今日はYさんに案内してもらい、加西市の畑町歴史の森に行ってきました。
ここには「ゆるぎ岩」と呼ばれる巨岩と、「鏡岩」と呼ばれる珍しい岩があります。
姫路市街から国道312号線を北上し、「福崎大橋西」交差点を右折します。後は道なりにひたすら東へ走るだけです。加西市に入ってすぐ、右手側にゴルフ練習場のある大きな池が現れます。この池を通り過ぎる頃から、道路の左手側をよく注意して見ていてください。「ゆるぎ岩」と書かれた小さな看板が道ばたに立っています。ここを左折してまっすぐ進むと、河上神社の鳥居前に出ます。この辺りに若干の駐車スペースがあります。
もし看板を見落としてしまっても大丈夫です。看板のすぐ先に「畑町」という交差点(点滅信号)があるので、そこを左折してもたどり着けます。畑町交差点から北へ進むと、高峯神社に突き当たりますが、そのすぐ手前を左折すると、「ゆるぎ岩」の看板から入った道と合流できます。
鳥居前にそれなりに正確な案内図が立っているので、これをデジカメで撮影し、画面で確認しながら歩けばよいでしょう。この周辺の遊歩道は、地形図に一切載っていません。
遊歩道はきれいに整備されており、普段着でも問題なく歩けます。
巨岩が2つ並んでいますが、左側の方がゆるぎ岩です。この岩の由来は、次の通りです。
この岩は、3億年前の古生代に海底に蓄積した生物岩できわめて堅く、高さ4メートル、ふくらんだ中央部の周囲は8メートルあります。
その昔、法道仙人が「善人が押せば動き、悪人が押してもびくともしない。この岩を押して動かないときは自分に邪心があるから罪悪をざん悔して正直慈善の人にたちかえりなさい」といって悪人を善人にたちかえらせようとこの岩を押させて心をためさせたと伝えられています。
力を込めて岩を押してみました・・・びくともしません。
立つ場所を変えて再度挑戦・・・動いているようないないような・・・岩の横に生えている木を見ると、枝が揺れている!
ゆるぎ岩は動いてくれました。良かった良かった。
立つ場所を変えて再度挑戦・・・動いているようないないような・・・岩の横に生えている木を見ると、枝が揺れている!
ゆるぎ岩は動いてくれました。良かった良かった。
Yさんも挑戦・・・やっぱり動きました!
でも、かなり力がいります。手も痛くなるし。
この後は駐車場所まで戻り、河上神社にある鏡岩を見学。
岩の表面がきらきらと光っています。光っている部分に周囲の景色が映るので「鏡岩」と呼ぶそうですが、どう頑張っても周囲の景色は見えませんでした。
▼ピントが合っていない部分の一部が光っているのが分かりますか?
ピントが合うと光っているのが分からなくなるので、故意にピンぼけさせてます。
岩の表面がきらきらと光っています。光っている部分に周囲の景色が映るので「鏡岩」と呼ぶそうですが、どう頑張っても周囲の景色は見えませんでした。
▼ピントが合っていない部分の一部が光っているのが分かりますか?
ピントが合うと光っているのが分からなくなるので、故意にピンぼけさせてます。
河上神社には胴体が極端に短い、かわいい竜の石像もあります。竜の顔は怖いのですが、胴体とのアンバランスさがおもしろい。
歴史の森探索はこのくらいにして、次は加西市若井町に向かいました。
ここには全国に100点ほどしかない一等磁気点の1つ、点名:姫路があります。
Yさんにナビゲートしてもらい、目的のため池に到着。
歴史の森探索はこのくらいにして、次は加西市若井町に向かいました。
ここには全国に100点ほどしかない一等磁気点の1つ、点名:姫路があります。
Yさんにナビゲートしてもらい、目的のため池に到着。
ため池のそばの藪の中に白くて大きな杭が立っています。三角点の標示杭とは比べものにならない大きな杭です。
三角点との違いは、その周囲にもあります。
三角点は標石と標示杭があるだけですが、磁気点の場合は測定機器の三脚を乗せるための土台も設置されています。一見すると黒く塗られた木材のように見えましたが、よく見ると関電巡視路のプラ階段のような素材で出来ています。
三角点は標石と標示杭があるだけですが、磁気点の場合は測定機器の三脚を乗せるための土台も設置されています。一見すると黒く塗られた木材のように見えましたが、よく見ると関電巡視路のプラ階段のような素材で出来ています。
めったに見ることのない標石を見るとやはり嬉しくなってしまいます。
この一等磁気点を見たいがために、国土地理院から一等磁気点の記を取り寄せました。
親切に対応していただいた国土地理院近畿地方測量部の方々に感謝します。
親切に対応していただいた国土地理院近畿地方測量部の方々に感謝します。
また、忙しい中歴史の森の案内、磁気点探しのナビゲーターとしてお世話になったYさん、ありがとうございました。