職場にはガスコンロがあるので、昼ご飯に袋ラーメンを茹でて食べることがあります。
職場にある何十年も前のアルミ雪平鍋(共用)を使っていたのですが、山歩き用のクッカーで作り、調理後は自作のコジー(断熱カバー)にクッカーを入れれば丼いらずで洗い物を減らせるし、共用の鍋を使わなくて済みます。
というわけで登山用の角型クッカーを職場に持って行ったところ、ゴトクの内径とクッカー底面の寸法がギリギリ同じくらいで、置く位置を少しでも誤るとクッカーがゴトクから転落することが判明。
せっかく「山道具を日常生活でも活用できる!高価な山道具の値段の元が取れる!」と思ったのに、やはり山道具は日常生活には不向きなのかと落胆していたある日、アウトドア用品店巡りをしていたところ、角型クッカーをコンロに安全に載せられそうな商品を偶然発見しました。
それが「コンロサポーター」です。
概要
「コンロサポーター」は、一般的なガスコンロのゴトクの上に載せ、ゴトクの間隔よりも小さい調理器具を置けるようにするための製品です。
家庭用のガスコンロ、あるいはカセットガスコンロ専用で、アウトドア用のコンロでの利用は想定されていません*1。
仕様
▲コンロサポーターのパッケージ
製品名: コンロサポーター
メーカー: 4w1h(杉山金属株式会社:新潟県)
サイズ: 132mm×132mm×23mm
材質: スチール
重量: 約150g(カタログ値)
色: 黒
生産国: 日本
定価: ¥1,650(税込)
購入価格: ¥1,650(税込)
購入先: sproutzero(姫路市)
外観
シリコーン樹脂塗装された真っ黒な四角い枠で、知らずに見たら何なのかさっぱり分からないシロモノです。
▲コンロサポーターの表(この画像では分かりづらいですが、手前に突起があります。)
コンロサポーターの裏には、様々な形状のゴトクに対応出来るよう、多くの溝や切り欠きが作られています。
▲コンロサポーターの裏(表面にある突起により、奥側が持ち上がっています。)
使い方
我が家はオール電化でゴトクのあるガスコンロがないため、カセットコンロを撮影用に使用しました(職場のガスコンロ周辺は雑然としていて写したくなかったので…)。
▲カセットコンロのゴトク
ここにSOTOのミニマルクッカー角(ST-3108)を直接置くと、下の画像のようになります。
クッカーの底がすぼまっているため、ゴトクにギリギリ乗っている状態。
▲カセットコンロにミニマルクッカー角を置いた様子
簡単に滑って動くようなものではありませんが、お湯が沸騰したときの振動などで万一クッカーがずれて傾き、お湯がこぼれると大変です。
そこで登場するのが「コンロサポーター」。
▲カセットコンロにコンロサポーターを載せた様子
コンロサポーターの上にミニマルクッカー角を置くと、安定感は抜群。
これで、安心してラーメンを作れます。
▲コンロサポーターの上にミニマルクッカー角を置いた様子
コンロサポーターの表面には突起が付いていると「外観」の項に書きました。
下の画像の赤枠内がその突起です。
▲コンロサポーターの突起
これは、ホットサンドメーカーの柄を支えるためのものです。
ガスコンロの上にホットサンドメーカーを置いた場合、柄の重みでホットサンドメーカーが傾いてしまう場合があるので、それを防ぐためにこの突起が付けられているのです(4w1hブランドのホットサンドメーカー専用)。
コンロサポーターは小さな調理器具をガスコンロで使うための製品なので、ホットサンドメーカー用の突起があっても問題はありません(突起が邪魔になるような大きさのクッカーは普通にゴトクに載せられるので、コンロサポーターは必要ないのです)。
最後に
小さすぎてガスコンロに載せられない調理器具があってお困りの方には、コンロサポーターはオススメです。
私の場合、初めてコンロサポーターを使ったときは、クッカーの底面(コンロサポーターが接していた部分)にグリスのような粘着性のある物質が付着しました。
コンロサポーターを使っている内に付着するグリス状の物質は減っていきましたが、クッカー底面の跡は簡単には取れませんでした。
初めてコンロサポーターを使うときは、底面が汚れても良いクッカーを使用し、底面の汚れ具合を確認すると良いかもしれません。
*1:アウトドア用のガスストーブなどで使用すると、局所的に強い火が当たるなどして、コンロサポーターが歪む場合があるようです。