播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

Boseのイヤホン:Bose in-ear headphones

iPod touchを使っているのですが、それに最適なイヤフォンはないかと探していたとき、たまたま大型電気店で見つけて購入したのが、このイヤフォンです。




製品名:Bose in-ear headphones
メーカー:Bose(アメリカ)
ケーブル長:129 cm(カタログ値)
重量:20g(カタログ値)
防水性能:なし
US価格:$99.95
国内価格:\12,600

それまでは量販店で大量に並んでいる2000円前後のイヤフォンを使っていましたが、iPodを音楽プレーヤーではなくPDAとして使用しているため、特に不自由は感じませんでした。(音楽は聞かず、ポッドキャストやゲームの音を聞く程度でした)
しかし、通勤時にiPodで映画などの動画を見るようになり、アクションシーンの迫力ある音声が、安物イヤフォンでは台無しだと感じるようになりました。

それでイヤフォンを買い換えに電気店に行ったわけですが、陳列棚の中でひときわ大きくスペースをとっているイヤフォンを見つけ、1万円以上の値段を見て驚きましたが、メーカーを見て納得し、購入しました。

詳細は、BoseのWebサイトでご覧ください。製品の360度ビューや詳細な仕様が掲載されています。

音ですが、素人の私でも明確に差がわかります。
今までの安物はシャカシャカした音(高い音が目立つ)でしたが、Boseのこのイヤフォンでは、同じ音を聞いても音の高さを感じません。重厚な音になり、映画のアクションシーンの迫力がすばらしい。
簡単に言うと、低音以外の音は埋もれてしまっているわけですが。

それまで使っていたイヤフォンとBoseのイヤフォンの音声を、同じ条件で録音したファイルをアップしていますので、音の違いを感じてみてください。(再生環境により音は異なりますが、2つのイヤフォンの音の違いははっきり分かると思います)

録音条件:
・再生デバイス・・・iPod touch 第2世代(音量最大)
・録音デバイス・・・SONY PCM-D50(イヤフォンのドライバ部をマイクに当てて録音レベル2で録音)
・使用した楽曲・・・Adobe SoundBooth CS3のオートコンポーザで作成した著作権フリーの音楽

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/files/earphones_sample.wav
▲使用した楽曲のオリジナル音源(WAV形式 約2.3MB)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/files/earphones1.WAV
▲2千円ほどのイヤフォンの音(WAV形式 約2.2MB)

https://shimiken1206.sakura.ne.jp/files/earphones2.WAV
▲Boseのイヤフォンの音(WAV形式 約2.2MB)

耳の穴にイヤーチップを押し込むのではなく、耳たぶ(耳の穴の周囲にあるくぼみ)にイヤフォンを押し当てる感じで装着します。耳に押し込むタイプと違い、耳の穴に負担がかからず、非常に快適です(耳たぶの形状によっては装着感が悪いかも知れません。人によって好みは分かれると思います)。
体を動かすと落ちそうな装着感ですが、歩く程度なら大丈夫です。

私にとっては装着感が良く、音質も私好みですが、二つ欠点があります。一つ目は、遮音性が皆無ということ。
私は通勤時、電車やバスの中でiPodを使って動画を見ますが、電車やバスの走行音や車内放送、周囲の乗客の声がもろに耳に入ってきます。そのため、音量を上げないと動画の音声が聞き取れません。安全ではありますが・・・。

二つ目は、ケーブルが長すぎること。使用時にケーブルをほどくのと、片付けるときにケーブルを巻くのが面倒です。半分とまでは言いませんが、ポータブルオーディオ用を謳っているわけですから、ケーブルはもう少し短くて良いと思います。

これらの欠点はありますが、迫力ある音を鳴らしてくれて、(私は使っていませんが)高級感のある収納ケースまで付属しているので、1万円以上の価格でも高くはないと思いますし、Boseが好きな方なら買って後悔しないでしょう。

イヤフォンに正確な音の再現性を求める方は、他のメーカー製のものを買う方が無難です。