概要
灼熱の日々が続いていましたが、ここ数日は比較的気温が低め。
特に今日は朝から雲が多く、エアコンを付けなくても過ごせるほどの気温だったので、「近所の低山でお昼ご飯を食べよう」と思い立ち、出かけてきました。
行き先は、姫路市街地の北西にある振袖山(蛤山)。標高125.3mの超低山です。
私が暑い時期に人里に近い低山を歩くのは、歩行距離や歩行時間が短いため熱中症になりづらく、たとえ熱中症になってもすぐ下山でき、必要な処置を受けやすいから。
中途半端に高い山に登って熱中症になっても大変ですからね。

▲蛤山という名前の由来になった蛤岩(昔々、ここから蛤の化石が出て、それを拾った人が幸せになったという伝説があり、この岩は蛤岩と呼ばれています。)
本日の行程は、次の通りです。
- 高岳神社の駐車場に車を置く
- ハイキングコースで山頂に行く
- 山頂から北ピークへ移動する
- 北ピークで昼食
- ハイキングコースを逆にたどって高岳神社に下山

▲対応する地形図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「姫路北部」

▲カシミール3Dで作成したルートの断面図
姫路市街から駐車場へ
11:30
姫路市街の自宅を車で出発。
十二所前線を西へ進み、姫路西消防署を過ぎてすぐの「今宿西」交差点を右折します。ここからは県道414号線。
県道に入ってから北へおよそ550m、ローソンの手前にある名前のない交差点(信号はある)を左折します。
左折してから250mほど走ったところ、ため池(蛤池)の直前をUターン気味に右折するとすぐ、道は左折、左斜め前、直進、右斜め前の4つに分岐します。
その中から直進の道(高岳神社の標石が建っている)に入れば、間もなく高岳神社の駐車場です。
https://goo.gl/maps/tLckuPvdNPKRrRrY8
▲駐車場の位置
11:45
駐車場に到着。

▲駐車場の様子
駐車場から山頂へ
11:49
準備が整ったので出発。
駐車場の西端の坂道を登ります。

▲駐車場の西にある坂を上った
すると、すぐに下の写真のような分岐がありました。
直進すると山頂、右へ進むと高岳神社の拝殿です。

▲山頂方面と神社への分岐(鎖は車止め)
せっかくなので拝殿で手を合わせることにしました。

▲高岳神社の拝殿
式内 旧県社 高岳神社由緒碑
祭神 応神天皇 仲哀天皇 崇道天皇 事代主命 猿田彦神 住吉大神 伊予親王 藤原夫人 宇賀魂命 市杵島姫命 水分神
由緒
当社は延喜式内の社にして国内神名帳大神二十四社の内八所明神の一なる当国第五の宮にして旧安室郷の総氏神なり(中略)境内には巨大なる岩石多く殊に社殿の背後にそびゆるもの最も怪奇なり 昔土地の人此岩上にて蛤を拾い福徳長寿の幸を得しかば名付けて蛤岩と称す 当社の宝物に蛤の化石今に伝われり 明治七年二月郷社に列し昭和七年九月県社に昇格す
(出典:高岳神社東麓の参道入口に立つ石碑)
拝殿から西の坂道に戻る途中、絵馬殿の向かいに石段がありますが、それを登ると蛤岩です(地図中「蛤岩」)。

▲絵馬殿の向かい側にある石段
11:53
蛤岩にも手を合わせ、北へ斜面を下りました。

▲蛤岩(お賽銭や日本酒が供えられていた)
蛤岩から北へ下りた所は未舗装の広場で、その先にはアスファルト舗装の急坂があります(地図中「急坂」)。
本日の山行の中でもっともきつかったのは、このアスファルトの坂かも知れません。
日陰が無く、斜度が急なため汗だくになりました。

▲急坂の様子
11:59
坂の上の御旅所に到着(地図中「御旅所」)。
汗が噴き出していたので、ここで魔法瓶の冷たいお茶を飲んで一息つきました。

▲高岳神社の御旅所
山頂へ続くハイキングコースは、御旅所の右後ろから始まっています。
ハイキングコースの序盤は、ザレた岩盤の斜面で歩きづらそうに見えますが、簡素ながら階段が設置されており、簡単に歩けました。

