概要
本日2025年9月14日(日)は令和7年度 姫路みなと祭海上花火大会が実施されます。
同じ日、行きつけのアウトドアショップ主催のナイトハイクが御旅山で実施されるということで、山頂から花火を楽しむべく出かけてきました。

▲「姫路みなと祭海上花火大会」で打ち上げられた花火(絞り:F11、シャッタースピード:3.8秒(Bulbモード)、ISO感度:100、焦点距離70mmで撮影したものをトリミング)
イベント名称: 令和7年度 姫路みなと祭海上花火大会
日時: 2025年9月14日(日)19:30~20:45
場所: 姫路港
規模: 花火1万発
備考: 会場内は全席有料。周辺では交通規制が実施されます。
本日の行程は、次の通りです。
- 自転車で御旅山南端の広畠練り場へ移動(交通渋滞対策のため)
- 広畠練り場から御旅所経由で山頂へ
- 山頂で晩御飯と花火大会を満喫
- 往路を逆にたどって下山
- 自転車で帰宅

▲対応する地形図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「姫路南部」

▲カシミール3Dで作成したルートの断面図
姫路市街から練り場へ
17:55
姫路市街の自宅を自転車で出発。
花火大会の影響で姫路南部は渋滞することを予想し、念のため自転車で行くことにしました。
駅南大路を南下し、飾磨警察署や姫路南郵便局がある「中島」交差点を左折。
ここからは国道250号線です。
「中島」交差点から約550mで「中島2丁目」交差点(三叉路)に出会ったら、それを左に入ります。
国道に比べて細い道路を東へ進み、永世橋で市川を渡ってからおよそ450m、「妻鹿(めが)」交差点(三叉路)を左へ入ります。
「妻鹿」交差点から約350m東へ進んだところで、左に桟敷席が並ぶ広場が現れます。
これが今回の出発地点となる広畠練り場。有名な「灘のけんか祭り」で練り合わせが行われる場所です。
18:35
広畠練り場に到着(地図中「広畠練り場」)。
隅の方に自転車を置きました。
https://maps.app.goo.gl/pjbtEoydkBhHKeo2A
▲広畠練り場の位置
練り場から山頂へ
18:37
自宅から登山靴を履いたままだったので、必要な準備はGPS受信機の測位を待つことだけ。すぐに準備が整ったので、出発。
車が1台通れる幅の簡易舗装の道を登ります。
この坂、それなりに斜度があるのですが、けんか祭りの時は男衆が何トンもある屋台を担いで登ります。

▲簡易舗装の坂を登る
広畠練り場は車が少なかったのに、坂を登るにつれて人が増えてきました。
花火が見えると思われる場所には家族連れや三脚を据えた愛好家と思われる方々が大勢いらっしゃいました。
車が1台通れる程度の空間は、なんとか確保されていました。

▲坂道で花火を待つ見物客(三脚や椅子が見える)
さらに上がっていくと、見物客の代わりに坂道に並んでいたのは車。
御旅所の前まで車がビッシリです。
御旅所の前にいたっては道の両側に車が置かれていて、「奥の車が出られないんじゃないか?」と思うような止め方をしている車もあって、混沌とした状況。
こんな中にさらに車が下から何台も登って来て、方向転換するのも大変そうでした。

▲御旅所前に止められていた車
歩行者がいたら車が通れないような幅の場所もあったので、車と車の隙間に入ってよける必要があったり、途中で用を足したお手洗い(地図中「お手洗い」)も人が多いし、御旅所まで来るだけで大変でした。
18:47
御旅所前に到着(地図中「御旅所」)。
アウトドアショップの方や、他の参加者と思われる方々が集合されていました。
実は私は参加できるかどうか分からなかったので事前に連絡しておらず、集合場所や時刻を知らなかったんですが、偶然出会うことができました。
ちなみに、祭りの際は屋台がこの御旅所まで担ぎ上げられます。

