ある日、暇つぶしにアウトドアショップへ出かけたところ、商品棚にぶら下がっているスポーク*1に目が釘付けになりました。
(私の個人的な感覚では)メチャクチャ格好いいのです。
使いやすいかどうかはともかく、一目惚れして購入したのが今回紹介するスポーク「Tスプーン」です。
概要
メスティンやアルコールストーブで有名なTrangia社が製造したスポークです。
同社のポットリフターのデザインをまねたイカツイ形状がたまりません。
▲ストームクッカーSで作ったチャーハンをTスプーンで食べる様子
仕様
▲Tスプーンのパッケージ
製品名: Tスプーン(T-SPOON)
メーカー: Trangia AB(スウェーデン)
輸入販売元: イワタニ・プリムス株式会社
材質: ポリアミド(70%植物由来)
寸法: 全長16cm(カタログ値)
重量: 15g(カタログ値)
耐熱温度: セ氏120度
耐冷温度: セ氏-20度
生産国: スウェーデン
定価: ¥990(税込)
購入価格: ¥990(税込)
購入先: ハイキングサポート アドスポーツ(兵庫県姫路市)
外観・性能
全体的な外観は一般的なアウトドア用のスポークなのですが、細部はTrangiaのアルミハンドル(ポットリフター)を思わせるようなデザイン。
▲TスプーンとTrangiaアルミハンドル
▲Tスプーンの表面
▲Tスプーンの裏面
裏面の画像を見ていただいて分かるとおり、柄の縁がリブになっているため曲げに対する強さが一般的なスポークより優れています。
この強度の高さは、クッカーにこびりついた汚れや焦げをスポークでガリガリ擦って落とす私にとっては有り難いです。
一般的なLIGHT MY FIREのスポークだと、焦げ付きの硬さに負けてグニョっと曲がり「危ない危ない、もうちょっとで折れるところだった」となります。
その点、Tスプーンはそういった貧弱さがみじんも感じられないですし、実際恐ろしく頑丈なので、安心して使えます。
大きさは長すぎず短すぎず、トランギアのレギュラーサイズのメスティンに問題なく収まります。
専門の業者さんに内部をテフロン加工、外側をセラミック加工してもらった私のメスティンには、色合いもぴったり。
▲メスティンに入れた様子
Trangiaが作ったTスプーンだからメスティンに収まるというわけではなく、一般的なスポークもメスティンには収まります。
▲他社製のスポークとのサイズ比較(上から「ゴーバイト DUO」、LIGHT MY FIREの「スポーク」、Trangiaの「Tスプーン」)
最後に
耐久性の高さは素晴らしいですが、それ以外はこれといった長所がなく「見た目だけ」の製品かも知れません。
しかし、趣味の道具はそれも大事だと思います。
そうそう、私のLIGHT MY FIREのスポークは、使用中に「ピシッ」という派手な音を立てて折れましたから、この種の製品でも耐久性は大切です。
長所
- 見た目がかっこいい(個人的な感想です)。
- 柄がリブで強化されていて頑丈。
短所
- デザインのために開けられた穴に汚れが溜まる(しかも取りづらい)。
- カレーを食べるのに使うと、スプーンが黄ばむ。しかも、普通に洗っても落ちない。
*1:スプーン(spoon)とフォーク(fork)の両方の役割を果たせる道具を、スポーク(spork)と呼びます。先割れスプーンも、英語では「spork」です。