播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

護衛艦やまゆき(DD129)体験航海(於姫路港)

本日は、姫路港で海上自衛隊の護衛艦「やまゆき」の体験航海に参加してきました。
場所は姫路港の飾磨埠頭4号岸壁。
(体験航海に参加するには、事前に応募をし、抽選に当たらなければいけません。今回は2通応募して1通が当選しました。)

 

乗せて頂いた護衛艦「DD-129 やまゆき」は、はつゆき型護衛艦の8番艦で、呉を母港としています。
海上自衛隊の中での分類では大分類で警備艦、中分類で機動艦艇、種別が護衛艦です。
「DD」という記号は、米軍では「駆逐艦(Destroyer)」を意味するはずですが、「海上自衛隊の使用する船舶の区分等及び名称等を付与する標準を定める訓令」によると、自衛隊では駆逐艦という言葉はないようです。

 


艦名:DD-129 やまゆき
就役年月日:1985年12月3日
所属:護衛艦隊第12護衛隊(呉)
全長:130m
全幅:13.6m
基準排水量: 3050トン
主機関:ガスタービン 主 22,500 PS x2、巡航 4,620 PS x2
最大速力:約30ノット
乗員:約150名
兵装:76mm単装速射砲x1、CIWS(20mmファランクス)x2、ハープーン対艦ミサイル(4連装x2)、シースパロー対空ミサイル(8連装x1)、アスロック(ロケット付の魚雷)(8連装x1)、3連装対潜短魚雷x2
※参照元:海自のパンフレットおよびWikipedia

 

今回の体験航海は8月2日(土)と8月3日(日)の2日間にわたって行われ、2日は10:00~11:30が体験航海、13:30~16:00が一般公開、本日3日は09:30~11:30が一般公開で、14:00~15:30が体験航海となっていました。

 


▲体験航海に参加するために必要な「乗艦券」

 

本日の体験航海参加者は、13:30までに受付を済ませなくてはいけません。
駐車場(無料)はありますが、駐車場内はごった返して出入りに時間がかかるだろうな、と思ってバスで姫路港まで行くことにしました。

 

12:00
JR姫路駅北側の市営バス乗り場から、姫路港行のバスに乗って出発。
バスの運賃は¥260。約20分で姫路港に到着しました。

 

バス停の目の前にあるフェリー乗り場でトイレを済ませ、ジュースを買って南の4号岸壁を目指します。

 

フェリー乗り場から少し歩くと、民間の船がたくさん並んでいますが、その大きさと、回転するレーダーのおかげで一際目立っている軍用艦が停泊しているのが見えます。これが目的の護衛艦「やまゆき」。

 

12:30
護衛艦やまゆきのもとへ到着。

 

乗艦は13時からということで、あっちへ行ったりこっちへ行ったりして護衛艦の姿をいろんな角度から観察。

 

13:00
乗艦開始。
全員が小型の金属探知機によるボディーチェックを受け、鞄を持っている人は手荷物検査を受けた後、タラップで艦内へ入ります。
制服を着た海自隊員が敬礼で出迎えてくれるので、非常に気持ちいい。

 

出航が14時なので、まだ1時間もあります。
ということで、艦内をうろうろし、人が少ないうちにあちこちの写真を撮りました。

 


▲シースパローの8連装ランチャーは1箇所だけフタが開いており、入っている訓練弾を見ることが出来ました。

 

14:00
実際は14時よりも少し早く離岸。
艦首を北に向けて停泊していたので、岸壁を離れてから反時計回りに180度変針してから巡航開始。

 

あまりにも暑いので、私は左舷側のCIWS下(ちょうど日陰になり、風もよく通る)で汗を乾かしました。
艦内はある程度空調が効いているようですが、甲板上は暑い!ヘタに日陰に入ると、風がまったくないため暑くてしかたありません。前後に障害物のない日陰が最高です。

 

が、こんなところにずっといても仕方がないので、艦内の様子を見てみることにします。
しばらくの間は操舵室内で操船の様子を見物。
驚いたのは、進路の確認にカシミール3D(登山好きなら知っているソフト)を使っていたこと。

 



元同僚と一緒に艦内をうろうろしているうちに、1時間半の体験航海はあっという間に終了。
「アスロックランチャーの展示をおこないます」などと艦内放送があるのですが、放送から開始までが短いため、速射砲やアスロックランチャーのデモンストレーションは見ることが出来ませんでした。

 

次回以降は、今回の教訓を活かして兵器の動作展示が終わるまでは艦内に入らず、甲板で待機することにします。

 

15:30
予定通りの時刻に着岸し、下船。
元同僚の車で姫路駅まで送ってもらって、楽しい体験航海は終了。

 

ちなみに、隊員のお話によると、体験航海で乗船したのは500人~600人ほどだそうです。
GPSを持って行こうかと思いましたが、狭い艦内で快適に行動するため、今日はデジカメだけを持って手ぶらで艦内を行動しました。
そのため、体験航海の航路は不明です。