播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

広島県呉市の大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)

てつのくじら館を出て道路を渡ると、すぐに巨大な壁に出会います。これは戦艦陸奥の主舵。
さらに戦艦陸奥の41cm主砲身や主錨の前を通過し、大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)の中へ。

 

こちらはてつのくじら館と違い、大人1人¥500が必要です。

 


▲大和ミュージアムの屋外に展示されている戦艦陸奥の巨大な部品

 


▲大和ミュージアムの入口

 

チケットを渡すべく券売機の先へ進むと、いきなり1/10サイズの戦艦大和の模型に出迎えられます。
あっけにとられていると「記念撮影をぜひどうぞ」とむりやり撮影され、写真(フォトカード)の引換証を渡されました。自分が写真に撮られるのは嫌いだし、引換証を読むと有料(¥1,000)となっているので本当はこんなもの必要無いのですが、ゴミ箱もないし、ポイ捨てするわけにもいかないのでポケットへ押し込み、順路の矢印に沿って展示室へ。

 

順路通りに見学すると、まずは呉の歴史を見ることになります。
いきなり巨大なボイラーに出迎えられた後、海軍工廠で使われていた工具やゲージ類等の展示へ続きます。

 


▲戦艦金剛に搭載され、戦後は科学技術庁の金属材料研究所の暖房用ボイラーとして使われていたヤーロー式ボイラー

 

そして、いよいよ大和に関する展示です。
当時の呉周辺の海軍施設の分布を表したジオラマの周囲に、大和の設計図面や武装の変遷、大和内部の図解、直径が1.5mもある探照灯(現代の技術でもこの反射鏡を作るのは難しいそうです)、戦死者名簿、海底から引き上げられた遺物等が展示されています。

 


▲海底の大和の状態を再現したジオラマ

 

続いては戦後の復興に関する展示。
これを見終わると、戦艦大和1/10モデルの後部に出てきます。
ここでじっくりと大和の姿を堪能し、大型資料展示へ向かいます。

 


▲戦艦大和の1/10サイズモデル

 

大型資料展示では、魚雷やそのパーツ、回天や海龍といった特攻兵器、零戦62型、各種砲弾が展示されています。

 


▲米軍機のロケット攻撃を受けて沈没した海龍(特攻兵器)写真では見えませんが、尾部にロケット弾を被弾した時のものと思われる跡があります

 

先日行った靖国神社では、大和の主砲弾のレプリカ(形が不正確)が展示されていましたが、ここでは本物が展示されています。

 


▲砲弾の展示(人と大きさを比べると、どれだけ巨大か分かります)左側の3つは戦艦大和の46cm主砲弾(左端と左から3番目は同じ種類の砲弾で、風帽がついている状態とはずれた状態)

 


▲大型資料展示の様子

 

大型資料展示の後は、スロープを上って3階へ上がり、船に使われている技術や原理を学ぶための子ども向け施設を一通り見物し、階段で1階へ下りてお土産を買い、大和ミュージアムを後にしました。

 

大和ミュージアムの立体駐車場では、映画「男たちのやまと」の撮影に使われたロケセットの一部が展示されています。

 


▲立体駐車場の2階(食堂がある)に展示されている「男たちの大和」のロケセット(一部)

 

呉駅を出発したのが14:00ちょうど。普通電車で広島についたのが14:44。
帰りの時間が未定だったので新幹線は自由席の切符を買っていたので、これを指定席の切符に変えてもらうとしたら、次の新幹線は15:44発とのこと。1時間もあります。

 

よく考えると、昼ご飯を食べるのを忘れていました。
昼ご飯のことを考えると急にお腹が空いてきたので、新幹線コンコースの食堂でご飯を食べてのんびり過ごし、目的の新幹線で姫路へ帰りました。

 

姫路到着は16:43。