播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県の最高峰:氷ノ山(1509.6m)

今日はOAPさん(メーさん)の掲示板で告知されていたオフ会の日。
氷ノ山山頂にある休憩小屋(1階にトイレがある)で12:00に集合というものです。
 
前日にわーさんからお誘いの電話があり、また車に積んで連れて行って頂きました。
殿下コースで山頂を目指してピストンで下山するか、積んでくれる車があれば、大段ヶ平へ下り、殿下コース登山口まで乗せてもらおうというおおざっぱな計画です。
 
参加者は、総勢17名。
記憶が曖昧なので、名前は省略。
 
 
▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「氷ノ山」「戸倉峠」
 
7:00
道の駅やまさきでわーさん、MKさんと待ち合わせ、MKさんの車に乗り込んで道の駅を出発。
 
国道29号線を北上し、兵坂トンネルを抜けてまもなくの分岐を右(東)へ入ります。これは県道48号線。
県道48号線を進み、若杉峠を越えてさらに進みます。県道が北へ向きを変えてしばらく進むと、西へ延びる分岐に出会います(地名は栗ノ下)。
 
この西へ延びる道で集落を抜けて間もなく、「ぶなのしずく」と呼ばれる名水汲み場に出会いますが、その前を素通り。
 
集落より先の道路は、林道(横行林道)です。1車線幅の舗装道路なので、普通の乗用車で問題なく走れます。
どこまで続くのかと不安になるくらいぐねぐねとした舗装道路を走っていたら、丁字路にぶつかりました。
これを右へ入ると大段ヶ平、左へ入ると、殿下コースの登山口です。

今日の予定では殿下コースを上るので、左へ。
 
以上の道順をルートラボで作成してみました。
 
(注)戸倉トンネルのすぐ東から林道を進んでも殿下コース登山口へは行けますが、林道が非常に荒れているため、オフロード用の車やバイクでないと通行できません。
無理に通行すると、タイヤがパンクしたり、私のように車のシャフトが曲がり、ブーツが破れて何万円もの出費をする羽目になります。
遠回りですが、殿下コースを歩く場合、姫路方面からは上で紹介したルートをお勧めします。
 
8:30
舗装と未舗装の区間が交互に現れる林道を走っていたら、バイオトイレがある見覚えのある殿下コース登山口に到着(地図中「P(殿下コース)」)。
 
 
▲殿下コース登山口の駐車スペース(奥はバイオトイレ)
 
 
▲殿下コース登山口
 
8:42
準備を整え、出発。
 
道の両側に身長よりも高い笹が生えた自然林の中の道です。
道幅は車が通れるほどあり、斜度も緩やか。とても登山道とは思えません。
それなのに、汗が噴き出してきました。笹の壁が風を遮っているのでしょうか。
 
9:03
「仙人門」に出会いました(地図中「仙人門」)。
木の幹が二股に分かれた間を通り抜けられるようになっています。
 
 
▲仙人門
 
標高1350m付近から、登山道に木がなくなり、両側が笹だけで空が広く見える開放的な道になります。
 
 
▲坂ノ谷コース出会い手前から三の丸にかけての道の様子
 
9:18
開放的な道にはトンボがウヨウヨ。
その中を汗だくになって進んでいると、坂ノ谷コースと出会いました(地図中「坂ノ谷コース出会い」)。
 
笹のせいで展望のない緩やかな道で退屈そうに思えますが、振り返るとモノトーンの山並みが見えてなかなか楽しい。
特にその景色が良いのが、見返りの丘と名付けられた地点。
 
9:27
文字が消えてほとんど判読不明な木の標識が落ちているのに出会いました。
何年か前に「見返りの丘」と書かれているのを見ていたので分かりましたが、初めての人にとっては単なる謎の板でしょうね。
 
