播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

三軒屋駐屯地創立55周年記念式典

今日は岡山にある三軒屋駐屯地創立55周年記念式典を見学に行ってきました。
ここは52周年と53周年の式典の見学に来たことがあり、これで3度目。
 
弾薬の保管や運搬が主な任務の駐屯地なので、火砲や戦車による派手な訓練展示が出来ない代わりに、地味ながら面白い演出で楽しませてもらえますし、見学者がさほど多くないため、装備品展示会場では隊員さんと気楽にお話が出来、兵器や車両の細かい部分を色々と観察することが出来ます。
 
過去2回と同じ行動パターンで行こうと思い、自分のブログを見ると、10:30に駐屯地に到着したとしか書かれていません。自分用の備忘録として書いているブログなのに、交通手段やかかった時間を記録していないとは、ずいぶん手抜きのブログです。仕方がないので、10時前に駐屯地の最寄り駅である法界院駅に着くよう経路検索をし、出かけることに。
 
▲三軒屋駐屯地の地図
 
9:00
ひかり493号で姫路駅を出発。
 
9:21
岡山駅に到着。在来線乗り換え口から9番線(津山線)に向かいます。
 
9:44
津山行きの快速ことぶきが岡山駅を出発。
 
9:47
法界院駅に到着。列車のドアは、自動で開きません。姫路付近のローカル線では、冬期だけ車内保温のためにドアの開閉を手動(ボタン操作)に切り替えていますが、この辺りは年中手動なんでしょうか。
 
法界院駅からは、三軒屋駐屯地まで2km弱の道のりを歩くことになります。
駅を出たら北へ曲がり、線路の西側を線路沿いに歩いて行くだけ。線路から道路が離れ始めたら、駐屯地はすぐそこです。
 
交通費は、姫路~法界院の乗車券(往復)+新幹線特急券(自由席、往復)の合計で¥6,600でした。
新幹線の料金は「時間」と「快適さ」を買うことだと考えれば安いものです。
 
10:14
三軒屋駐屯地に到着。
 
 
▲三軒屋駐屯地の正門
 
記念式典と訓練展示が行われるグラウンドへ向かいます。そして、いつもの場所に陣取ることにしました。
すでに観閲部隊はグラウンドに整列していました。
 
 
▲グラウンド全景(魚眼レンズで撮影)
 
グラウンドの入口から最も離れた場所なので、人が少く、訓練展示の際に各種兵器の銃口・砲口より前に位置するため迫力のある銃声・砲声を味わうことが出来ます。
 
10:32頃
記念式典が始まりました。
基地指令の式辞の後は、参議院議員の江田五月氏本人による式辞がありました。こういったVIPは大抵代理の人が式辞を読むものですが、今回は本人が出席されていたため、SPと思われる人間が複数見られました。
 
 
▲江田五月氏による式辞
 
 
▲SP?(周囲への視線と右耳のイヤホンが一般人の雰囲気からかけ離れています)
 
11:00
記念式典(式辞と祝電披露、来賓紹介)が終了。
音楽隊による演奏が始まりました。
 
53周年の時は崖の上のポニョのテーマ曲を演奏していましたが、今回は3曲中1曲は自衛隊のオリジナル曲、残り2曲は外国の行進曲でした。
 
11:06頃~
音楽隊が演奏している背後で、散水車が水を撒き始めました。
 
11:15
訓練展示開始です。
まずは偵察のためという設定でUH-1が飛来。敵陣地発見を無線で報告します。
 
 
▲偵察に来たUH-1
 
続いて偵察用オートバイが進入。
その後は1/2tトラック2台(1台は旧型のジープ)、軽装甲機動車1台、82式指揮通信車1台が登場。

1/2tトラックから下車した隊員はグラウンドの端に置かれた遮蔽物を盾にして伏せ、敵陣地に向けて射撃。
車両も搭載火器で射撃を行います。
 
 
▲12.7mm重機関銃を射撃する82式指揮通信車
 
 
▲旧型のジープも重機関銃で敵陣地に攻撃(運転手は耳を塞いでいる)
 
155mmりゅう弾砲の射撃やUH-1からの射撃(機上から小銃を発砲)もあり、なかなかの迫力です。
 
 
▲撃たれた隊員を救助する演出もあった
 
今回面白かったのは、敵の攻撃で走行不能になったトラックを回収する作業。
軽レッカで1・1/2tトラックを吊り上げ、3・1/2tトラックの荷台に載せて移動させるという演出です。
 
 
▲トラックを吊り上げる様子
 
この後は、UH-1からレンジャー隊員がロープで降下して応援に駆けつけました。
 
 
▲ヘリからロープで降下するレンジャー隊員
 
敵航空機を排除するために81式短距離地対空誘導弾が登場したり、敵陣地への進入路を確保するために92式地雷原処理車が登場。
 
最後は総攻撃で敵陣地を制圧。
 
 
▲155mmりゅう弾砲発射の瞬間
 
11:45
訓練展示が終了。
 
迫力ある訓練展示の後は、恒例の薬莢回収。
 
 
▲小銃の薬莢を回収する様子
 
 
 
▲車載兵器の場合は薬莢とリンク(弾を帯状につなぐための部品)を回収する必要がある
 
散水車がグラウンドに水を撒き始めました。そこにUH-1が着陸し、UH-1のローターをロープで固定、周囲に立入禁止のロープを張り終わると、装備品展示開始です。
 
12:23
装備品展示開始。
 
車両は毎年同じものが展示されているので、詳細は省略します。
 
今回は軽装甲機動車の後部ドアが開いていて車内を見ることが出来るようになっていました。
軽装甲機動車は、私のお気に入り。車内を写真に撮ろうと思い係の隊員に許可を取ろうと話しかけたら、車内の撮影はNGとのこと。残念。
 
人気があったのは、155mmりゅう弾砲の展示。
なんと、砲手席に座ってハンドルを回し、砲を上下左右に動かしてもOKという太っ腹な展示でした。
 
 
▲155mmりゅう弾砲の操作に夢中になっている少年
 
他に興味深かったのは、やはり155mmりゅう弾砲関連の展示です。
砲弾や発射薬を見たことがありませんでしたが、今回は(擬製ですが)展示されていました。
 
 
▲155mmりゅう弾砲の擬製弾
 
 
▲155mmりゅう弾砲の発射薬(擬製)
 
その他、弾道計算用のコンピュータ(射撃諸元算定装置)や電気信管測合器なるものも展示されていました。
 
 
▲射撃諸元算定装置(使われているパソコンはThinkPadでした)
 
 
▲電気信管測合器
 
駐屯地を後にしたのは12:50。

徒歩で法界院駅に行き、13:31発の列車で岡山駅へ。
 
岡山駅からは14:26発の新幹線(自由席がガラガラ)で姫路へ帰りました(14:23の新幹線もありましたが、混んでいたので26分発のにしました)。
 
久しぶりに砲撃・銃撃の爆音を聞けて気分はすっきり(こんなもので気が晴れるなんて、病んでいるのか?)砲撃関連の珍しい展示品を見られたので、満足できる一日でした。