播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

お気に入りの山行用ズボン


山道具と言えるかどうか分かりませんが、最も気に入っているズボンがこれです。

アメリカ軍の砂漠用戦闘ズボンです。ちまたでよく見かける偽物ではなく、放出品の本物なので安心して山行に履いていけます。
森林地帯用の迷彩服だと山の中では目立ちにくすぎると思い、砂漠用の迷彩柄(通称コーヒーステイン柄:コーヒーの染みという意味)にしています。(写真左)

以前は伸縮性のある登山用ズボンを利用していましたが、藪に突入することわずか数回で表面のあちこちから糸が飛び出し、惨めな状態になってしまいました。高かったのに・・・。

耐久性が落ちるなら伸縮性など必要ないと考え、藪こぎに最適な戦闘ズボンを買うことに決定。中古の放出品なら3,000円程度で買えてしまいます。太ももについた大きなカーゴポケットも便利。冬は手袋や耳当てを入れたり、夏場はタオルやサングラスを入れています。

アメリカ軍の戦闘服は、XS、S、M、L、XL各サイズの中にさらにX-Short、Short、Regular、Long、X-Longがあります。運が良ければ自分の体型にぴったりなものが見つかるはず。コットンとナイロンが50%ずつの素材なので速乾性はありませんが、膝やおしりの部分の生地が二重になっていて丈夫だし、動きやすいので満足しています。

最近は最新のMARPAT(Marine Pattern「海兵隊柄」の略)の砂漠迷彩ズボンを買いましたが、新しすぎてまだまだ一般の人に迷彩服だと認知されていないデザインなので、履いていると変な目で見られます。上の左写真の柄は一般の人にも「迷彩服」として認知されていますが、MARPAT(右写真)の場合、知らない人が見ると泥だらけのズボンに見えてしまうらしいです。

----
山好きの方の中にも一部いらっしゃるようですが、平和主義者には、迷彩柄が嫌われているように感じます。
確かに森林用の迷彩で山に入るのは被視認性が低くなり、ハンターのいる冬場は危険です。
また、上下とも迷彩服にすると「おかしな人」になってしまいます。(私は迷彩服を持っていません。持っているのは迷彩ズボンだけです。)

しかし、砂漠用迷彩のズボンなら一般のハイカーがよく履いているカーキ色のズボンと大して変わらないと思います。
動きやすいし頑丈だし、汚れが目立たないし、濡らさない限りは快適な衣装です。

迷彩柄に文句を言う人の思考回路は迷彩=戦争、戦争=悪という考えが飛躍して迷彩=悪になっているようです。
学生服やセーラー服だって元々は軍服だったわけですし、トレンチコートも元は戦闘服。迷彩柄に文句を言うなら、かつての軍隊の服を制服として子供に着せることにも反対すれば良いのに。