 
▲見返りの丘で振り返って得られる展望
 
9:30
三の丸(地図中「三の丸」のすぐ南で鳥取側からの登山道(兵庫/鳥取県境)と合流しました。
 
9:31
三の丸避難小屋前を通過(地図中「三の丸避難小屋」)。

ローテータ付の大きなアンテナを立て、エンジン発電機を回し、アマチュア無線家が小屋を占拠していました。
 
 
▲三の丸避難小屋
 
9:33
展望台のある三の丸に到着(地図中「三の丸」)。
 
 
▲三の丸の様子
 
展望台の上は風が心地良い。

汗で濡れた身体に風を受けると冷えすぎることもありますが、今日の気温は絶妙で、汗に濡れた身体が、まったく寒く感じることなく乾いてくれました。
 
素晴らしい展望だったので、パノラマVRも撮影しました。
 
三の丸の展望台で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2011年8月7日)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/hyonosen20110807-1/virtualtour.html
 
10:02
氷ノ山山頂に向けて三の丸を出発。
 
 
▲三の丸を出発
 
三の丸と1448m標高点の間にある鞍部には、所々に湿地帯があります。

場所によっては何と言うことはないのですが、靴がズブズブ沈み込んでいくようなところもあり、靴やズボンを汚さないように慎重に歩く必要がありました。
バランスを取るために使ったストックの先端はドロドロ。
 
 
▲湿地の中でも最も規模が大きかった湿地の様子(写真は全体のごく一部です)
 
1448m標高点の先でいったん下り、山頂へ向けて登り返します。
 
 
▲氷ノ山山頂へ向けての最後の登り
 
10:52
山頂直下の休憩小屋に到着(地図中「休憩小屋」)。
 
 
▲トイレ付休憩小屋
 
すでにオフ会参加者が複数来られていましたが、開始までまだまだ時間があるので、山頂へパノラマVR撮影に行きました。
 
 
▲氷ノ山山頂の様子
 
氷ノ山山頂で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2011年8月7日)
 
 
トイレに行ったり、景色を楽しんだり、風を受けて涼んだりしながら時間つぶし。

他の大半の参加者は、「甑岩(こしきいわ)に登ろう」ということで甑岩での岩登りを楽しまれたようです。
 
12時前頃
参加者がほぼ揃ったので、オフ会が自然に始まりました。
 
矢問さんはBIIA(Brewing Industry International Awards) 2011で世界一位になったビールや帝国ホテル115周年記念クッキーを持ってきて下さいました。
裏人さんは冷えたスイカ等、参加者の皆さんはそれぞれ他の方々のために色々と準備されていました。
 
のほほんと何も持たずに来て申し訳ない気分です。
 
 
▲オフ会に提供された食べ物
 
 
▲オフ会の様子(魚眼レンズで撮影)
 
14:00
オフ会終了。
 
14:10
氷ノ山山頂避難小屋前で記念撮影をし、下山開始。
 
本来なら殿下コース登山口へ下山しないと行けませんが、kokoさん、mkさんご夫妻が車の回収に協力して下さると言うことで、私たちも大段ヶ平へ向けて下山。全員が同じ方向へ下山することになりました。
 
下山時は前方に山々を眺めながら歩けるので、足下が悪くてもあまり苦になりません。
 
 
▲道はガレているが、展望が良いので気持ち良く歩ける
 
ガレたところもありますが、一部木道もあり、利用者が多い道であることがよく分かります。
こちらも全体的になだらかで、やはり両側は身長以上に伸びた笹。
 
14:37
神大ヒュッテ(地図中「神大ヒュッテ」)横を通過。
 
 
▲神大ヒュッテ(利用不可)
 
14:52
大屋町避難小屋前で休憩(地図中「大屋町避難小屋」)。
 
 
▲大屋町避難小屋
 
ここでやまあそ氏によるオカリナ演奏。馬子唄という曲です。
オカリナの音色と日本の民謡が妙に合っていました。
 
 
▲オカリナを演奏するやまあそ氏
 
14:57
オカリナ演奏を聴いて満足し、再び下山開始。
 
15:19
大段ヶ平登山口に到着(地図中「P(大段ヶ平コース)」)。
 
この後は、矢問さんとkokoさん、mkさんご夫妻にお手伝い頂き、殿下コース登山口にあった車を回収して家路につきました。
わーさんはビールを飲んでいるので、帰りの運転はMKさん。
 
17:05
道の駅やまさきに戻ってきました。
 
主催のOAPさんをはじめ、参加者の皆さん、ありがとうございました。