概要
お正月だし、山の上で豪華なお昼ご飯を楽しもうと考え、手軽に登れて展望が良い桶居山(おけすけやま)へ出かけてきました。
お昼ご飯が目的なので、距離が短くて楽なルートが良いと思い、佐土新集落北の山神社から尾根伝いに桶居山へ登り、姫路南支線1番鉄塔が立つ尾根でさっと下ることにしました。

▲本日歩いたルート(山神社から赤矢印のルートで登り、橙色のルートで姫路南支線1番鉄塔の尾根を下山)
本日の行程は、次の通りです。
- 別所中池脇の駐車場に車を置く
- 佐土新集落北端の山神社から桶居山山頂へ
- 山頂で昼食
- 姫路南支線1番鉄塔の立つ尾根で下山

▲対応する地形図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「姫路南部」「加古川」

▲カシミール3Dで作成したルートの断面図
姫路市街から駐車場へ
10:00
姫路市街の自宅を車で出発。
姫路バイパスではない方の国道2号線を東進し、播但連絡道路をくぐって300m弱のところにある「別所口西」交差点(歩道橋がある)を左折。
300mほど北へ進んだところにある「東中学校」交差点を右折した後は、道なりに東へ進んでいくと住宅街の東端から道は細くなり、左にため池を見ながら進むことになります。
住宅街の東端からおよそ300m、道の左側に駐車場があるので、そこに車を駐めました。
https://goo.gl/maps/HaqV1ZYpEW1GUtXN7
▲駐車場の位置
10:23
駐車場に到着(地図中「P」)。

▲駐車場の様子
駐車場から登山口へ
10:27
準備が整ったので出発。
別所新池の堰堤沿いの道路を北へ上がり、東中学校から舗装された農道(?)を北上すると、新池の西を通過して間もなく佐土新集落内の車道に出ます。
そのまま佐土新集落の外側を反時計回りに進んでいくと、「山神社→」と書かれた公設の案内標識に出会いました。

▲「山神社」への案内標識(公園が目印)
10:47
標識に従って右へ入り、まずは山神社で入山の御挨拶(地図中「山神社」)。

▲山神社
登山口から山頂へ
登山口は神社の境内ではなく、南側の公園の中にあります。
登り始めると体が熱くなるので、体を冷やせるようにするためここでソフトシェルを脱ぎ、上半身はTシャツとフリースだけになりました。
10:51
公園内の登山口から入山(地図中「登山口」)。

▲滑り台とぶらんこの間に登山口が見える
尾根の先端付近の斜度が緩いあたりは、道の両側に松の幼木や笹、シダがあって展望のない道が続きます。

▲序盤の様子
10:58
地形図で西へ行き止まりの破線道が分岐する辺りから斜度が強烈になりますが、路面は岩ですし、そのおかげで背の高い植物がなくなり、展望抜群の道です(地図中「行き止まり分岐」)。

▲斜度がキツイ区間は岩の斜面(稜線まで延々とこんな道が続く)
イワイワした道は私の大好物なので、楽しくて仕方ありません。
両手両足を使わないと乗り越えられないような段差もあって、アスレチック気分で楽しく登っていけました。
11:18
地形図で標高点も何もない小ピークに到着(地図中「200m+小ピーク」)。
丸っこい岩がいくつか鎮座しています。

▲200m+小ピークの様子
ここからは大展望の稜線歩き。

▲姫路南支線3番鉄塔の向こうに桶居山の山頂が見える
11:22
姫路南支線3番鉄塔の下をくぐります(地図中「姫路南支線3番鉄塔」)。
普通は鉄塔の下に十分な高さがあり歩いて通過できますが、ここは鉄骨が邪魔でその下をくぐる必要があります。

▲鉄骨が低いところにあって、文字通り鉄塔をくぐらなければならない
鉄塔から先は、山頂まで続く岩の稜線を歩くことになります。
街中にある超低山とは思えない迫力。

▲山頂まで岩尾根が続く
11:36
門柱のような2本の奇岩の間を通過(地図中「こけし岩」)。

▲門柱のような2本の岩の柱の間を通過する

▲iPhoneで3Dスキャンして大きさを計ってみました(高さはどちらも土台となる岩から上端まで約3m、岩と岩の間は約2.3m)
門柱のような岩を抜けると、山頂はもうすぐです。
山頂(昼食)
11:44
誰もいない桶居山の山頂に到着(地図中「桶居山」)。

▲桶居山山頂の様子(写っている標石は、三等三角点標石(点名:桶居山))
展望の良さは、下の全天球パノラマでご確認ください。
https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/okesukeyama20260103/index.html
▲桶居山の山頂で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2026年1月3日)
ここで頂く本日の昼食は、四国の名物料理「骨付き鳥」。
ノンアルコールビールのアテとして骨付き鳥を食べ、最後は鶏ごぼうご飯で締めるというもの。

▲本日の昼食のために用意した食材
骨付き鳥はアルミパウチに真空パックされているので、湯煎して加熱しました(ラージメスティンにギリギリ入る大きさ)。
大展望を眺めながらいただく、骨付き鳥とノンアルコールビールは絶品。
(骨付き鳥は高かったので)正月は贅沢をするいい理由づけになります。

▲本日の昼食
骨付き鳥を食べ終わると、大量の油が残ります。
その油の上に鶏ごぼう飯のおにぎりを放り込み、ほぐして油と和えていただくと、これまた最高!

