播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県赤穂郡上郡町の生駒山(260m)

 

今朝は目が覚めたのが午前8時。県内北部の山に行きたかったのですが、時間的に厳しいので近場の山へ予定を変更。

 

今日行ってきたのは、赤穂郡上郡町にある生駒山(260m)です。
山城があったということで、好展望が期待できます。

 

標準コースタイムで片道45分らしいので、ゆっくり準備をして家を出たのが9時45分。

 

姫路市街から県道5号線をひたすら西へ進み、千種川に突き当たった(実際は正面に橋がありますが、渡らない)ところで右折。
上郡橋を通り過ぎ、次の隈見橋交差点を左折して千種川を渡り、西へ進みます。突き当たりを左折して南進します。このとき右側に見えている尾根が、生駒山へ続いている尾根です。
この尾根の先端部分に登山口があるので、右手側をよく注意しながら進んでください。

 

10:50
地蔵堂と小さな駐車スペース、案内板のある登山口に到着しました。

 

10:55
よく整備された道ということで、今日は普段着です。登山口の写真を撮り、登山開始。

 

序盤は擬木の丸太階段の道がしばらく続き、それが終わると岩がむき出しの登山道に変わります。

 

地形図ではこの尾根、等高線の間隔がかなり広いです。そのため、登山道の傾斜もかなり緩やか。調子よく高度が上がっていきます。
ただ、両側が雑木なので展望はありません。振り返ると、少しだけ展望が楽しめます。

 

11:03
「登山路」と書かれた公設っぽい道標と出会いました。山頂までの距離も何も書かれていません。設置者の意図が分からない道標です。

 

立ち止まると蚊が寄ってくるので、休むことなく黙々と歩き続けます。

 

11:10
「山頂まで700m」の道標に出会いました。この辺りは平坦な登山道になっています。

 

11:11
「馬の蹄跡」に到着。大きな岩の表面に、馬の蹄と同じくらいの穴がポコポコと開いています。礫岩(れきがん)から礫が抜けて出来た穴だそうですが、昔の人は想像力が豊かです。

 

11:22
地形図で尾根と送電線が交差する地点に到着。
地形図には送電線が描かれていましたが、実際にはありません。送電線鉄塔は撤去されていて、鉄塔の土台だけが残っています。ここから東の井上へ下る道がありますが、これが鉄塔の巡視路だったのでしょう。下りはこの巡視路を使うことにします。

 

11:26
目の前に大きな岩の斜面が現れました。上の方にはなにやら案内板が立っています。
斜面を登って案内板を見ると、「荷置岩」と書かれています(実際は文字の大部分が剥がれています)。

 

上面が平らなので、確かに荷物を置くには便利そうです。
この荷置岩、側面には写真のような文字が刻まれています。

 

11:29
本丸跡(生駒山山頂)に到着。ベンチが2つ置かれた平らなスペースです。雑木が周囲に生えているため、展望はあまりよくありません。

 

休憩しているとスズメバチが飛んできたので、あわてて登山道へ戻り、二の丸へ進みます。

 

本丸跡から二の丸を見た様子が、下の写真です。二の丸にもベンチが置かれています。

 

11:40
道の右側にブルーシートを発見。石垣も見えます。その上には、なにやらお堂のようなものもあります。何が祀ってあるのか分かりませんが、とりあえず手を合わせてお参りしておきます。

 

11:41
「空堀跡」を通過

 

11:43
二の丸跡に到着。斜面に置かれているベンチからは、自分が登ってきた尾根と、その向こうにある上郡市街地がよく見えます。

 

ここで昼食を取ることにします。
荷物を最小限にするために、今日の昼ご飯はコンビニのおにぎり。

 

目の前の谷間をトンビが悠然と飛んでいます。眼下の上郡高校では野球の試合が行われているようで、賑やかな声が聞こえてきます。遠くにJRの線路が見えますが、そこを走る貨物列車の音がかなりよく聞こえたので驚きました。

 

道路や学校、鉄道からいろいろな音が聞こえてきます。せっかく山に登っているのに、街中の低い山だから仕方がないですね。

 

12:00
おにぎりと景色を堪能し、ボーッとしていると巨大なスズメバチ2匹がベンチの横にいるのを発見。そ~っと立ち上がり、下山開始。

 

12:10
送電線鉄塔跡地まで戻ってきました。ここから東へ下っていきます。斜面は急ですが、道はつづら折れになっているので楽に下りられます。

 

私が本日最初のハイカーのようで、大量の蜘蛛の巣が顔に引っかかります。

 

木の枝を拾って振り回しながら、展望のないつづら折れの道をひたすら下ります。

 

12:30
井上登山口に到着。民家の脇のわかりにくい場所ですが、案内板が立っているので、見落とす心配はなさそうです。(駐車スペースはありません。)

 

後は車道をしばらく歩いて登山口へ戻るだけです。