▲御旅所
18:51
参加者が軽く自己紹介をしてから御旅所を出発。
御旅所から北は登山道が左右に分かれますが、少し先で合流します。
左は小ピーク経由で鞍部へ下り、右は等高線と平行に鞍部へたどり着けるので、楽な右ルートを選択。
真っ暗闇ですが、右胸に付けた(汗っかきなのでヘッドランプはなるべくなら装着したくないのです)軍用ライト「SIDEWINDER STALK」のおかげで快適に歩けました。
軍用なので不必要に明るくないのが便利。
明るすぎるヘッドライトは、複数人で行動するときは周りの人に迷惑がかかります。
逆に、照らせる範囲が狭いため道を探さないといけない状況では不利。
19:03
高光度航空障害灯管制器が地面に設置された姫一火力線13番鉄塔横を通過(地図中「姫一火力線13番鉄塔」)。
高光度航空障害灯管制器があるということは、鉄塔の上端ではストロボライトが点滅しています。昼間はあまり目立たないですが、今回のナイトハイクでは光がよく見えました。
姫一火力線13番鉄塔から先の岩場や展望の良い場所にも、何人かの見物客や三脚を設置した写真好きの方々がおられました。

▲鉄塔の先は好展望
姫一火力線13番鉄塔の先の鞍部からは、丸太階段の登りです。
とは言っても、地形図の通り斜度は緩いのでそれほど辛くありません。
山頂(晩御飯、花火見物)
19:14
あずまやのある山頂に到着(地図中「御旅山」)。
四等三角点標石(点名:妻鹿)と国有林の境界標石も埋設されています。
花火見物目当ての方が大勢いらっしゃいました。

▲山頂もなかなかの混雑
花火が始まるまでに晩御飯を頂きましょう。
本日の私の晩御飯は、マルハニチロの冷凍ミックスピザ。
フライパンで焼いてからガスバーナーで表面を炙り、しっかりチーズを溶かしたので香ばしくて最高!

▲本日の晩御飯
ピザの調理方法や、上の画像でピザの右に写っているタバスコミニボトルについては、下の記事からどうぞ。
食事を楽しんだ後は、いよいよ花火です。
御旅山の山頂から花火の打ち上げ場所までは約4km離れていますが、迫力は充分でした。
花火が見えてから音が聞こえるまで10秒以上かかるのも面白い。

▲大半の花火はこのくらいの高さ
それなりに風が吹いていたのか、煙がどんどん西へ流れてくれたおかげで、花火はよく見えました。

▲煙は速く流れていった
低い位置で爆発する花火ばかりかと思っていたら、時々高いのも上がるようになりました。

▲低い位置にカメラを向けていたので、上半分が切れてしまった花火

▲4km離れていても迫力がすごい
途中では大型の花火が1発ずつ打ち上げられる時間帯があり、花火職人さんたちの作品をじっくり味わえました。

▲大型の花火は他より高い場所で爆発する

▲これも大型の花火(大きさではなく動きを楽しむものかな)

▲個人的に気に入った花火
終盤は打ち上げラッシュ。
高い位置でも低い位置でも花火が開き、贅沢な景色が広がりました。

▲終了直前の花火の様子

▲最後は怒涛の如く花火が打ち上がる

▲終了間際の花火
大型の花火の破裂音は、4km離れていてもお腹に響く和太鼓を近くで聞くような音で迫力がありましたし、山の上から見るため首が痛くならないし(見上げる必要がない)、花火の全体を容易に見ることができ、「近くで見るより良かったんじゃないかな」と個人的には感じました(←人混みが苦手で現地に行けなかった負け惜しみ)。
下山
21:12
山頂にいた大半の見物客が下山されたので、私たちも下山開始。
帰りは、すぐ南にある「カエル岩」を経由して御旅所へ。
21:41
御旅所前で解散。
私はもう一度お手洗いに行ってから、車がスイスイ走っている道路を自転車で帰宅しました。
心配すべきは渋滞よりも駐車場所だったようです。
このルートを昼間に歩いた時の山行記録を紹介します。
交通アクセス
- 鉄道を利用される場合は、山陽電鉄の妻鹿(めが)駅が最寄りです。
- 自家用車の場合は広畠練り場や、簡易舗装の坂を登った先(お手洗いから100mほど南)の空き地に車を置くと良いでしょう*1。
参考情報
- 水洗式のお手洗いが御旅所のすぐ南にあります。
- 飲料の自販機はありません。事前に用意しておく必要があります。
*1:御旅所前にも車を置ける空間がありますが、祭りの際に屋台を置くための場所です。私は個人的に「屋台を置く場所によそ者が勝手に車を置くのはどうなんだろう」と考えてしまい、その場所に車を置くことはしません。