注)今回の記事は(山道具ではなく)PDA関連なので、興味のない方は読み飛ばしてください。
電子辞書以上の高性能な辞書になり、携帯よりも大きな画面で地図を見ることができ、Office文書の簡単な編集もでき、電車などでの移動時にPCで録画したテレビ番組を見ることもできる便利な道具―PDA―を愛用している(この記事も、職場で昼休憩時にキーボードと組み合わせてPDAで入力しています)のですが、唯一の不満は自宅以外の場所でネットワークにつながらないことでした。
家には無線LANのアクセスポイントがあるため、私のPDA(rx1950)内蔵の無線LAN機能が使えますが、公衆無線LANのアクセスポイントがほとんどない姫路の街では、PDAに無線LAN機能があってもほとんど役に立ちません。
そこでデータ通信カードを探したのですが、私のPDAに挿せるのはSDカードタイプのものだけです。そのような製品は1つしかなく、選択の余地はありませんでした。
製品名:AH-S101S
メーカー:SII
サイズ:55mm×24mm×7mm
重量:6g
インターフェイス:SDIO Card Specification ver.1.0 準拠
消費電力:75mA(32kbps通信時)
価格:約¥15,000
しかたなく買った製品でしたが、通信速度は遅いものの、電車やバスの待ち時間や乗車中の暇潰しには十分役に立ってくれます。
(昔、シリアル接続の外付けモデムで「ピ~ギャラギャラ~」と鳴らしながら接続していた時代を知っていれば、この通信速度に耐えられると思います。)
(昔、シリアル接続の外付けモデムで「ピ~ギャラギャラ~」と鳴らしながら接続していた時代を知っていれば、この通信速度に耐えられると思います。)
何より便利なのは、いつでもどこでもメールチェックと返信が可能になったこと。
Googleが提供するGmailを使うと、メールをすべてインターネット上に置いておけるので、ネット環境さえあれば、どこででもメールの内容を読み、プロバイダのアドレスで返信を送ることが出来ます。
「あのメールは家のPCでないと見られない」ということがありません。
PDA(Pocket PC)はWordとExcelファイルの閲覧・編集、PowerPointファイルの閲覧ができるので、メールの添付ファイルも見られます。
Googleが提供するGmailを使うと、メールをすべてインターネット上に置いておけるので、ネット環境さえあれば、どこででもメールの内容を読み、プロバイダのアドレスで返信を送ることが出来ます。
「あのメールは家のPCでないと見られない」ということがありません。
PDA(Pocket PC)はWordとExcelファイルの閲覧・編集、PowerPointファイルの閲覧ができるので、メールの添付ファイルも見られます。
便利になるとさらに欲が出てしまうもので、PDAに標準付属のIE Mobileがどうも気に入らなくなってきました。
PDAの画面は小さい(QVGAサイズ)ので、PC向けにデザインされたWebページを表示するには無理があります。
PDAの画面は小さい(QVGAサイズ)ので、PC向けにデザインされたWebページを表示するには無理があります。
そこで、IE Mobileには幅広のページを細長く縦に伸ばして表示する機能が付いています。
しかしこれがあまりうまく機能せず、レイアウトがぐちゃぐちゃ。Yahoo!アバターなんて、パーツごとにばらばらになって表示されてしまいます。
それに、表示モードが「通常」か「テキストのみ」の2種類しか選べません。画像を見たいと思ったら、表示に時間のかかる通常モードにしなければいけないのです。
これは通信速度の遅いデータ通信カードを使っていると大変。
しかしこれがあまりうまく機能せず、レイアウトがぐちゃぐちゃ。Yahoo!アバターなんて、パーツごとにばらばらになって表示されてしまいます。
それに、表示モードが「通常」か「テキストのみ」の2種類しか選べません。画像を見たいと思ったら、表示に時間のかかる通常モードにしなければいけないのです。
これは通信速度の遅いデータ通信カードを使っていると大変。
無料で使えるブラウザなので文句を言う方が間違っていると思い、有料のブラウザを購入してインストールしてみました。
購入したのは、NetFrontV3.3というPDA向けブラウザ。
表示モードは「通常」と「テキストのみ」の他に、「シンプル」というのがあり、テキストと画像のみを表示してくれます。複雑なレイアウトや背景画像などを無視してくれるので、PDAの小さな画面でもかなり快適。私はいつもこのシンプルモードを使っています。
NetFrontも幅広のページを縦に細長く表示し直す機能を持っていますが、これもなかなか優秀で、IE Mobileよりずっと見やすい。
(NetFrontもIEと同様に通常表示ではアバターがばらばらになって表示されますが、シンプルモードならきれいに表示されます。)
(NetFrontもIEと同様に通常表示ではアバターがばらばらになって表示されますが、シンプルモードならきれいに表示されます。)
設定項目も豊富で非常に気に入ったのですが、内蔵メモリが少ない私のPDAの場合は、SDカードにNetFrontをインストールする必要があります。
ところが、データ通信カードもSDカードスロットを使用してしまいます。
NetFrontのインストールサイズは10MBほどあるのですが、現状の私のPDAの空きメモリが10MBほど。ぎりぎりの容量なので、ひょっとしたらインストールすらできないかも知れません。
ところが、データ通信カードもSDカードスロットを使用してしまいます。
NetFrontのインストールサイズは10MBほどあるのですが、現状の私のPDAの空きメモリが10MBほど。ぎりぎりの容量なので、ひょっとしたらインストールすらできないかも知れません。
無線LANを使うときしかNetFrontが使えないのは悔しい。
そこで、どうにかして本体にインストールできないかと思い、SDカードにインストールしたNetFrontのフォルダ構成を見ていると、消しても動作に影響のなさそうなフォルダがかなりの要領を占めていることに気づきました。(autocruiseフォルダは自動巡回に必要ですし、cacheフォルダも当然必要、といった感じで見ていくと、cdcという正体不明のフォルダが残りました。)よくわからないから消しちゃえ、と思い切ってこのフォルダを削除し、容量が半分ほどに減ったNetFrontを本体メモリに移動させて起動すると・・・問題なく起動するではありませんか。
通信カードを挿してWeb閲覧をしても、エラーが出たり固まったりしません。
フォルダを一つ消したNetFrontを数カ月間使っていますが、特に不都合はありません。
VGAなんちゃら、というファイルもありますが、rx1950はQVGAなのでこれも消せますね。
VGAなんちゃら、というファイルもありますが、rx1950はQVGAなのでこれも消せますね。
私と同じようにrx1950を使っていて、本体メモリの関係でIE Mobileを使うしかなかった方は、一度試してみてはいかがでしょうか。