播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

Leathermanのシンプルなツールナイフ:Freestyle

山歩きや仕事、日常生活でマルチツール(アーミーナイフという呼び方のほうが一般的でしょうか)を愛用していますが、私の大好きなメーカー「Leatherman」が極限までシンプルになったマルチツールを販売しているので、どんなものか試しに購入してみました。
いや、正直に言うと、他に欲しいものがあってオンラインで買い物をしたとき、これが安く売られているのを偶々見つけてしまい、ポチッとしてしまいました・・・。

 


▲収納時

 


▲ナイフ使用時

 

製品名:Freestyle
メーカー:Leatherman Tool Group, Inc.(アメリカ)
サイズ:収納時全長8.76cm(カタログ値)
重量:127.57g(カタログ値)
国内定価:¥6,300
U.S.定価:$48.00 USD

 

FreestyleにはノーマルとCXの2種類が用意されているのですが、今回は安価なノーマル版を購入しました。というのも、ノーマルのナイフブレードは半分が波刃になっているからです。(CXの方は全体が直刃)

 

私にとっては、タイルカーペット等を切りやすい波刃が必要なので、ノーマルのFreestyleを選びました。
純粋にナイフの機能を重視する場合は、価格は高いですがCXの方が良いかも知れません。

 


▲Freestyleのナイフブレード

 

Leatherman製品に共通して言えることですが、このFreestyleも作りがよく、安っぽさを感じません。
どこがどのように良いんだ?と聞かれると困りますが、実際に手にとって質感を感じ、実際にブレードやペンチを開いてスムーズな動作を体験すると、その良さが分かります。

 

あちこちが尖っているように見えるので、色んなところに引っかかったり、手で持つときに不快感を感じそうに思えますが、あらゆるところが丁寧に面取りされているので、見た目のような角ばった感触はありません。

 

ペンチの動作も、ナイフの開閉もスムーズ。ナイフはしっかりロックされるので、安心して使えます。
 
今までLeatherman製のマルチツールはWave、Charge Ti、Skeletool CXを使ってきましたが、それらに比べるとFreestyleの機能は極端にシンプルです。
製品紹介や取説では5つの機能が書かれていますが、まとめてしまうとナイフとペンチだけになります。
(製品紹介や取説ではペンチの先端、中ほど、付け根部分をそれぞれ1つの機能として数えているため、機能の数が多くなっています。)

 


▲機能はこれだけ

 

本来、マルチツールは「万一に備えて」いろいろな機能を持っているもので、Freestyleほど機能を絞り込んでしまうと、マルチツールと呼べなくなってしまいそうな気もします。

 

しかし、山の中でマルチツールを使ったことを思い出してみると、ペンチ、ナイフ、はさみの利用が多く、それ以外のノコギリやドライバーといった機能はほぼ使ったことがありません(仕事や家での作業では使いますが)。
また、現在山に持って行っているのはSkeletool CXですが、カラビナクリップ兼栓抜きはまったく使っていません。

 

ということは、Skeletoolからカラビナクリップとドライバーを削除して小型・軽量化したバージョンと呼べるFreestyleで、山行には十分ということになります。

 


▲Freestyleは、Skeletoolからさらに機能を絞ったもの

 

装備がより小さく、より軽くなるのは嬉しいですが、なんだかちょっと寂しいような気もします。