播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県多可町の千ヶ峰(1005.2m)

山で知り合った方が昨日、千ヶ峰に登られたようなので、行き先に悩んでいた私もマネをして千ヶ峰に行ってきました。

 

 

まだまだ暑いので、標高の低い山に行くのは辛いですが、千ヶ峰は山頂が1000mの標高で涼しそうですし、今回私がたどるコースを使えば、登山口との標高差が二百数十メートルしかありません。歩行距離は片道2kmほどです。

 

8:10
姫路の自宅を出発。

 

国道312号線を北上し、神河町の「粟賀」交差点を右折して県道8号線を東進します。高坂トンネルを抜けて国道427号線との交差点「寺内」を左折。国道427号線をひたすら北上していると、杉原谷小学校をすぎたところに「千ヶ峰登山口」と書かれた小さな標識が出ています(道路の左側)。この標識に従って左折し、後は道なりに西へ西へと進みます。途中の分岐には、市原峠の方向を書いた道標が立っていました。
分からなければ、地元の方に尋ねると良いでしょう。

 

集落を抜けると、道ばたにトイレがあります。ここから先にはトイレがないと看板に書かれているので、ここで用を足して出発。

 

ここから林道を登っていくのですが、林道は幅が1.5~2車線ほどあり、アスファルトで舗装されています。多少の落石はありますが、非常に走りやすい。
注)地形図では林道が途中で途切れていますが、実際は峠(稜線)まで到達しています。

 

9:55
市原峠に到着。ここは車を止められるようになっています。私が来たときは、すでに4台の車が止まっていました。

▲市原峠の様子(左端の軽四の後ろから登山道が延びています)

 

10:05
写真を撮り、装備を整えて出発。

 

最初は丸太階段の道です。が、やはり丸太階段の脇に道が出来てしまっています。
登り初めてすぐ、「頂上まで1980m」の道標があります。

丸太階段はすぐに終わり、なだらかな上り坂になります。

 

10:10
新田からの登山道が合流する分岐に到着。立派な道標が立っています。新田方面の道を見てみましたが、暗い植林の中の道でした。
ここには、「山頂まで1800m」の道標があります。

 

登山道は幅が広くてなだらか、その上、左手側の展望が開けています。今日は天気も良く、空気が(夏と比べると)澄んでいるので気持ちがいい。

 

10:20
今までは登山道の右手側は植林のつまらない風景でしたが、ここで千ヶ峰の山頂が木々の隙間から見えました。

 

ここからは緩やかなアップダウンが続きます。

 

10:27
「山頂まで1000m」の道標。
このあたりからは、今まで右手側に見えていた山頂が正面に見えてきます。

 

10:37
「頂上まで850m」の道標。他の道標と違い、ちょっと古いし文言も違います。

 

10:38
「山頂まで500m」の道標。ん?1分で350mも進んだのかな?「頂上まで・・・」の道標が間違いなのでしょう。

 

山頂が近づくと、斜度がややきつくなってきます。

 

▼山頂まで300m程度の距離になったところの風景です。高原状で気持ちいい。

 

10:47
「山頂まで200m」の道標。

 

10:50
山頂に到着。予想していたほどの先客はいませんでした。
お経が刻まれた大きな石碑が建っているのが異様ですが、それ以外は最低限のものしか置かれていないすっきりした山頂です。

 

▼山頂の様子。

 

千ヶ峰の山頂は東西に細長く(広い)、展望を妨げる植物はきれいに伐採されています。そのため、展望は抜群。

▲山頂からの展望(360度)撮影場所は、山頂東にある円柱形の標識前。撮影方向の起点は、山頂西にある石碑。
 
写真ではかすんでいるように見えますが、実際は明神山や七種山塊がくっきりと見え、明石海峡大橋も肉眼で見えました。こんな展望を楽しめるのは久しぶりです。

 

今日の昼食は、日清の「スポーツヌードル(燃焼系)」。スポーツ用品店でのみ販売されているという変わったカップラーメンです。

 

普通のカップヌードルとは麺が全然違うので、お湯を入れてから待つ時間が4分になっています。景色が良くて気分がいいので、非常においしく感じます。

 

八木アンテナを立てて無線をしている方がいらっしゃったので、色々とお話を聞かせて頂きました。
「山であそぼっ」というホームページの管理人、「やまあそ」さんのこともよくご存じとのことでした。

 

山頂の景色を楽しんでいる間にも、三谷コースから続々と登山者が登ってきます。さすが人気のある山ですね。

 

12:10
1時間20分も山頂で過ごし、下山開始。

 

登ってきたルートとまったく同じルートをたどって駐車場へ戻ります。下りも展望が楽しめるので気分よく歩けます。

 

12:55
駐車場に到着。

 

うるさくまとわりついてくるアブと格闘しながら、アブが車に入らないように隙をついて運転席に飛び乗り、家路に着きました。

 

久しぶりに大展望を楽しめて非常に満足できました。
尾根づたいの日当たりの良いコースなのでヒルはいないし、片側だけですが登山道からの展望が良いし、斜度は緩やか。歩行距離も片道2km。手軽に展望を楽しめる良いコースだと思います。

 

林道は市原峠より先に進めません(鎖がかかっています)。が、登山者なら神河町側に入れます。神河町側に入って右へ進むと、またに山への登山道があります。
市原峠の少し下にも、またに山への登山口がありますが、そちらは駐車スペースが小さめなので、またに山に登る場合は市原峠まで車で登る方が良いかも知れません。