播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

米軍L型ライトの後継モデル:STREAMLIGHT社のSidewinder

何故かライトが好きで、すでにあちこちに常備しているのにまた買ってしまいました。
今度は米軍向けのLEDライトです。
 
 
 
 
 
メーカー:Streamlight Inc.(アメリカ)
製品名:Sidewinder(サイドワインダー)
全高:4.65 インチ(11.8cm)
全幅:2.34 インチ(5.9cm)
厚さ:1.08 インチ(2.7cm)
重量:142g(アルカリ電池込み。カタログ値)
材質:本体はナイロン樹脂。レンズはポリカーボネイト。
光源:LED(白色は最大55ルーメン。その他の色は1~4.5ルーメン)
電源:単3形アルカリ電池または単3形リチウム電池x2本
ランタイム:最低出力で白色100時間以上。最大出力で白色5時間30分)
防水性能:IPX7
NSN:6230-01-571-8752
定価:$94.00 USD
購入価格:6千円台
購入先:ネットオークション
 
※この製品には軍用モデル、パイロット向けモデル、民間向けモデルがありますが、私が購入したのは軍用モデルです。
※軍用モデルのLEDは白、赤、赤外線、青の4色、パイロット向けモデルは白、緑、赤外線、青、民間向けモデルは白、赤、緑、青です。
 
私がまだ中学生だった1980年代、米軍放出品のライトと言えば、L型ライトでした。
光源は電球。電池ふた内部にカラーフィルターがあって、それを光源の前に取り付けることで光の色を変えていました。
電源は単1電池x2本。
大きくて重いライトでしたが、防水で中々便利だったため、当時から作業用に愛用していました。
その重厚長大なL型ライトの後継(?)と言えそうなライトが、ミリタリーショップで売られているのを見つけ、そういったお店の値段よりだいぶ安い金額でオークションに出品されていたのを見つけてしまい、衝動買い。
電池は単3形、光源はLEDです。
 
 
▲4色のLEDが並ぶ発光部
 
色の選択は、ダイヤル(上の画像で右端に見えている黒いもの)を回して行います。
何かに当たって勝手に回るといけないので、ダイヤルは引き出してから回す構造になっています。
 
スイッチはプッシュボタン式で、色の選択ダイヤルの中央がスイッチになっています。
LEDはいずれの色も4段階の明るさを選択でき、スイッチを1回押すと最低輝度で点灯。押しっぱなしにすると徐々に明るくなっていきます。
(民間向けモデルのみ逆で、最大輝度で点灯し、徐々に暗くなります)
 
スイッチを素早く2回押すと、点滅モードになります。
点灯(点滅)している状態でもう一度押すと、消灯します。

 
▲スイッチは側面にあり、ON/OFFは親指で操作しやすい
 

Sidewinder Compact (Military)
▲Sidewinderのコンパクトバージョンの紹介動画ですが、この記事で紹介しているフルサイズのライトも出てきますし、動作は同じなので参考のため貼り付けておきます。(メーカー公式動画。全編英語)
 
上の写真でも分かるとおり、軍用ライトなのでクリップが付いています。
 
この記事の写真では、右親指でスイッチを操作できるように持った場合、クリップが手のひらを向くことになります。
ライトと手のひらの間には空間があるので、その空間にクリップが入ることになり、快適に保持できます。
 
左利きの方にとっては、この面にクリップがあると左手でライトを持った時に親指以外の四指がクリップに当たることになり、あまり持ちやすくありません。
しかし、心配は不要です。

このクリップは、ライト本体のどちらの面にも取り付け可能になっていて、マイナスドライバーがあれば簡単にクリップを反対面に装着可能です。
 
 
▲クリップが無い方の面にも、ねじ穴とクリップの先端部分とかみ合う突起がある(左下の穴はストラップホール)
 
電池の交換方法は、米軍のストロボライト「MS2000」と同じです。
本体底面のダイヤル(手回しネジ)を緩め、キャップを外して電池を出し入れします。
 
MS2000と同じく、電池ふたは本体とワイヤーでつながっており、電池の極性を示す突起が本体についています。
これらの工夫は、いずれも暗闇で安全に電池交換が出来るようにするための、軍用品ならではアイディアです。
 
ふたが本体から完全に外れると暗闇でふたを探すのが大変ですし、電池の向きが本体に描かれていたとしても、暗闇でそれが読めなければ意味がありません。

そのため、ふたと本体がワイヤーでつながり、電池のプラス極をどちら向きに入れればよいか、手触りで判別できるようになっているのです。

 
▲電池ふたを開けた状態(本体側面にプラス極を表す突起が見える)
 
色の選択ダイヤルは赤外線のところだけとがっており、ダイヤルがどの位置にあるか(スイッチを入れたとたんに敵に見つかるような状態になっていないかどうか)が暗闇でも手触りだけで分かるようになっています。
(私たちの場合は、そんなことを気にしなくて良いのですが)
 
今までの写真でお気づきだと思いますが、光源は本体と一直線の状態から90度曲げた状態まで、自由な角度に設定可能です。
 
最後に、ライトを点灯させた状態の画像を掲載しておきます。
※(赤外線を除き)上の画像が最低輝度、下の画像が最大輝度です。
※すべての色のLEDについて、同じ露出で撮影しています。
 
 
▲白色LED
 
 
▲赤色LED
 
 
▲赤外線LED(肉眼やカメラでは見えません)
 
 
▲青色LED
 
Surefire社の製品のような極端な明るさはありませんが、光源の向きを自由に変えられるのは非常に便利です。
私の部屋の机の上には、常にこのライトが鎮座しており、捜し物や、テレビやパソコンの裏など薄暗い場所で配線作業を行う時、ベッドに寝転がって本を読むとき等に活躍しています(ただ、白以外のLEDの使い道がない・・・夜中にトイレに行くときは、赤色LEDを使えば目への刺激が弱くなるかな・・・青や赤外線は必要ないな・・・)。