2日目。
今日は家族みんなが各自で自由行動の日です。
両親は東京で出会っているので、思い出の場所を2人で回ってもらうことにして、私は国会議事堂の見学へ向かうことにしました。
受け付け終了が毎時55分。そしてその5分後から見学スタートとなっています。
8:40頃、地下鉄の国会議事堂前駅で下車。
護送車や金網でフロントガラスが防護された警察車両が止まっている議事堂周辺をウロウロして受付を探しますが、見つかりません。
護送車や金網でフロントガラスが防護された警察車両が止まっている議事堂周辺をウロウロして受付を探しますが、見つかりません。
地下鉄の駅を出ると、国会議事堂の南側に出ます。正門は東にあるので、正門に向かって壁沿いに歩くことにしました。国会議事堂の周囲を反時計回りに歩くことになります。
正門前に到着しても、見学の受付という雰囲気はありません。門は固く閉ざされ、バリケードがあり、パトカーが止まっています。
正門を通過してさらに北へ進み、角を左へ回って国会議事堂の北側に出ると、ようやく声をかけられそうな雰囲気の衛視に出会いました。見学の受付場所を尋ねると、まだ先とのこと。
この時点で8時50分を過ぎています。間に合わないかも知れないと思いながら、早足で歩き、国会議事堂の西側へ出たところでようやく受付を見つけました。見学のための入口は、国会議事堂の真裏にあるので、行かれる方はご注意を。
この時点で8時50分を過ぎています。間に合わないかも知れないと思いながら、早足で歩き、国会議事堂の西側へ出たところでようやく受付を見つけました。見学のための入口は、国会議事堂の真裏にあるので、行かれる方はご注意を。
受付に到着したのが8時56分。本来ならアウトなのですが、道を尋ねた衛視が連絡をしてくれていたらしく、何やら話をしたあと受付を認めてくれました。
私が受付なら「今回は特別ですよ」などと恩着せがましいことを言いそうですが、何も言わず、他の見学者に対する態度と同様と思われる対応をしてくれた受付や衛視の方々には感謝します。
国会議事堂は、参議院側だけ平日に見学が可能です。日曜は、参議院議員の紹介があれば見学可能。
衆議院は、基本的に見学をしていませんが、衆議院議員の紹介があれば見学可能(一部衆議院側の見学が可能なツアーもあるようです)。
衆議院は、基本的に見学をしていませんが、衆議院議員の紹介があれば見学可能(一部衆議院側の見学が可能なツアーもあるようです)。
内部の写真撮影は一切禁止。
受付は新しい建物で空調も効いており快適でしたが、国会議事堂自体の内部は暑い。
いきなり階段で3階(4階だったかな)まで上がらされます。1つのフロアが高いのか、3階へ上がるだけなのにずいぶんと階段を上らされます。
いきなり階段で3階(4階だったかな)まで上がらされます。1つのフロアが高いのか、3階へ上がるだけなのにずいぶんと階段を上らされます。
案内役は、警察官とほとんど見た目が同じ衛視の方々。
国会議事堂内では、通常の警察権が行使できないとのことで、国会の職員(特別職)が衛視として警備を担当されています(衛視の方から聞いた話)。
国会議事堂内では、通常の警察権が行使できないとのことで、国会の職員(特別職)が衛視として警備を担当されています(衛視の方から聞いた話)。
最初に本会議場の傍聴席へ行き、そこから本会議場を眺めながら、国会議事堂について案内テープを聴かされます。
それによると、可能な限り荘厳な建物を、可能な限り日本国内の技術と材料で建てるということで、当時のお金で2,600万円のお金を使ったとのこと。
日本の国会議事堂なので、材料はほぼ全て国産。輸入したのは、郵便ポストとドアの錠前、そして、本会議場天井にあるステンドグラスの材料(加工は国内)だけとのことです。
国会議事堂の質量は10万トン(記憶が曖昧ですが)とのこと。
日本の国会議事堂なので、材料はほぼ全て国産。輸入したのは、郵便ポストとドアの錠前、そして、本会議場天井にあるステンドグラスの材料(加工は国内)だけとのことです。
