播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

アウトドア用のカッターナイフ:替刃式ブッシュクラフトナイフ BK1

事務作業の際に時々カッターナイフを使うことがあります。

切れ味は鋭いし、使わないときは刃が収納されて安全だし、価格は安いし、カッターナイフは刃物として優秀だと思っていました。

しかし、新型コロナ対策でプラダンを材料に仕切り板などを職場で自作した際、カッターナイフの刃の貧弱さを身を以て体験。

やはりカッターナイフは薄い紙を切る程度の能力しかありません(当たり前です)。

「丈夫なカッターナイフってあるのかな?」とふと気になり検索したところ、カッターナイフで有名な「オルファ」が販売しているアウトドア用のカッターナイフを発見。

事務用のカッターナイフを探していたのに、アウトドア用のに出会ってしまうとは。
これも運命と思い、価格もお手頃なので買ってしまいました。

概要

事務用の大型カッターナイフやクラフトナイフは、ネジを閉めて刃を固定する仕組みになっています。

今回紹介する「替刃式ブッシュクラフトナイフ BK1」は、まさにそんな仕組みで刃を出し入れする、小型軽量のナイフです。

カッターナイフのように刃を簡単に交換できるのが利点。
替刃は1本¥660(税込)です。

仕様

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▲替刃式ブッシュクラフトナイフ BK1のパッケージ

製品名: 替刃式ブッシュクラフトナイフ BK1
品番: OW-BK1-OD
メーカー: オルファ株式会社(大阪府)
重量: 約52g(提げヒモを含む実測値)
カラーバリエーション: オリーブドラブ、サンドベージュの2色展開
生産国: 日本
定価: ¥1,430(税込)
購入価格: ¥1,430(税込)
購入先: Heimat berg(ハイマートベルク)(兵庫県加古川市)
備考: この記事で使用しているのは、オリーブドラブの製品です。

外観

見た目はオルファのクラフトナイフを厳つくしたような雰囲気です。
ナイフの持ち手に書かれた「MADE IN JAPAN」の文字が誇らしげ。

パッケージにはナイフ本体と提げヒモが入っています。

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▲パッケージ内容

裏面はマーキングもネジも何もありません。

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▲ナイフ裏面

刃は、先端側の4cmほどが直線的な刃になっており、持ち手に近い部分には複雑な形状の凹みや突起が付いています。

大きな凹みはガス缶を廃棄するときにガス抜き用、小さな凹みは波刃として使います。

大きな凹みは、一部のクッカーに見られるベイルハンドル*1を引っ掛ける時にも使えます。
直接ベイルハンドルを触ると熱い時に、クッカー等を安全に持ち上げられるわけです。

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▲刃の形状(先端から直線、波刃、ガス抜き)

刃はステンレス製(SUS420J2)で厚みが1.2mmあるので、普通のカッターナイフの刃よりずっと頑丈です。

それでも、一般的なナイフと比べれば貧弱。

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▲刃の大きさ(手とのサイズ比較)

使い方

まずは、付属の提げヒモを持ち手のお尻側に通して結びます。
使用時に提げヒモに手首を通しておけば落とす心配がありませんし、アウトドアで持ち運ぶ際は提げヒモをカラビナなどに引っ掛けておくことで、紛失防止になります。

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▲提げヒモを通した状態

使い方は一般的な大型カッターナイフと同じで、ダイヤルを緩めて刃を出し入れし、刃を固定したい位置でダイヤルを締めるだけです。

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▲刃を出した状態

刃の交換は簡単で、刃を固定するためのダイヤルを緩めて取り外すだけ。

ダイヤルの反対側にはボルト、ダイヤルの下には樹脂製のワッシャーがあるので、(特に屋外で刃を交換する際は)それらを落として紛失しないように注意してください。

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▲刃を取り外した様子(ダイヤルとボルトの間に透明な樹脂製ワッシャーも写っている)

最後に

「替刃式ブッシュクラフトナイフ BK1」は、製品名の通り刃が交換可能です。

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▲替刃(品番:OWB-BK1)¥660

つまり、一般的なナイフだと使い方を誤って刃を傷めたときに研ぎに出す(あるいは自分で研ぐ)必要があるのに対し、BK1は、刃を交換すれば切れ味が新品の状態に戻ります。

そのため、刃こぼれを気にせず遠慮無く使えるのです。

私の場合は、レトルト食品や自宅で真空パックした食品の袋を開封したり、カップ入り固形燃料を着火しやすくするためにフイルムを切って取り除いたり、固形燃料を分割したり、割り箸を割るのに失敗してささくれ立った時、ささくれを削り取るといった軽作業にしか使いません(というより、軽作業にしか使えません)。

刃に大した負荷はかからないと思いますが、刃物の刃は思いがけないときに欠けてしまうことがあるので、刃を安価に交換できる点は、安心感につながります。

なにより、普通のカッターナイフに近い感覚で使えるので、使いやすいです。
「ナイフを買うのは大げさだけど、刃物は欲しいな」という方に最適。

私は山歩きの際、火種など「忘れると困る物」だけを詰め込んだ小さなポーチを持って行きますが、このナイフはその中に居場所を獲得しました。

長所

  • ダイヤル式カッターナイフと同じ構造なので、好きな長さで刃を固定できる。
  • 汚れたら分解して洗える。
  • 切れ味が落ちたり、刃が傷んだら刃を交換するだけで新品の性能に戻る。

短所

  • まともなナイフに比べると、強度は劣る(細かい作業専用)。
  • 持ち運んでいる時などにネジが緩むことがある。

*1:バケツの取っ手や、ランタンの上部にある金属ワイヤーのような持ち手を「ベイルハンドル」と呼びます。