購入の経緯
YouTubeで面白そうな山道具を探していたところ、三脚に取り付けられる小型のテーブルを見つけました。
私は山歩きの時にアウトドア用の椅子に座ってゆっくり山ご飯を食べるので、持ち物にテーブルは欠かせません。
これを見て物欲を刺激されまくり、我慢できずに購入してしまいました。
概要
今回紹介するLCH-1は折り畳み式小型テーブルで、天板はB5サイズのコピー用紙ほどの大きさになります。
ただし脚は付いておらず、別途三脚などを用意しないといけません。
逆に言えば、撮影のために三脚を持っている方は、このLCH-1を持って行くだけで任意の高さのテーブルが現場で使えるようになります。

▲山での食事に使用するため、小型三脚に取り付けたLCH-1
仕様

▲LCH-1のパッケージ
製品名: 折畳式ミニトレイ(Folding Portable Mini Tray)
型番: LCH-1
メーカー: 株式会社レオフォトジャパン(埼玉県)
サイズ: 250mm×170mm(カタログ値)
対応ネジ: 1/4インチ(細ネジ)
重量: 245g(カタログ値)
材質: アルミニウム
生産国: 中国
JANコード: 4560376573660
定価: ¥6,600(税込)
購入価格: ¥3,960(税抜)
購入先: ヨドバシ・ドット・コム
パッケージにも商品紹介サイトにも、説明書にも書かれていませんが、滑り止めとして天板に載せるためのシリコン製シートも付属していました。

▲パッケージ内容(LCH-1本体、シリコン製シート、取扱説明書)
外観
LCH-1は二つ折りのアルミ製天板で、折り目の中央部分には1/4ネジに対応した円形の板が取り付けられています。

▲折りたたんだ状態のLCH-1
三脚のネジをねじ込む円形部分は折りたたまれないため、そこだけ出っ張った状態になります。
展開時はその円板がストッパーになってそれ以上広がらず、平らになるという仕組み。

▲三脚ネジを差し込む円形の板が天板を平らに保つ仕組み

▲広げた状態(表面)

▲広げた状態(裏面)
商品には天板と同じ大きさで灰色のシリコン製シートが付属しており、これをLCH-1の上に敷けば、上に載せたものが滑らず安全に使えます。

▲付属のシリコン製シート(裏表はない)
山歩きでの使い方
私の場合は、山歩きでの食事の際にLCH-1を使用します。
気になる天板の面積ですが、カップラーメンとおにぎりを置くだけで精いっぱいといったところ。

▲天板の広さは、カップラーメンとおにぎりを置ける程度(実際に置いているのはwildo FOLD A CUPと、カップヌードルとほぼ同じ大きさのチタンクッカー)
天板は小さいですが、それでもLCH-1が私にとって便利なのは、三脚や一脚で好きな高さに天板を固定できること。
私は山歩きの際に風景を撮影するため、全天球パノラマカメラと一脚、そして小型三脚を持って行きます。
パノラマの撮影後にカメラを外し、一脚の先端にLCH-1を取り付け、一脚の長さを調整して食事環境に合わせるという使い方です。
例えば、適度な段差のある岩にクッションを敷いて座る時はこんな感じ。

▲座るのにちょうど良い岩があった時の使い方
荷物を減らすために山へ椅子を持って行かない時は、胡坐をかいた状態で食事をしやすいように小型三脚だけを使います。

▲椅子を使わず地面に座るときは小型三脚だけを使う
座っていると景色が見えにくい山の場合は、立ったまま食事をしやすいように一脚を伸ばして使います。
この時はバランスが非常に悪いため、天板の中央に食べ物を置かないといけませんし、風が強い時には使えません。

▲立ったまま食事をするときは一脚を伸ばす(バランスが悪いので要注意)
私は全天球パノラマカメラを使うため一脚を使っていますが、一般的な撮影を趣味にされている方なら三脚を持って行かれるでしょうから、その場合は三脚を使うと高さがあっても安定して使えます。
収納・携帯方法
LCH-1には、専用の収納ケースは付属しません。
ただのアルミの板ですから、そのままバックパックに放り込んでいてもいいのでしょうが、やはり傷が付いたり、周りの道具を傷つける恐れがあるため、何かしらのケースに入れた方が良さそう。
というわけで適当なケースを探したところ、アメリカ軍の戦闘糧食(MRE)の旧型パッケージ*1がピッタリだと判明。
ゴミとして捨てるものがケースになるわけですから、山歩きでMREを食べている私は実質無料でケースが手に入りました。

