播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県姫路市の麻生山(小富士山) with ラジコン

注意!
今回はラジコンを走らせながら登ったので、時間が非常に長くかかっています。コースタイムはまったく参考になりません。
使用したラジコンは、ヨコモ社製のCL Challenger 1.9にワイドホイールハブ/アクスルセットを付け、タイヤをロックファイター4に交換したものです。

 

山の中でも走れるタイヤの大きいラジコン(ロッククローラーと呼ばれるジャンルの製品)を持っており、今までにも山の中で走らせてはいたのですが、登山口から山頂までの全行程を走らせたことはありません。
このタイプのラジコンは、名前の通り河原や岩場を走らせるためのものなので、登山ルート上の岩場でだけ遊んでいました。

 

しかし、先日私のブログをファン登録して下さった方のブログの麻生山の記事を見ると、登山道の大部分がイワイワした道のように見えます。
過去に麻生山に登った記憶をたどると、確かに岩場が多かったような気がします。ということで、麻生山なら全行程でラジコンを楽しめるだろうと考え、ラジコンを背負って(駐車場がないため)自転車で麻生山の最もポピュラーな登山口のある奥山集落へ向かいました。

 


▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「姫路南部」

 

 

最短距離では自宅から奥山集落まで6~7キロですが、走りやすい道をのんびり走ろうと思い、国道2号線を東進し、御国野交差点を右折して国道312号線を南進して奥山集落へ。走行距離は10キロ弱。

 

11:47
登山口(地図中「登山口」)に自転車を置き、ラジコンの準備を整えて出発。
(登山口周辺には、堂々と車を置ける場所はありません。「神社前につき駐車禁止」の看板を無視して神社周辺に駐めるか、集落内の道に地元の方と同じように路上駐車するしかありません。トラブルになった場合は自分で解決して下さい。)

 


▲登山口は西端の民家の脇にある

 

数メートルのコンクリート階段の先には、苔むした岩の道が現れます。

 

が、それは木々に覆われて暗くなっている場所だけ。すぐに上空が開けた、乾いた岩の道に変わります・・・と言いたいところですが、道はえぐれたようになっており、僅かに水が流れています。
岩の表面は一部濡れていますし、凹んだ場所は水たまりになっており、ラジコンを転落させると故障しそうで怖い。

 

道の表面を流れる水がラジコンの受信機やアンプ、サーボにかからないよう注意しながら、犬の散歩のように、ラジコンと一緒に緩やかな岩の道を上っていきます。

 


▲濡れた道を進むラジコン(分かりづらいですが、ラジコンのタイヤは濡れており、右には水たまりがあります)

 

12:10頃
道に丸太階段が現れました。段差によってはラジコンでは越えられるところもありますが、大半は不可能なので、階段の脇を通したり、岩や斜面を利用してラジコンに階段を越えさせていきます。

 


▲ラジコンで越えられるのは、これくらいの高さの階段が限度

 

12:19
真ん中に縦に溝が通った巨岩に出会いました(地図中「鎖場」)。溝に鎖がぶら下がっていますが、ラジコンを楽しむのが今日の目的なので、鎖場の前を素通りして道を進みます。

 

道は直ぐ先でUターンし、鎖場の上部へ出ます。
鎖場の上に続く岩の斜面は、ラジコンを転落させるとやばそうな所なので、ラジコンの下でいつでもキャッチできるように準備した状態で操縦。

 


▲横転、後転して転落すると長い距離を転がることになるので、サスペンション周りの部品が高確率で壊れそうな(ラジコンにとっての)危険箇所

 

12:29
先ほどの鎖場の上部に到着。ここには行者像がありました。

 

丸太階段は鎖場付近で終わり、そこから先は岩の道になっています。ラジコン(ロッククローラー)を走らせるには最適。

 


▲鎖場上部から先の道の様子

 

12:35
小さな池に出会いました(地図中「池」)。何年も前にここを歩いたときは1匹だけ金魚がいた記憶がありましたが、今はもっとたくさんの金魚が泳いでいます。

 

12:42
また岩の斜面に出会いました。
先ほどのような表面が平らに近い斜面ではなく、階段状になっています。ラジコンの大きさからすると段差が大きく、上手く登らせるのは難しいですが、それがまた楽しい。

 


▲階段状の岩場

 

この岩場から少し登ると、麻生山山頂の寺院の地図記号、華厳寺に出ます。

 

12:53
華厳寺に到着。
ラジコンと一緒だったため、登山口から1時間以上かかりました。

 


▲華厳寺

 

この寺の前には細長い広場があり、その先には南向きの展望が良い広場(地図中「展望広場」)があります。
ここで南方面の展望を楽しみながら昼食。今日のメニューは、コンビニおにぎりx2。

 


▲展望広場の様子

 


▲南方面の展望(右下の虫眼鏡をクリックすると拡大表示されます)

 

13:11
他のハイカーが複数登ってこられたので、早々に退散。

 

鎖場付近まではラジコンを走らせながら一緒に下りましたが、濡れた道になってからはラジコンを手に持って下山。

 

13:44
下山完了。