうしようもありません。
蹴飛ばせばすぐに捕まえられそうですが、そんなことをするとマスコミに盛大に叩かれるでしょうから、犯罪者でも丁重に扱う必要があります。
 
というわけで、覆面パトカーともう1台の白バイが登場し、先回りした覆面パトカーが道をふさぎ、2台の白バイで原付を覆面パトカーのいる道へ追い込んで見事に確保。
 
 
▲覆面パトカーで道をふさぎ、白バイで追いつめて原付を確保
 
16:05
全てのアトラクションが終了しました。
 
この後は閉会式ですが、屋根のない場所で見学していたため、やや熱中症気味。身体は熱いのに汗が出てきません。

これはまずい、ということですぐに涼しい建物の中へ避難して自販機のジュースをがぶ飲み。
身体を充分に冷ましてから家路につきました。