▲ザレた岩の斜面を登る
標高80m付近からは両側が鬱蒼と生い茂った平坦な道になり、送電塔の直前だけ東に展望が開けます。
12:06
鉄塔下の丁字路に突き当たりました(地図中「西播線3番鉄塔」)。
まずは山頂に立ち寄るつもりだったので、ここは左へ。

▲丁字路の様子
西播線3番鉄塔の下を通って少し登ると、マイクロウェーブ反射板に出会いました。
この反射板の前を通り過ぎると、間もなく振袖山(蛤山)の山頂です。

▲振袖山反射板(4m×4m、地上高4.5m)
振袖山(蛤山)山頂
12:09
あずまやのある山頂に到着(地図中「振袖山(蛤山)」。
木々が生えている北側以外は、ほぼ全方位の展望を楽しめます。

▲山頂の様子(三等三角点標石(点名:蛤山))とあずまやがある
過去にここで全天球パノラマを撮影したことがあるので、参考のために掲載します。
パノラマ画面左上のリストで「蛤山山頂 空撮パノラマ」に切り換えると、ドローンで空撮した全天球パノラマをご覧いただけます。
https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/hamaguriyama20200113/virtualtour.html
▲振袖山(蛤山)山頂で撮影した全天球パノラマ(撮影日:2020年1月13日)
大展望を楽しみながら、キンキンに冷えた魔法瓶のお茶で体を冷やしました。

▲山頂からの眺め(①桶居山、②高御位山、③姫路城、④景福寺山、⑤南山、⑥仏舎利塔、⑦小富士山、⑧仁寿山)
北ピーク
12:13
お腹が空いているので、昼食を食べようと思っている北ピークを目指して山頂を出発。
西播線3番鉄塔の奥に見えているピークを目指します。

▲鉄塔の向こうに見えているのが本日の目的地である北ピーク
上の画像を見ての通り、いったん鞍部に下りてから登り返すことになります。

▲鞍部から北ピークへ登り返す道の様子
12:20
岩だらけの北ピークに到着しました(地図中「北ピーク」)。
落石防止のため、岩の上には金網状にワイヤーが張られています。

▲北ピークの様子
こちらも山頂に負けず劣らずの大展望。
2011年撮影の古いものですが、北ピークの雰囲気を分かっていただくために全天球パノラマを掲載します。
今は当時よりも木々が生長し、展望が多少悪くなっています。
https://shimiken1206.sakura.ne.jp/panorama/hamaguriyama20111028/index.html
▲北ピークで撮影した全天球パノラマ(撮影日:2011年10月28日)
ここで頂く本日の昼食は、熱湯を入れて3分でできる「その場deパスタ(和風)」と、ホテイの焼き鳥の缶詰(たれ味)。

▲本日の昼食
時々太陽が雲間から顔を出してジリジリと焼かれるタイミングもありましたが、大半は厚い雲が太陽を隠してくれたおかげで、涼しく過ごせました。
景色をぼーっと眺めていたら、南東の変電所に立つ電波塔が気になりました。よく見ると、アンテナがこちらを向いているように見えます。
あそこから振袖山反射板に電波を当てているのかな。

▲関西電力送配電の姫路変電所に立つ電波塔(上の画像で示しているアンテナは、振袖山の反射板経由で十二所前町にある関西電力姫路支店とやり取りをするものだと思われます(間に名古山があって電波が遮られるため)。もう一つは、西蒲田の反射板経由で姫路第一発電所とのやり取りに使うものと思われます。)
下山
13:05
ゆっくりと昼食を楽しめたので、下山開始。
西播線3番鉄塔下の分岐を左に入り、高岳神社へ向かいました。
13:15
御旅所を通過(地図中「御旅所」)。
13:20
駐車場に到着。
交通アクセス
- 鉄道の場合は、最寄り駅であるJRの「播磨高岡(はりまたかおか)」駅から徒歩で高岳神社を目指してください。距離はおよそ900mです。
- 路線バスの場合は、姫路駅北口を出発して「西今宿(にしいまじゅく)」バス停を通るバスに乗車し、西今宿バス停で下車してください。バス停から高岳神社までは、およそ900mです。
参考情報
振袖山(蛤山)南東麓の姫路市立高丘中学校と変電所は、かつて陸軍の射撃場でした。
過去に詳しく調べたことがありますので、興味のある方は下のリンクからどうぞ。