播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

フリーズドライの3色アイス

私はお酒を飲むのに甘いもの好きでもあります。
家では食後のデザートにプリンやヨーグルト、アイスクリームを頻繁に食べていますが、よく考えてみると山で食後のデザートを食べたことはありません。

 

山で甘くておいしいデザートを食べたいという欲求が徐々に強まり、アメリカから妙なものを取り寄せてしまいました。
(他にも各社のフリーズドライ食品を大量にまとめ買いしました。山道具ではなく食べ物ですが、ネタ不足のために一品ずつ山道具として紹介することにします。)

 

製品名:MOUNTAIN HOUSE FREEZE DRIED NEAPOLITAN ICE CREAM
重量:21g(内容量)
メーカー:Oregon Freeze Dry, Inc.(アメリカ)
US価格:$2.00弱

▲Mountain Houseブランドのナポリタンアイス(フリーズドライ加工された3色アイス)

 

Oregon Freeze Dry, Inc.は、会社名のとおりフリーズドライ食品の大手で、民間向けだけでなく、宇宙食や軍用の食料としても製品を納入しています。

 

今回手に入れたフリーズドライ・アイスクリームの栄養価は次のとおりです。
(表の作り方を覚えたので、うれしくて無駄に表を使っています)

 

栄養価(1袋21gあたり)
カロリー 110 Kcal
脂肪分 5g
コレステロール 20mg
ナトリウム 35g
炭水化物 14g(うち糖分11g)
たんぱく質 2g

パッケージの中を見て見ましょう。

 


▲パッケージを開けると・・・

 

切り口からパッケージを破って中身を取り出してみました。
この時点で、ものすごく甘ったるい匂いがあたりに立ち込めます。

 

大きなパッケージの割に中身は小さい・・・。



アイスクリームは紙に包まれており、この紙を破ると中から3色アイスが現れます。

 


▲アイスの大きさはこんな感じです(携帯電話との比較)

 

ただでさえ乾燥していて割れやすいのに、航空便でアメリカから運ばれてきたため、かなり派手に割れています。

 

断面を見ると、確かに本物のアイスクリームです。霜がついていれば、どう見ても冷たいアイスクリームに見えるはず。

 

かじってみると、中途半端に堅いです。

 

肝心の味ですが・・・アイスクリームの味ですね(当たり前)。それも溶けたアイスクリームの味。紙パックに入ったアイスクリームを食べ終わった後、フタに付いているアイスを舐めたときの味です。

 

アイスクリームは冷たいものという先入観があるので、常温のこれを口に放り込むと温かいような感じがします。そのため、余計に溶けたアイスクリームのような味に感じてしまうのかも知れません。

 

かなり甘ったるい味ですが、山歩き中、疲れているときにはおいしく感じるのかな。それとも、水分がまったく含まれていないので食べる気は起こらないかな。

 

割れやすい食品を保護する気がまったくないパッケージなので、山に持っていくときには適当な工夫が必要です。

 

日本でも一袋500円程度でフリーズドライのアイスクリームが売られているようです。
たぶん同じような味なので、「食べてはみたいけれど、アメリカから取り寄せるのはちょっと・・・」と思う方は「フリーズドライ アイスクリーム」で検索してみて下さい。



ちなみに、Mountain Houseの製品はジュリアンデートという書式で製造日が記載されています。
たとえば、私が今回食べてみたナポリタンアイスクリームのパッケージには「06282」と書かれていました。この場合は、2006年の282日目に製造されたという意味です。
Mountain Houseのアイスクリームは、製造から2年が賞味期限のようです。それ以降も食べられますが、香りや見た目に変化が出てくるそうです。

 

アメリカ製の食品を手に入れたけれど製造年月日が不明だという場合は、5桁のそれらしい数字を探してみて下さい。

 

重要!!
アメリカから食品を購入するときは、材料に牛肉が含まれていないもを選んで下さい。牛肉の日本への輸入は禁止されているようです。知らずに注文すると、税関で没収されてしまうかも知れません。(もちろん、返金などされません)

 

税関といえば、今回はフリーズドライ食品を数十個購入したのですが、関税として商品代金の10%を徴収されました。(他に、商品の内容によっては消費税や地方消費税が加算されます)

 

個人輸入を考えている方は、十分にご注意下さい。