播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。原則として更新は週に1回です。広告は表示しません!

携帯電話のバッテリー単体で充電できる充電器

携帯電話のバッテリー残量表示って、あまり信用できません。
ついさっき2目盛りになったと思ったら、もう1目盛りになっていたりして、ちょっとゲームやWebブラウズをしていると、ピーピー鳴って電源が落ちてしまう・・・

 

仕事場で見かけるのは、PCのUSBポートから充電できるケーブルを常備している人や、普通の充電器(AC100V用)を持ち歩いている人。

 

いずれの方法もバッテリーを充電するという目的は達成できますが、充電中は移動できません。

 

バッテリーの残量が無くなった時にすぐ対処できるよう、私の場合は、予備バッテリーを持ち歩くことにしています。(昔に比べるとバッテリーはずいぶん安くなりましたからね)

 

予備のバッテリーを持ち歩いておけば、バッテリー切れになった時はバッテリーを入れ替えるだけで済みます。

 

ところが、この方法にも一つ弱点があります。それは、予備バッテリーの充電方法。

 

デジカメやPDAの場合は、バッテリー単体で充電できる充電器が用意されていますが、携帯電話用のバッテリーを単体で充電できるものは見たことがありませんでした。
仕方がないので、携帯電話のバッテリー蓋を開けてバッテリーをとっかえひっかえしながら予備バッテリーを充電していたのですが、これがすごく面倒。

 

携帯電話のバッテリーを単体で充電できる方法はないかなぁと探したところ、見つかりました。

 

 

製品名:不明(本体にはMULTI CHARGERと刻印されています)
メーカー:不明(中国製)
サイズ:上の写真を参照
仕様:INPUT AC100-240V 50Hz OUTPUT DC2.8-8.7V 250mAh SUITABLE CAPACITY 200-3000mAh
価格:不明(1,000円くらいで買いました)

 

何もかも不明な、怪しさ満点の製品です。

 

パッケージは、そのメーカーが携帯電話用アクセサリーを販売するのに共通で使っているのであろう、商品名も何も記載のない、ただ携帯電話の写真が写っているだけの紙箱。
取扱説明書も注意書きも何もありません。

 

何という商品名で、どこで買ったのか自分でも覚えていません。

 

リチウムイオンバッテリーなら、携帯電話用バッテリーだけでなく、デジカメ用バッテリーも充電できます。
この充電器本体背面に収納式のプラグがあり、こいつをコンセントに差し込んで使用します。こんな形なので、こいつを差し込んだコンセントの上下にあるコンセントは、充電器とバッテリーに隠されてしまい、充電中は使えなくなります。

 


▲本体背面のプラグ

 


▲充電時はこの形になるので、激しく邪魔

 

携帯電話用のバッテリーは、メーカーによって電極間の距離や極性に多少の違いがあると思います。
そういった仕様の異なるバッテリーに対応出来るよう、この充電器には面白い電極が装備されています。

 

下の写真を見て下さい。

 


▲バッテリーへの電力供給は、位置の調整が可能な電極で行う

 

いろんなサイズのバッテリーに対応出来るよう、バッテリーの固定は「クリップで挟む」方式を採用し、電極は「間隔を変更出来る」ようになっています。
(充電器の表側が写っている写真を見て下さい。半透明なクリップに2本のレバー状の部品があります。そのレバーに電極が付いていて、クリップの付け根の方を支点にして弧を描くように動くようになっています。)

 

極性が合わない場合は、バッテリーの裏表をひっくり返すか、充電器の「転換」ボタンを押せば対応出来ます。

 

電源ランプ以外のランプが暗くて充電が完了したかどうかわかりにくかったり、寒い日は何時間待っても充電が完了しなかったりという不都合も出ていますが、使い切って携帯電話から取り外したバッテリーをそのまま充電できるというのは、私にとってはすごく便利です。

 

これと同じ発想の商品が、最近、日本トラストテクノロジーからMy Charger Multiという名前で販売されているようです。
ここで紹介した商品名も何も分からないシロモノより、あちらの製品の方が安心して使えそうです。その代わり、値段は4,000円ほどしますが。

 

携帯電話メーカーは、このような充電器をまったく推奨していません。このような充電器を使ってバッテリーを充電してバッテリーに異常が発生したり、バッテリーの異常によって携帯電話本体に異常が発生したりした場合、メーカー保証は受けられません。