▲鳥の油をまとわせた鶏ごぼうご飯も絶品

▲本日の昼食環境(椅子とテーブルで快適に食事ができました)
昼食を食べ始めて間もなく、老若男女の混合編成のグループの方々が来られました。静かでのんびりした雰囲気は無くなりましたが、私は私の時間を楽しむだけです。
下山
13:00
12:50頃に団体さんが下山されたので、最後に少しだけ静かな空気を味わってから下山開始。
登りに使った尾根と、姫路南支線2番鉄塔のある尾根は急斜面なので、安全に、なおかつ楽に下りられる尾根として姫路南支線1番鉄塔が立つ尾根を選びました。
まずは桶居山の東側の斜面を下ります。
急斜面ですが、岩がボコボコしているおかげで手がかり、足がかりはたくさんあって、高所恐怖症の人はダメだと思いますが、そうでなければ比較邸簡単に下りられます。

▲桶居山東側斜面(見上げて撮影)
斜面を下りきった鞍部は、今までと打って変わって両側が笹だらけの狭い道。
そこから東へ登り返すと、砂の浮いた広い道に出ました。

▲鞍部から登り返して見た桶居山(この角度が一番きれいだと個人的には思っています)
13:09
鞍部から登り返した先、砂の浮いた斜面からは、1番鉄塔を目指して南へ下ります(地図中「1番鉄塔尾根分岐」)。

▲砂の浮いた斜面を慎重に南へ下る
13:19
斜度が緩くなってしばらくすると、二股の分岐に出会いました(地図中「熊瀧大権現分岐」)。
地形図にも描かれている分岐で、左へ進めば尾根の先端方面へ、右へ進めば姫路南支線2番鉄塔の東にある熊瀧大権現という小さな神社付近に出ます。

▲分岐の様子(道標は無い)今回は左へ進んだ
尾根の先端方面へ進んでいくと露岩の上を歩く区間がありましたが、それはすぐに終わり、細い山道になりました。

▲少しだけ岩の上を歩く区間がある

▲すぐに道は細くなった
13:27
細い山道が再び岩の斜面に変わったと思ったら、目の前に送電塔が現れました(地図中「姫路南支線1番鉄塔」)。

▲姫路南支線1番鉄塔の直前は岩の斜面
13:29
送電塔の下を通過してすぐ、また分岐に出会います。
こちらも地形図に描かれているもので、右は西側の畑の中へ続いているようですが、左は航空写真で見ると三徳下池の畔へ出られるようです。
駐車場に近いのは左の道なので、この分岐も左へ進みました。

▲分岐の様子(右に下りると私有地に入る可能性あり。トラブル防止のため左が良さそう。)
道は地形図の破線の通り標高60m弱の地点で東へ直角に折れ曲がり、いよいよ池の畔に出ると思ったら、池の手前はちょっとした崖になっていました。
ロープや鎖はありませんから、慎重に下らないと危険です。

▲三徳下池への道の最後は崖
帰宅後に登山者向けSNSのYAMAPを見ると、13:29の分岐を右に進んだら私有地の畑に下りることになるようです。入り口が塞がれているらしく、無理に通過するとトラブルになりかねないため、最後が危険ですがこちらのルートで正解だったのかも。
13:35
崖を下りた所は車が走れそうな作業道で、それを少し下ったら三徳下池の堰堤に出ました(地図中「堰堤」)。

▲ここに出て来た
後は未舗装の農道を西へ進み、佐土新集落を囲む車道に出て南へ(来た時の道を逆に)進めば駐車場です。
14:02
駐車場に到着。
交通アクセス
- 自家用車以外では、路線バスかJRが利用できます。路線バスの場合は、姫路駅の北口を08:40に出る22系統(夕陽ケ丘行き)の神姫バスに乗ると、ダイヤ通りに運行した場合は09:07に佐土新集落南端の「佐土新」バス停に行けます。
- JRの場合は、ひめじ別所駅が最寄りです。駅から山神社までは約2km。
参考情報
- 登山口や登山道付近にお手洗いはありません。
- 登山口周辺に飲料の自動販売機はありません。
- コンビニは、車で行かれる場合は国道2号線と播但道が交差する辺りにあるセブンイレブンとローソンが利用できます。
- 今回は早く下山するために姫路南支線1番鉄塔の尾根を下りましたが、体力や時間に余裕があれば、姫二火力線の送電塔が立ち並ぶ尾根を下ると舗装道路歩きを最小限に抑えられ、駐車場のすぐ近くに下山できます。
- 桶居山の名前について、「『おけいやま』じゃないの?」と疑問に思われるかもしれません。現在の地形図には地名や山の名前にフリガナはありませんが、昔の地形図にはカナが振られていました。下の図は大正15年7月30日発行の地形図ですが、「居」のよこに「スケ」とフリガナがありますから、この記事では山の名前を「おけすけやま」としています。

▲大正時代の地形図では「居」に「スケ」とカナが振られていることから、「おけすけやま」と呼ぶのが正しいことが分かる(この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。)