▲MREの旧型パッケージは、広げた状態のLCH-1にピッタリ

▲LCH-1を入れた状態で折りたたむこともできる
折りたたんだ状態のLCH-1は、MREに付属する糧食加熱具(FRH)の空き袋にピッタリ入りました。

▲折りたたんだLCH-1はFRHの袋に入る
天板と同じサイズのシリコン製シートは、天板と噛み合うようにして折りたたむと、収納サイズを小さくできます。

▲LCH-1とシリコンシートはお互いを挟み込むように折りたためば小さくたためる
「MREの空き袋なんか持ってる奴はお前くらいだろ!」という突っ込みが聞こえてきそうなので、一般的なケースでサイズが合いそうなものを探すと、100均で売られている任天堂スイッチ用ケースが使えそうです。

▲100円均一ショップで売られているスイッチ用ケースと、LCH-1の大きさ比較

▲スイッチ用ケースにギリギリ収まる
ただし、スイッチ用ケースは寸法が小さすぎてシリコン製シートを一緒に入れるのが難しいです。
使用上の注意
天板が若干斜めになっていても、シリコン製のシートがあるため上に載せたものは滑り落ちにくいです。しかし天板は水平にした方が安全ですから、私の場合は小型の水準器を使用して天板の水平を確認するようにしています。

▲私が使用しているのはキーチェーンサイズの小型水準器
冒頭に紹介したYouTube動画ではガス缶にLCH-1を取り付けていますが、ガス缶のネジ部分の耐久性に不安があるので、私はガス缶を使っていません。

▲ガス缶と1/4ネジを連結できる特殊なアダプターと小型の自由雲台を使ってガス缶にLCH-1を取り付けた様子(個人的にお勧めしません)
上の画像のような小型の自由雲台は固定力が弱く、LCH-1の中央以外に食べ物を置くと、いとも簡単に天板が傾いてしまいました。
「しっかりしたメーカーの製品なら大丈夫かな?」と思い、自由雲台付きの小型三脚「マンフロットPIXI」で試したところ、PIXIの自由雲台でもLCH-1を固定できるほどの力はありませんでした。
雲台のない単純な小型三脚の方が信頼できます。
LCH-1は三脚と組み合わせて使うテーブルですから、カメラ好きの方であればアルカスイス互換プレートを付けたままにしたいという方もおられるかもしれません。
LCH-1の折り畳み機構を理解した上で下の画像を見るとお分かりいただけると思いますが、裏面にプレートを付けた場合、LCH-1の構造上折り畳みができなくなります。

▲裏面にアルカスイス互換プレートを付けたLCH-1
プレートをつけっぱなしにしたい場合は、表面に取り付けてLCH-1を裏向きで使用しなければなりません。

▲アルカスイス互換プレートは表面に取り付けないとLCH-1を折りたためない
裏面には三脚ネジ取り付け部や蝶番(ちょうつがい)などの出っ張りがありますが、シリコン製シートを敷けばある程度緩和されます。
三脚や一脚の先端が細すぎると、天板を水平に保つことができない点も重要なポイントです。
全天球パノラマ撮影カメラ専用の一脚は、一脚自体が映り込まないようにするためカメラ側(一脚の先端側)が極端に細くなっている場合があります。
その場合は一脚の先端に天板を支えるだけの面積が足りず、下の写真のようにLCH-1が折れ曲がってしまうのです。

▲先端が細い一脚だとLCH-1を水平に保てない
下の画像で示した円形の部品よりも直径が大きな一脚を使わなければならないため、要注意。

▲細すぎる一脚の例(矢印が示す円形部品の周囲が折りたたまれるため、この部品より直径が太い一脚を使わなければならない)
最低でもINSTA360の自撮り棒の太さが必要です。

▲INSTA360純正自撮り棒の先端の太さなら、折れ曲がる部分を下から支えられる(LCH-1は若干曲がるものの実用上問題ない)
円形部品の直径は約12mmなので、自撮り棒や一脚を使われる場合は、直径がそれ以上の製品をお使いください。

▲折りたたむ際の部品の動き
あるいは、LCH-1は裏向きにすると180度に広がった状態を維持できるため、細い一脚しかない場合は裏向きで使うという回避策もあります。
最後に
山歩きでテーブルを使っている方は少ないと思いますが、テーブルの便利さを知ってしまうと手放せなくなります。
たとえ10cmでも食べ物を地面から浮かせることで、虫やゴミが食べ物に入り込む可能性が大きく低下します。
また、テーブルの上は平らで清潔なため箸やスプーンなどを気軽に置くことができますし、不整地に直接カップ麺を置いて倒すおそれも無くなり、食事環境の快適さが大幅に向上します。
山へ三脚(大型のものを除く)や一脚を持って行く方には、LCH-1はお勧めです。
最小限の投資で(有名メーカーのアウトドア用小型テーブルを買うより安価に)快適な食事環境を手に入れられますよ。
*1:2023年から徐々に増え始めた新型パッケージはトレイ型で、LCH-1の収納には使えません。