播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。2019年5月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。

山でホットケーキが作れる!:もみもみホットケーキミックス

私はお酒を飲みますが、甘い物も大好物。
山歩きの際に行動食として羊羹(ようかん)を食べたり、食後にデザートとしてお菓子を食べることもよくあります。

そんな私には、「山の上でホットケーキを焼いて食べる」という密かな夢がありました。

しかし、ホットケーキを焼くには普段山へ持っていかないような道具類を色々と持っていく必要がありますし、後片付けも大変そう。

家では簡単にできることですが、山の上でホットケーキを焼くのは難しい。

ところが、私のささやかな夢を実現してくれる「ホットケーキの素」が発売されました。

それも、有名な森永製菓から。美味しくないはずがありません。

概要

「もみもみホットケーキミックス」は、注ぎ口がついたジッパー付きナイロン袋に、ホットケーキミックスが入った製品です。

ジッパー付きナイロン袋に牛乳と卵を入れてジッパーを閉じ、袋のまま手で揉んで材料を混ぜ合わせてから、袋の注ぎ口を切り落としてフライパンにホットケーキ生地を絞り出すと、美味しいホットケーキが焼けるというもの。

材料を混ぜ合わせる作業を商品パッケージの中で行えるので、使う道具や洗い物を最小限に抑えられるのが魅力。

仕様

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▲もみもみホットケーキミックスのパッケージ(表面)

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▲もみもみホットケーキミックスのパッケージ(裏面は一部が透明になっていて中が見える)

商品名: もみもみホットケーキミックス
名称: ホットケーキミックス
販売者: 森永製菓株式会社(東京都)
内容量: 120g
原材料名: 小麦粉、砂糖、ぶどう糖、粉末油脂、とうもろこしでん粉、食塩/ベーキングパウダー、乳化剤(大豆由来)、香料、カゼインNa(乳由来)
原材料に含まれるアレルギー物質(27品目中): 小麦・乳・大豆
保存方法: 直射日光・高温・多湿・においの強いもののそばを避けて保存してください
栄養成分: 【ミックス100g当たり】エネルギー 375kcal、たんぱく質 7.5g、脂質 2.5g、炭水化物 80.7g、食塩相当量 1.4g 【できあがり1枚当たり※】エネルギー 286kcal、たんぱく質 8.9g、脂質 5.5g、炭水化物 50.2g、食塩相当量 0.9g
※ミックス120gで2枚焼く場合(卵Mサイズ・乳脂肪分3.8%牛乳使用)
購入価格: 151円(税込)
購入先: Amazon.co.jp

用意する材料

パッケージに書かれている必要な材料(2枚分)は、次の通りです。

  • もみもみホットケーキミックス…1袋(120g)
  • 牛乳(または水)…70ml(袋の目盛り線を使うので、計量カップは不要)
  • 卵(MまたはLサイズ)…1個

※卵を使わない場合は、牛乳を90mlにする。

調理手順は、メーカーである森永製菓がYoutubeに載せている動画を見ていただくのが一番分かりやすいです。


もみもみホットケーキの作り方

私が山でホットケーキを焼くときは、小型のフライパンに加えて以下の道具類と食材を持っていきます。

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▲山でホットケーキを食べる時に持っていくフライパン*1

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▲ホットケーキを焼くための道具類と食材(箸とティッシュは、フライパンに油を塗り広げるのに使う)

フライパンを冷ますために、布巾とそれを濡らすための水も必要。

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▲布巾と水

細かいですが他にハサミかナイフ(注ぎ口は手で切れない)、調理後のフライパンやフライ返しを拭くためのペーパータオルや、ジッパー付きのナイロン袋(使用後のパッケージから残った生地が漏れ出すので、密封できる袋をゴミ袋にする必要がある)も用意してください。

焼き上がったホットケーキを食べるためのお皿もあった方が便利です。

フライパンから直接食べる場合、食べ終わるまで次のホットケーキを焼けませんが、お皿があればホットケーキをお皿に移して食べている間に、フライパンで次のホットケーキを焼けます。

調理方法

  1. まずは「もみもみホットケーキミックス」のパッケージを開封するのですが、これを失敗すると後が大変です。パッケージの指示通りに開封してください。f:id:dfm92431:20201123171054j:plain▲開封時はパッケージの表面から「T」字型のつまみを右へ引く

    f:id:dfm92431:20201123171157j:plain▲開封のしかたを間違えると後で大変なことになるので、裏面から開けないように目立つ注意書きがある

  2. 用意しておいた水または牛乳と生卵をパッケージ内に投入します。f:id:dfm92431:20201123171237j:plain▲パッケージ内に水と生卵を投入した様子

  3. パッケージ上部のジッパーをしっかりと閉じ、パッケージを手でしっかりと揉んで材料を混ぜ合わせます。パッケージを開封するとき、開け方を間違えるとジッパーが破損し、この作業の時に粉や生地がパッケージ上部から噴き出してしまいます。f:id:dfm92431:20201123171331j:plain▲パッケージの中でホットケーキの生地が出来上がった

  4. パッケージの「注ぎ口」をハサミかナイフで切ります。f:id:dfm92431:20201123171359j:plain▲注ぎ口(開けるにはハサミ、あるいはナイフが必要)

  5. 油を引いたフライパンを火にかけ、少し温めてから濡れ布巾に載せて冷まします。f:id:dfm92431:20201123171422j:plain▲温めたフライパンは、濡れ布巾に載せて適温まで冷ます

  6. 注ぎ口からホットケーキの生地を適量フライパンに落とし、好みに合わせて焼いてください。f:id:dfm92431:20201123171446j:plain▲フライパンにホットケーキの生地を入れた様子

  7. 2枚目以降を焼くときは、その都度フライパンに油を塗り直してください。ホットケーキがフライパンにこびりついて面倒なことになります。

別途お皿を用意している場合は、ホットケーキをお皿に移して食べている間に、次のホットケーキを焼くことができます。

長所

  • 山の上で焼きたてのホットケーキが食べられる!これが最高。
  • パッケージ1つで作れるホットケーキの量が、一人分として最適。

短所

  • 山歩きで疲れているときは頭が回らず、パッケージの開け方を間違えて地獄絵図になることがある*2
  • 揉み方にコツが必要。時間をかけて揉んでも、うまく生地が混ざっていないことがある。
  • 使用後のパッケージは、バックパックの中に入れておくと残った生地が注ぎ口からあふれ出す。ゴミ袋として、しっかり密封できるジッパー付きナイロン袋が必要。

最後に

道具の準備が最小限で、後片付けも楽。
生地がべっとり付いたボウルや泡立て器を洗うのは面倒ですからね。

ただ、私は料理の経験が皆無なので、ホットケーキを焼くのに適した温度にフライパンを温めるというのが難しい。

ホットケーキを上手に焼くためにはフライパンの温度を適正に保つことが大事なので、料理の経験が無い私のような人は、非接触型の温度計(安価なものなら千円台)を用意し、フライパンの温度を測ってから焼くと良いでしょう。

フライパンの温度は、160度がベストなようです。

*1:私はUNIFLAMEの「ちびパン」を使っています。

*2:開け方を間違えると袋のジッパー部分が破損します。その結果パッケージを揉むと粉が吹き出し、注ぎ口から生地をフライパンに落とすときはパッケージ上部からも生地が漏れ出し、パッケージや手が粉まみれ、生地でベトベトになります。