播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県姫路市の増位山(259.0m)

カレンダーでは3連休ですが、土曜は出勤、日曜は出初め式を見に行ったりして過ごしたので、今日はのんびり過ごそうと思っていたのですが、買い物に出かけた先で外の景色を見ると、空気が澄んでいるのか姫路市内の山々がくっきり見えています。
というわけで、我慢できなくなって昼からMTBを担いで増位山へ行ってきました。
 
昨日、お店でMTBのハンドル両端を2cmずつ切り落としてもらい、ハンドルの高さも若干下げてもらいました。
その乗り心地の変化を知りたかったので、MTBで走れて、午後から登っても間に合う近場の山で、なおかつ「行きたい理由」がある山ということで増位山に決めました。
 
「行きたい理由」は2つ。
1)随願寺へ車で上る際、ヘアピンカーブの頂点から見えていた旧参道が気になっていたので、麓からこの道を歩きたい。
2)増位山山頂のある尾根南端の姫路南支線20番鉄塔から西へ延びている道がどこへ降りるのかを知りたい。
 
今回は急に思い立って出かけたのと、MTBなので転倒して壊してもイヤということで、カメラは持って行っていません(写真はありません。Oregon550やiPhone、携帯電話で撮影出来ますが、面倒なので止めました。)。
そのため、今回の記事は歩いたルートのGPS軌跡とコースタイム、道の様子の概略のみです。
 
 
▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「姫路北部」
 

https://goo.gl/maps/wFcLWzafq5JMk2nZ7
▲増位山周辺地図
 
13:45
姫路市街の自宅をMTBで出発。
 
14:08
随願寺への車道が始まる白国3丁目に到着。
車道から右へ分岐する車1台分の幅しかない細い上り坂を進みます。
 
14:10
送電線鉄塔の下で服を1枚脱ぎ、出発。
 
地形図の実線道が、随願寺への旧参道です。
左手に住宅が見えている間は、舗装されたゆるやかな登り坂。この道沿いにも民家がありますが、民家が無くなると、道は未舗装になります。
 
擬木階段や古い石段が現れたので、今まで押していたMTBを担いで進みます。
 
GPS軌跡は何度か太い車道を横断していますが、車道が高架になったいるため、実際は車道の下をくぐっているだけです。
 
途中であずまやがあり、石仏が複数置かれていました。丁石仏だったので、道路建設の時に旧参道が一部壊され、石仏がここに集められたのでしょう。
 
14:24
GPS軌跡が最後に車道を横断する場所(ヘアピンカーブ)からは、趣のある古い石段の道です(地図中「古い石段」)。これこそ旧参道と呼ぶにふさわしい。
(この場所から道は二股に分かれており、左の道は新しい擬木階段の道、右が石段の道です)
 
MTBを担いで歩いていたら、ここのあずまやで休憩していた中年の女性にビックリされ、私が石段を登っている間もずっと下から「へぇ~元気やなぁ」という声が聞こえていました。
 
14:32
古い石段を登っていくと、地形図では随願寺の南に小さな池が書かれていますが、この池(放生池)の南端に出ました。
ここからは、「古墳展望台」や「東尾根ハイキングコース」等と道標に書かれている方へ進みます。
 
14:40頃
梅園を通過。
 
14:45
榊原政邦と婦人の墓所(地図中「榊原政邦と婦人の墓所」)を通過。
梅園と墓所への道は擬木階段や石段でしたが、墓所を過ぎると山道になります。
もうここから先には階段がありません。
 
墓所の先で少し登り返して地形図の破線道に乗れば、増位山山頂直下まではMTBに乗ったままで進めます。
苦労して担ぎ上げた甲斐がありました。
 
14:48
そうめん滝方面分岐(地図中「そうめん滝方面分岐」)を通過。
増位山山頂の手前で道は分かれています(一方は山頂へ、もう一方は山頂を巻く道)。
展望に期待し、MTBをかついで増位山山頂へ。
 
14:51
増位山山頂到着。
期待通りの大展望。北や東方面は天気が悪いようですが、姫路市街のある南方面はくっきりと見通せました。
ここでしばし休憩してから南へ向かいます。
 
2017年1月28日追記
増位山山頂をドローンで空撮してみました。
 
▲ドローンで北東から撮影した増位山山頂(矢印はドローンを操作している私)
追記ここまで

ここから先は、時々、短距離ながら急な箇所があったりして、その都度降車して歩きました。
 
15:14
姫路支線22番鉄塔(地図中「姫路支線22番鉄塔」)を通過。
 
15:17
姫路南支線20番鉄塔(地図中「姫路南支線20番鉄塔」)を通過。
 
ここから西へ道が延びています。
今まで歩いたことがない道なので、どこに繋がっているのかを調べるためにこの道を下りました。
 
ところが、この道はMTBを押しながら歩くには最悪です。
斜度は急だし、積もった落ち葉が分厚く、滑る滑る。
 
一度足を滑らせて、思いっきり転倒。身体の右側で押していたMTBに右脇腹と右腕を打ち付けて、痛みでしばらくその場で固まりました。
 
15:33
その後も何度か落ち葉に足を取られながら、何とか地形図の墓地へ降りてきました。
 
この墓地の南東隅へ降りてきましたが、墓地から道の方を見ても、道があると知らなければ分からないような状態でした。
 
初めてこの道を歩くときに、この墓地から歩き始めようと思っても難しいでしょう。
この道を歩く場合は、一度上から降りてきて、道の入口の場所を確認しておいた方が良さそうです。