国会議事堂の質量は10万トン(記憶が曖昧ですが)とのこと。
本会議場の周囲は木製の壁で、全体に彫刻が施されています。単なる飾りかと思っていたら、荘厳さを出す以外に、反響防止の役割も持たせているそうです。
本会議場を見たときの第一印象は「小さい」でした。案外狭く見えるんです。
衆議院側との違いは、天皇陛下の椅子の場所。衆議院では議員のいるフロアの上のフロアに椅子があるのですが、参議院側では、議長席の後ろ、一段高くなったところに椅子が置かれています(天皇がここに来られる際は、議長席は撤去される)。
衆議院側との違いは、天皇陛下の椅子の場所。衆議院では議員のいるフロアの上のフロアに椅子があるのですが、参議院側では、議長席の後ろ、一段高くなったところに椅子が置かれています(天皇がここに来られる際は、議長席は撤去される)。
撮影禁止だったので写真は載せられませんが、ネットにはたくさんの写真がありますので、興味のある方は検索して見て下さい。
天皇陛下の休憩室である御休所や、中央塔内部にある板垣退助、大隈重信の銅像(伊藤博文の銅像と4人目の台座は、見学場所からは見えず)、ステンドグラスや四季の絵、鯉がいる中庭の池(池の中央が外気取り入れ口)等を見て外へ出て、各都道府県の木が植えられた庭を歩いて正門へ向かい、正門から外へ出て見学は終了です。
10:03見学終了。
家族と東京駅で待ち合わせをしているのは17:30。まだまだ時間が余っているのですが、お台場や浅草、スカイツリーといった、普通の人が行く観光地へ行っても私にとっては全く面白くないので、埼玉の鉄道博物館に行くことにしました。
本当は朝霞の陸上自衛隊広報センターへ行きたかったのですが、月曜が休館なのです。
地下鉄で新宿へ向かい、そこから湘南新宿ラインで大宮へ。大宮からはニューシャトル(神戸のポートライナーみたいなもの)で一駅。そこが目的の鉄道博物館です。
11:40に鉄道博物館前に到着。
ここは、入退場にICカードが必要です。ICOCAやSUICAを持っている人は、それをそのまま使えますが、持っていない人には貸出してくれます。
ここは、入退場にICカードが必要です。ICOCAやSUICAを持っている人は、それをそのまま使えますが、持っていない人には貸出してくれます。
入口の機械で通勤に使っているICOCA定期に5千円を入金(お土産を買ったり食事をするための支払いにも使うので、多めに入金しておいた方が良いと思います)。そして、駅の自動改札のようなゲートを通って館内へ。この時点で、入館料として1,000円が引き落とされます。
この鉄道博物館の内部は、フラッシュさえ光らせなければ、撮影はほぼ自由です。
今回の旅行では、コンパクトデジカメしか持ってこなかったので、フラッシュ無しではブレブレ。
フラッシュ無しでも室内で綺麗に撮れる一眼レフの偉大さを痛感しました。
今回の旅行では、コンパクトデジカメしか持ってこなかったので、フラッシュ無しではブレブレ。
フラッシュ無しでも室内で綺麗に撮れる一眼レフの偉大さを痛感しました。
私は別に鉄道マニアではありません。
そんな私でも、この鉄道博物館は大いに楽しめました。
そんな私でも、この鉄道博物館は大いに楽しめました。
例えば、SLの仕組みが分かるようにカットアウェイモデルが展示されていたり・・・
SLを下から見上げることも出来るんです。
昔は貨物列車の最後尾に必ずついていた車掌車も展示されていて、子どもの頃から気になっていた車掌車の内部を初めて見ることが出来たのも嬉しい。
他にも、古い新幹線のパンタグラフの上げ下げが出来たり、ポイント(転轍機)をボタン操作で動かしたり出来るのも面白い。
▲200系新幹線のパンタグラフを上げ下げする様子
▲ポイントが切り替わる様子
▲転轍機内部の動き
色んな展示を見ている内に、あっという間に2時間が経過していました。
13:00頃、運転士体験教室のポスターを見つけたのでその場所へ向かいましたが、もう予約が一杯とのこと。15時からの初級コースなら参加できるとのことで、予約を済ませましたが、さらに2時間待たないと行けません。
