アウトドア系のお店に行くと、様々なアウトドアブランドのステッカーが売られていますし、おしゃれなお店に行くと、そのお店のロゴが入ったステッカーが配布されていることがあります。
▲アウトドアショップやブランド等のステッカー(左上はブランドロゴ、右上は飲食店のステッカー、下はアウトドアショップで売られているそのお店のステッカーで、自分で好きな形にカットして使うタイプのもの)
そういったステッカーは、今までアウトドア用具に適当に貼り付けていました。
しかし、固くて平らで滑らかな面でなければステッカーは貼れません。つまり、貼れる場所はかなり限られているのです。
ステッカーを貼る場所に困っていたところ、愛読しているブログ「自転車とアウトドアライフ(遊び)」(http://www.morikatu.jp/ )で、「ステッカーの裏にベルクロを貼り付ける」アイディアが紹介されているのを見つけて感動。
そこで、貼り付ける場所を思いつかずに自宅で眠らせていた(放置していた)ステッカー達を、「ベルクロ付きワッペン」に変えてみました。
ベルクロ付きワッペンとは?
そもそも、ベルクロ付きのワッペンと聞いてもピンとこない方が多いと思います。
文字通り、裏面にオスのベルクロが縫い付けられたワッペンなのですが、元は軍用として使われるもので、名札や部隊章がそういった形態になっています。
▲米軍タイプの名札(上の2つ)と、アメリカのミリタリーショップから購入した「EASYボタン」ワッペンの表面(上の名札は私の姓を、その下の名札は私の無線のコールサイン*1を海外のミリタリーショップに刺繍してもらった名札。)
▲上記3種類のワッペンの裏面(オスのベルクロが縫い付けられている)
これらを貼り付ける相手は、自衛隊や米軍の場合は戦闘服などの装備品。
アウトドアブランドが一般向けに販売している「ミリタリーを意識したデザインのアウトドア用品」にも、メスのベルクロが縫い付けられていることがあります。
▲米軍向けのハイドレーションシステムに縫い付けられているメスのベルクロ
▲Helinoxのタクティカル チェア ミニ(軍用ではなく民間向けの製品)の背もたれ(外側)に縫い付けられたメスのベルクロ
ベルクロ付きのワッペンを貼り付けると、以下のようになります。
▲米軍向けのハイドレーションシステムにコールサインのワッペンを貼り付けた例
ステッカーをベルクロ付きワッペンに変えるには?
アウトドアショップなどで入手したステッカーを「ベルクロ付きワッペン」に変えるには、裏面が粘着テープになったオスのベルクロが必要です。
私の場合は、ホームセンターや手芸用品店で切り売りされているベルクロテープを使っています。
▲オスのベルクロテープ(この画像の製品は幅3cmのベルクロで、1mあたり約¥450。)
▲ベルクロテープは、剥がしやすいようにベルクロより大きめの剥離紙に貼り付いている
ステッカーをワッペン化するのは簡単で、ステッカーの粘着面とベルクロテープの粘着面を貼り合わせ、はみ出したベルクロテープ(またはステッカーの縁)を切り落とすだけ。
▲ステッカーより少し大きめに切ったベルクロテープを用意する(ここで使用しているのは、「Helinox BOXステッカーS ホワイト」(税抜¥300))
▲ステッカーの裏面にベルクロテープを貼り付けた様子(今回使用したステッカーはベルクロテープより若干幅が広かったので、ベルクロテープからはみ出した部分のステッカーを後で切り落とした。)
今回はHelinoxロゴのワッペン(便宜上「ステッカーワッペン」と呼ぶことにします)が出来上がったので、Helinoxのタクティカル チェア ミニに貼り付けてみました。
▲タクティカル チェア ミニの背面にあるベルクロにステッカーワッペンを貼り付けた様子
他にも、近所の美味しいハンバーガー屋さんのステッカーもワッペン化してみました。
▲CB缶をかっこよくするBallisticsの「MULTI COVER」(BSA-1805)のベルクロにステッカーワッペンを貼り付けた様子
最後に
「そもそもメスのベルクロが付いているような道具はもってないよ」という方が大半だと思いますが、「これって何のためのもの?」と疑問に思いながらベルクロ付きのアウトドア用具を使っている方は、ぜひお気に入りブランドのステッカーをワッペン化して貼り付けてみてください。
ベルクロなので、貼ったり剥がしたりも簡単です。
ステッカーワッペンを貼り付けると個性が出せるので、道具への愛着が湧くと思いますよ。
ただし、ステッカーは耐久性が高くないものが多いので、取り扱いには注意が必要です。
*1:アマチュア無線の免許を取得しているので、私はコールサインを持っています。