播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

兵庫県姫路市の名古山(42.9m)


今日も歩いていける近所の山を歩いてきました。
山と言っても、私の家との標高差が30mしかありません。
姫路市街地の北西にある名古山です。

地形図では墓地を表す記号に覆われた山ですが、実際、山全体が墓地になっており、南麓には火葬場もあります。

地形図の姫路城跡から北西約1.9km付近に「東辻井四丁目」と地名が書かれています。自宅から徒歩でこの「四」の字の下にある丁字路に向かい、ここから南へ進んで名古山へ登りました。

すぐに道は右(東)へ曲がり、ロータリーが現れます。このロータリーから南西に延びる道を150mほど進むと、左手側に小さなグラウンドのようなものがあります。このグラウンドの北端に祭壇(?)があり、その祭壇に向かって右隣にある生け垣の中に四等三角点標石(点名:市墓地)がひっそりとたたずんでいます。生け垣の右奥には、三角点の標示杭も立っています。

今日の荷物はジュースだけ。このグラウンドで周りの景色を見ながらジュースを飲みます。目の前には先週歩いた八丈岩山があり、北西には少し前に歩いた振袖山(蛤山)、北には広嶺・増位山塊、東方面は地形図に名前の載っていない山々があり、その右には桶居山の鋭鋒が見えます。

道路に戻り、仏舎利塔を右に見ながら道に沿って南東に進むと、右手に駐車場付きの休憩所、左手側には大きな地球儀のオブジェ、そして左前方には火葬場の巨大な煙突が現れます。

この煙突、私が中学生だった頃は台風で上端が一部欠けていたのですが、今は完全な形に修復されています。

私の通っていた中学校は名古山のすぐ南にある丘の上にあり、毎日この煙突を見ていました。当時は黒い煙をモクモクと吐くこの煙突が不気味で、北風が吹くと煙突からのニオイが校内に充満していましたが、今日見た限りでは、黒煙は出ていませんでした。設備が改良されたのでしょう。

山全体が墓地ですが、道路沿いに桜が植わっており、明るくさわやかな印象です。前に登った景福寺山とは全然違います。地球儀のオブジェの周囲や休憩所の駐車場は車で一杯。煙突の周囲や三角点の南東約350mの地点(墓地の最上部が広場になっている)では、家族連れやカップルが花見を楽しんでいました。

この後は道路を南東に下り、少年刑務所の北側を通って岩端町にあるスーパーで買い物をして帰宅。

本日の歩行距離(家~東辻井~名古山~岩端町~家)は約4.3kmでした。