Part 2の続き
9:38
飾磨西保育所へ到着。
飾磨西保育所へ到着。
道路地図を見ると、飾磨西保育所のすぐ西に小さな橋が描かれています。これは新日鉄への引き込み線の鉄橋です。
▲船場川にかかる鉄橋跡
朽ち果てた立入禁止の看板が立っていますが、現在は列車が走るはずもなく、地元の方々は普通に通行しているようです。
わざわざ手すりを増設しているので、引き込み線の廃止後は歩行者や二輪車用の橋として使うことになっているのでしょう。
バラスが残っているので、私のMTBでも走りづらい。押して歩く方が楽です。
鉄橋の先にも線路跡地は延びていますが、通行して良いか分からないため、最初に決めたルールに従って跡地は通らず、左手の道に入って小さな緑地を通り、緑地の西側で線路跡と合流しました。
ここから線路跡は川の南側を通るようになります。
線路跡は畑のようになっており(私有地?)、藪のようなところもあるので、線路跡を左手に見ながら川の北側を西へ進みました。
▲川の南にある線路跡地(とても通行できそうにないので、川の反対側を進んだ)
夢前川に近づいてくると、藪のようになっていた線路跡地から平らな路面が見え始めます。
9:50
夢前川には立派な鉄橋が残っていました。
夢前川には立派な鉄橋が残っていました。
▲夢前川に架かる引き込み線の鉄橋跡(立入禁止)
▲鉄橋上の様子
鉄橋跡を眺めていたら、新日鉄の方から列車の警笛が聞こえてきました。北には山陽電鉄が走っているので、北から警笛が聞こえるのは不自然ではありません。
しかし、今は明らかに正面(西)から聞こえています。
引き込み線は廃止されても、構内には鉄道がまだ残っているのかも、と考えて汐見橋を渡ってすぐに左折し、川沿いを南下して製鉄所へ近づいてみました。
しかし、厳重にフェンスで囲まれ、植え込みのため内部の様子もほとんど見えません。
何かの聞き間違い、ということにして帰ろうかなと思っていたら、また警笛が聞こえました。
しかも、踏切の警報機の音まで聞こえます。気のせいでも何でもなく、本当に新日鉄広畑製鉄所の中には鉄道が残っている様子。
しかも、踏切の警報機の音まで聞こえます。気のせいでも何でもなく、本当に新日鉄広畑製鉄所の中には鉄道が残っている様子。
関係者以外出入りできない新日鉄と誰でも通れる区域の境には川が流れています。この川に沿って、北側に遊歩道があるので、ここを西へ進みながら、今も残っている鉄道の姿を求めることにします。
9:57
植え込みの間を通して構内の様子をうかがっていると、いきなり見つけました。(端から見ると不審者ですね)
鉄道の車両ではありませんが、新しい警報機です。
植え込みの間を通して構内の様子をうかがっていると、いきなり見つけました。(端から見ると不審者ですね)
鉄道の車両ではありませんが、新しい警報機です。
▲新日鉄広畑製鉄所内の踏切の警報機(?)
通常の警報機は黄色と黒ですが、ここの警報機は蛍光緑に近い黄色と黒になっていました。
車両の姿はないかとなおも西へ進んでいると、東門付近でついに車両の姿を見ることが出来ました。
あっという間に通り過ぎてしまったので写真は撮れませんでしたが、青と灰色の2色の車体だったように思います。その時は、保線用車両のような雰囲気のものが1輌だけ走っていました。
あっという間に通り過ぎてしまったので写真は撮れませんでしたが、青と灰色の2色の車体だったように思います。その時は、保線用車両のような雰囲気のものが1輌だけ走っていました。
車両は東から西へ向かっていたので、私も車両の姿を追い求めて西へ向かうことに。
広畑区富士町の方まで行きましたが、結局その後は警笛も車両の姿も見られずでした。
航空写真を見ると、新日鉄広畑製鉄所内に線路のようなものが見えていますが、今でも本当に車両が走っているとは思いませんでした。
一度も乗ったことのない飾磨港線の車窓の風景をイメージできただけでなく、新日鉄の構内に鉄道車両が走っていることを知ることが出来、暑い中出かけた甲斐がありました。
以上で、姫路に残る廃線跡地(飾磨港線と新日鉄引き込み線)サイクリングの記事は終了です。