播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

平成22年海上自衛隊練習艦隊神戸寄港

今日と明日は、神戸のポートターミナル(第4突堤)に海上自衛隊の練習艦隊が寄港するということで、見学に行ってきました。

 

停泊していたのは、DDH-142ひえいとDD-125さわゆきの2隻です。

 

11:57
11:57姫路発の新快速で三宮へ。
三宮でポートライナーに乗り換えて2駅目、ポートターミナル駅で下車します。

 

12:55
ポートターミナルビルで飲み物を買い、トイレも済ませてさぁ見学、と思ったら、目の前に護衛艦が見えているのに、どうやって艦に近づけばよいか分かりません(ポートライナーの駅から入ったところがビルの3階)。

 

エレベーターで1階へ下りますが、護衛艦の前に出られるドアは封鎖されています。
仕方がないので反対側のドアからビルの外へ出て、北からぐるっと回り込むことにしました。

 

不審者の侵入を防ぐために、護衛艦に近づけるルートを一つに絞っていたようです。

 

入口で金属探知機と目視による手荷物検査を受け、艦に近づきます。

 


▲見学会場入口付近から2隻の護衛艦を望む(左がさわゆき、右がひえい)

 

DD-125さわゆきは、2008年8月に体験航海で乗船させてもらったDD-129やまゆきとほとんど同じですが、DDH-142ひえいは、それより一回り大きく、迫力があります。

 

初めて見る大型艦を見学できると思ってワクワクしながらタラップを登りますが、ひえいにはロープが張られており、中に入れそうもありません。
隊員に確認してみましたが、さわゆきのみの公開とのこと。残念。でも、よく見ると首から名札を提げた民間人風の人達がひえいの中にいるのが見えたので、招待客のような人だけ見学出来たのかも。

 

さわゆきだけの公開なら、2008年に乗ったやまゆきとほとんど変わらないので、見学に来た意味がないように思えます。しかし、ヘリ甲板にSH-60Jがあるのが見えていたので、素直に案内に従ってさわゆきの甲板へ。

 

艦首のアスロックランチャーの迫力を楽しみ、ハープーン対艦ミサイルや短魚雷発射機を横目で見ながら艦尾へ移動します。

 


▲ハープーン対艦ミサイル(発射筒)

 


▲短魚雷発射機

 

艦尾に到着。が、ここはシースパロー対空ミサイルのランチャーがあるだけです。

 


▲シースパロー対空ミサイルのランチャー

 

ここからほとんど垂直の階段を上ったところにヘリ甲板があります。

 


▲ヘリ甲板の右後方の階段を上りきった場所から見たヘリ甲板の様子

 

やまゆきの体験航海の際はヘリ格納庫は空っぽで、ヘリ甲板にも何もない状態だったので、護衛艦の搭載ヘリを生で見るのは初めてです。

 


▲DD-125さわゆきに搭載されていた哨戒ヘリSH-60J

 

ヘリの右後部には、磁気探知機が付いていました。こういった装備も私にとっては初見。

 


▲潜水艦を見つけるためのAN/ASQ-81 磁気探知機

 

さらに、やまゆきのときはネットで覆われて中がよく見えなかったヘリ管制用の部屋(?)の内部もはっきり見ることが出来ました。

 


▲着艦管制室内部の様子

 

ヘリ甲板を見物した後は、艦橋へ登ります。

 


▲移動用の階段は恐ろしく急で狭いので、大きな荷物を持っていたり不安定な靴を履いていると危険

 

艦橋や操舵室はやまゆきと同じなので、あまり長居をせずに通過。そして、ひえいの艦首を横切ってタラップを下り、見学は終了。

 

さわゆきの見学コースは、艦首から左舷側を通って艦尾に向かい、右舷を通って艦橋へ。操舵室内から階段を下り、右舷中程に出て艦首へ進むという順路設定でした。
輪郭をたどるだけで、操舵室や順路となっている通路を除く艦内は非公開。

 

40分ほどで一通り見学を終えましたが、ひえいの見学が出来なかったのは残念です。
でも、哨戒ヘリを心ゆくまでまじまじと見物出来たので、来たかいはありました。