13:00頃、運転士体験教室のポスターを見つけたのでその場所へ向かいましたが、もう予約が一杯とのこと。15時からの初級コースなら参加できるとのことで、予約を済ませましたが、さらに2時間待たないと行けません。
お昼ご飯を食べていないことに気づき、のんびりと昼食を食べて1時間。
17:30に東京駅で家族と待ち合わせですが、15時からの運転士体験教室が済んでから土産を買ったりしていると、間に合わなくなるかもと考え、運転士体験が終了したら即座に博物館を出られるように、あらかじめ土産物屋でお土産を買うことにしました。
17:30に東京駅で家族と待ち合わせですが、15時からの運転士体験教室が済んでから土産を買ったりしていると、間に合わなくなるかもと考え、運転士体験が終了したら即座に博物館を出られるように、あらかじめ土産物屋でお土産を買うことにしました。
そうこうしているうちに14:45になったので、運転士体験教室の会場へ向かいます。
運転士体験教室に参加するには、500円が必要です。
本物の運転台に近い訓練用シミュレータが触れて、白手袋(上の写真にも写っている)が記念にもらえるので、500円は安い。
本物の運転台に近い訓練用シミュレータが触れて、白手袋(上の写真にも写っている)が記念にもらえるので、500円は安い。
ニコニコ動画には、この体験教室時の様子を撮影した動画がアップロードされているので、興味のある方は検索して見て下さい。
電車の先頭車両に乗っていると、ブレーキ操作時にガガガッという音が運転室から客室まで聞こえてきます。
運転室と客室はガラスと壁で隔てられているのにあれだけの音がするわけですから、生であの音を聞くとかなりやかましいです。
運転室と客室はガラスと壁で隔てられているのにあれだけの音がするわけですから、生であの音を聞くとかなりやかましいです。
体験教室では講師の方が説明をしてくれるのですが、嬉しそうにシミュレータのレバーを前後に動かす人が多く、説明が聞こえないところもありました。
ブレーキレバーは、手前にめいっぱい引くと、車で言うところのアクセルを踏み込んだ状態になり、手を離すとバネのテンションで「切」位置に戻ります。「切」位置では、モーターに電力が行かないだけで電車は惰性で走ります。
「切」より奥へ倒すとブレーキがかかるようになっており、手前から「1」段~「8」段まであり、最も奥へ倒すと非常ブレーキ。
7段から8段へ行くところでは抵抗が大きくなっており、何も考えずに一気に奥へ倒すと7段の強さでブレーキがかかるようになっています。8段から非常へは、さらに大きな抵抗がかかるので、うっかり非常ブレーキをかけてしまう心配はなさそうです。
体験教室(初級)では、ブレーキは6段に入れると教わるのですが、これが難しい。
一気にブレーキを倒すと7段まで行ってしまうし、手前で止めると何故か5段で止まってしまう。
6段でピッタリ止めるには、慣れが必要です。
一気にブレーキを倒すと7段まで行ってしまうし、手前で止めると何故か5段で止まってしまう。
6段でピッタリ止めるには、慣れが必要です。
3回ほど発車~停車までを行いましたが、停止位置でピッタリ止まれたのは、ブレーキを微調整した1回目だけ。
2回目はなるべくブレーキの動きを少なくして止まろうとしたのですが、数十メートルオーバーラン。
3回目は最初に6段に入れたブレーキを徐々に戻して停車しました(弱めたり強めたりを繰り返さなかった)が、数メートルのオーバーランで済みました。
2回目はなるべくブレーキの動きを少なくして止まろうとしたのですが、数十メートルオーバーラン。
3回目は最初に6段に入れたブレーキを徐々に戻して停車しました(弱めたり強めたりを繰り返さなかった)が、数メートルのオーバーランで済みました。
もっと頑張りたかったのですが、ここで教室は終了。始まってから40分ほどでした。
この後は鉄道博物館を後にし、京浜東北線で東京駅へ戻りました。
せっかく東京に行ったのに、二日目は埼玉で一日の大半を過ごしてしまいました。